彼氏の友だちを好きになったら…”開き直りと思い切り”が鍵

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付き合いたての頃は二人きりでご飯を食べに行ったり、どこかへ出掛けたりするのが多い恋人同士も、交際期間が長くなってくると、お互いの友だちを紹介し合って交流を広げたり、グループでBBQをしたり、旅行に行く機会も増えてくるもの。

そんなとき、彼の友だちから受け入れてもらえなかったり、気が合わなかったりしたら憂鬱ですが、でもそれ以上に困るのが、彼の友だちが想像以上に好印象で魅力的だったときです。

彼氏の友だちということは、彼にとって大事な人。自分の彼女がマイナスの感情を抱くより、プラスの感情を抱いて親しくなってくれたほうが、彼だってきっとうれしいはず…なんですけどね。

プラスの感情もある一定のラインを超えてしまうと、なにやら不穏な予感と、そこはかとない後ろめたさを連れてきてしまうのが、”彼氏の友だち”。

・内心とは裏腹に「ステキな人だね」と気軽に褒めることができない
・友だちと別れたあとも、なんだか頭から離れてくれない
・彼女はいるのか、いるとしたらどんな女性なのかを想像してしまう
・次に会えるのはいつだろう?と心待ちにしてしまう

こんな現象がいくつも重なってしまったら、一体どうしたらいいんでしょうか。

あなたが”軽い”とは限らない

恋人がいるのに、他の人が気になってしまう。しかもそれが彼の友人なんて、私って節操がないの?と自問自答に苦しむ人もいるでしょう。

でも、恋人がいるにも関わらず他の異性も同時に意識してしまうのは、誰にでも起こりうること。あなたが他の人に比べて”軽い女だから”ではありません。

一途に一人の男性を