気まずいムードに後悔!?映画デートを避けるべき理由3つ

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昔も今も、映画はデートコースの定番…という思い込みがありませんか?付き合いが長く、お互いをよく分かっているカップルならいいでしょう。だけど、付き合う前や付き合い始めのデートで映画を見に行くと、デートが失敗に終わってしまう可能性が高いのです。失敗例から、その3つの理由についてお伝えします!

こんなことも分からないの?彼の理解力のなさに幻滅

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映画は、その人の経験や文化度、理解力によってかなり受け取り方が変わってくるものです。その違いが、デートを失敗に終わらせてしまうことも…。

「わけわかんない」にムカッ!映画好きの女子が陥りがちな失敗

自分から積極的に映画デートに誘うような女子は、もともと映画が好きなのだと思います。

趣味をきかれたら映画鑑賞と答える。洋画邦画問わず幅広く観ていて、メジャーなハリウッド映画や話題作に限らず、ミニシアター系の映画館にもよく足を運ぶ。世界各国に、好きな映画監督がいる。有名無名問わず、とにかくいい映画に出会いたい!

そんな女子は、デートで好きな人と映画を見に行って、意欲的なストーリーや俳優の素晴らしい演技、目をみはる美術やスタイリッシュなセリフについて語り合いたい!と意気込むかもしれません。

だけど、彼が自分と同じ「映画リテラシー」を持っているとは限りません。映画好きが名作だと思う作品のなかには、映画をたくさん観ているからこそ、その素晴らしさを理解することができるというものも珍しくないのです。

だから、もしも一緒に映画を見に行った彼が自分と同じ下地を持ち合わせていない場合は、いくら自分が「素晴らしかった!」と感動しても、彼と全くかみ合わないという事態になってしまうのです。

「名作だったね!」と共感を呼びかけたのに、「え?なんかわけわかんない映画だった」とか、「意味不明でつまんなかった」とか返された日には、映画好きは愕然とするか、ムカっとしてしまいます。

そこで、「あの深遠なテーマは…」とか、「ラストシーンが象徴している愛の形は…」などと、どうにか理解させようと力説するも、それでもポカーンとされたりすると、苛立ちのあまり彼に対する好意すら薄れていく可能性もあります。

それを感じ取った彼もムっとしてしまいます。自分にとって面白くない映画に時間とお金を使ったあげく、「なんでわかんないの」みたいな態度を取られてはたまったものではありません。

そうして、せっかくのデートが気まずく終わってしまうのです。

字幕に、女心、キューバの位置…わからない彼に幻滅

その人の知識や感受性が、理解のカギになる映画というもの。それによって、相手の無知さかげんが浮き彫りになってしまうという事態もありえます。

筆者は、「洋画は吹き替えじゃないと観ない」という男性に会ったときにカルチャーショックを受けました。吹き替えだと、俳優の本当の声もわからないから声に込めた演技も理解できないし、その国の言葉のリズムやひびきも含めて映画だと思うからです。

なぜ吹き替えしか見ないのか。理由をたずねると彼は、「だって、字幕だと早すぎてついていけないから。読めない漢字があったらわかんないし」。

この彼と映画を見に行った彼女は、「なにこいつ、バカ?」と思って幻滅しないのでしょうか?とても気になりました。

ある女子は、「初恋の来た道」という映画を彼氏と観たときに、ひいてしまったといいます。ある中国の貧しい農村で、赴任してきた学校の先生に一目ぼれした少女が、雨の日も吹雪の日も、彼に会いたい一心でお弁当を届ける。初めて恋をした少女の一途さが胸を打つ作品です。

ところが、映画を観て号泣した彼女に対して、彼は「どこに泣くところがあった?ストーカーの話じゃないの?」と一言。お前…あの純粋な少女に対してストーカー呼ばわりかよ!愕然を通りこして、怒りがこみ上げてきた彼女。彼の女心のわからなさ、無粋さに幻滅してしまったといいます。

またある女子は、キューバを舞台にアメリカのスパイが暗躍するサスペンス映画を彼氏と見に行ったところ、映画のあとの彼の一言が、「で、キューバってどこだっけ」。

娯楽映画でも、ものによっては歴史や政治や地理など、基礎的な背景を理解している必要があります。それゆえ、自分の思わぬ無知さが判明して、やべー!と思うこともあります。だけど、キューバがどこかわからないって、そこからかよ!と彼女は叫びたくなりました。

そんなふうに、相手の知的レベルや理解力、感性のなさに幻滅してしまう恐れがある映画をデートに選ぶと、気まずく終わってしまう可能性大です。

だけど、それを事前に分かることができないのが、映画デートのやっかいなところです。運任せというか、出たとこ勝負になってしまうのです。


彼の趣味を理解するはずが…苦痛に満ちた2時間の修行

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二人ともが観たい!という意見が一致するものがあればいいのですが、たいていはどちらかの提案に片方が乗る形で映画のチョイスがなされます。そこにはらむ危険とは?

映画館は、早送りボタンが押せない…仕事よりキツい2時間

付き合うに至る前、もしくは付き合いはじめたばかりだと、トキメキまっさかり、もう彼のことが好きでたまらない状態だと思います。

シラフだと、「どうなんだろう…」と思うような彼の言動も、脳内でピンクのフィルターがかかるのでぼやっと好ましく見え、もっと彼のことを知りたいと思う時期ではないでしょうか。

そんな時に犯しがちな失敗が、彼の趣味に合わせようとしてしまうこと。デートで映画に行こうとなった時も、もし彼が「絶対これが観たい!」「こういう映画が好き!」と言えば、それに合わせて一緒に観ることになるでしょう。

筆者の学生時代のことです。バイト先で、気になる先輩がいました。彼の姿を見るたびに心のなかでキャー!と色めきたち、いつも話すチャンスをうかがっていました。

そんなある日、彼と休憩室で一緒になり、映画が好きだという話になりました。好きな映画はDVDで買うという彼に、「今度おすすめのDVD貸してくださいよ」とお願いしました。もちろん、仲良くなりたいという下心を持って。

ところが、彼が貸してくれたDVDは、「自分なら絶対に観ない。むしろ1800円もらっても観ない」と思う類の、バカっぽいアクション映画でした。どうしよう。借りたからには観るしかない。仕方なく再生ボタンを押したものの、途中で観る気を喪失。

早送りボタンを押しまくり、要所要所だけ観て、どうにか話を合わせられるように頑張りました。

その後、二人で出かけることになって、行き先は映画館。嫌な予感の通り、彼が観たいと言ったのは、同じジャンルのバカアクションでした。だけど私は、彼に気に入られたいがために一緒にそれを観ることに同意してしまったのでした。

映画が始まったとたん、心の底から後悔。早送りボタンを押せないことを呪いました。寝てしまったら彼に申し訳ないという気持ちが働いて、意識を失うわけにもいかず、ひたすら耐えました。爆音がひっきりなしに響くので、他の考え事をするわけにもいきません。正直、仕事よりキツかったです。

終わったあとには疲れきっていて、デートを楽しむ余裕なんて1ミリもありませんでした。

その夜は金縛りに?!初デートでホラー映画

Nさんは、あるサークルで親しく話すようになった男性とメールのやりとりをしているうちに、映画に誘われました。彼のことは気になっていたので、喜んで承諾。映画のチョイスも彼に任せるがままにしていると、提案されたのはホラー映画でした。

「初めて一緒に出かけるのにホラー映画って」と少し思いましたが、自分の好みの映画を提案して嫌がられたら…という懸念もあり、まあ今回は様子見ということで、「ホラー映画って映画館で観るの初めてです!迫力ありそう☆」と調子を合わせたメールで、ノリの良さをアピール。

本当はホラー映画なんて一切興味もないし、というかまともに観たこともないし、むしろ嫌いかも。そんなNさんでしたが、いやいや、自分のふだん選ばない映画を観ることで世界が広がるかもしれない、もしかして面白いかも、何事も新しいことに挑戦あるのみ、と自分に言い聞かせて当日を迎えました。

だけど映画を観ている最中、「…どうして私はここにいるんだろう」と何度も自問することに。慣れないホラー映画に緊張して力が入りすぎたのか、ものすごく肩が凝り、神経が磨り減ってくたくたになってしまいました。

しかも追い討ちをかけるかのように、終わったあと、映画館のロビーで休憩していたら、彼が「実は俺、霊感があって、夜中に走り回る子供の足音が聞こえたりするんだ」というカミングアウトなのか何なのか分からない話をしてきたのです。

その夜、Nさんは金縛りにあったように、背中と肩を押さえつけられるような感覚をおぼえ、息苦しくて眠れませんでした。ただの肩こりだったみたいですが。

このように、他のことなら彼の趣味に合わせても楽しむ余地がありますが、映画だとあまりに趣味が合わないものを観せられた場合、苦痛にしかならないのです。

ポスターに騙された!?予想外の内容に最悪のムード

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映画を観にいって、「予想してた内容と全然違う!」と思ったこと、ありませんか?それが悪い意味で違っていたら、デートも気まずい結末を迎えてしまいます…。

タイトルと裏腹に、デートは失速

Aさんが、付き合いはじめの彼氏と『疾走』という映画を観にいったときのエピソードです。Aさんは、あまり下調べをせずにチョイスをしました。わかっていた事前情報は、重松清の原作であることと、少年の成長ものであることと、トヨエツが出ていることだけでした。

だけど、そのキーワードだけで、さわやかな青春ものに違いないと思い込んでしまったのです。一冊だけ読んだ重松清の小説が、後味のさわやかな話だったというイメージがあったのです。彼氏も、特に予備知識を持たず、誘われるままにやって来ました。

ところがその映画の内容は、これでもかというくらいヘビーな題材が詰まったものでした。『疾走』というくらいだから、勢いのある青春物語かと思ったのに、主人公はまるで牢獄に閉じ込められて身動きが取れないような重い設定のなかに放り込まれていました。

人はいっぱい死ぬし、お兄ちゃんは気が狂うし、トヨエツは怪しい神父役だったし…どう考えてもこれはデート向きの映画じゃなかったと、観ている最中もそればっかり考えて後悔してしまい、内容に集中できなかったAさん。

映画のあと、二人はカフェでお茶をしたのですが、映画の重苦しい余韻が残ってしまって会話が全くはずみません。「ごめん。あんな映画選んで」とAさんは何度も謝り、「いやいいよ、えーっと」と彼氏はなんとか、その映画を観て良かったと言う理由を探そうとするのですが見つからず、気まずく沈黙。

微妙な雰囲気のまま、家に帰る時間になってしまったのでした。

デートも迷宮入り?!ダークすぎるファンタジー

Uさんが付き合い始めの彼氏と観て後悔した映画は、『パンズラビリンス』でした。スペインの鬼才、デル・トロによるダークファンタジー映画です。

Uさんは、下調べをして、「これ観たい!」とはりきって彼氏を誘い、映画館に赴きました。スペインの内戦時代に、少女が地下にある迷路の世界に迷い込み、パン(山羊神)に出会うというストーリーに、ゴシック調のおしゃれなポスターにはかわいい少女。

きっと素敵なファンタジーなのだろうと、期待をふくらませていました。「ダークファンタジー」という触れ込みでしたが、ダークといってもティム・バートンのような感じを想像していたのです。チャーリーのチョコレート工場や、ナイトメアビフォアクリスマスのようなイメージです。

ところが、映画の内容はスペインの内戦時代の悲惨な実情を克明に描いたものでした。シャレにならない、本気ダークです。主人公の少女の家族が、兵士に無残な殺され方をしたシーンで、さすがのUさんも雲行きの怪しさに気づきました。

迷宮世界に登場する生き物たちは、どちらかというとホラー寄りの気持ち悪さで、登場するたびに心臓が縮み上がります。パン(山羊神)が、少女に「怖がらなくてもいいんだよ」というセリフでUさんは、「いや、怖いやろ!!」と内心強くつっこみました。

きわめつけは、ラストシーン。なんと最後に主人公の少女が、撃たれて死んでしまったのです。これにはものすごくショックを受けました。現実の世界で死ぬことで、少女は地下の迷宮世界の住人になった…ということを示唆する終わり方だったのですが、後味が悪いことに変わりはありません。

映画館を出たあと、Uさんも彼氏もものすごく落ち込んでいました。どうしても立ち直れなかった二人は、口直しに、絶対にハッピーエンドだと確信できる映画をもう一本観ることにしたのです。

幸い、二つ目の映画は気分が明るくなるものでしたが、続けて映画二本立てをした二人はそれだけで疲れてしまい、その日のデートはそこでお開きになったのです。

このように、ポスターのイメージだけで選んでも失敗するし、ちゃんと下調べをしても「やられた…!」と思うことも多い映画選び。1人で観たなら失敗しても仕方ないと思えますが、二人の時間をそれに費やしてしまった時の後悔は、苦いものです。

1人で観るのが一番?!映画デートは、ハードルが高い

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デートで映画を観たことがある方、思い当たるところがどこかあったのではないでしょうか?付き合い始めや、付き合う前に映画デートをおすすめしないのは、一言で言えば、共有のハードルが高いからです。

デートの目的や醍醐味は、ふたりで色んなことを共有することですよね?美味しいとか、楽しいとか、綺麗とか。だけど、同じ映画を観て何かを共有するのは、かなり難しいと言えます。

知識の量や質、経験、感性、価値観。かなり細かいところが似通っている必要があるからです。フタを開けてみないと、本当はどういう内容なのか予想が難しいところも、まだ遠慮し合っている関係の二人にはおすすめできない理由のひとつです。

とりあえず映画は1人で観にいくことにして、もしくはもっと付き合いが進んでからのデートに取っておくのがリスクが少なくていいのではないでしょうか?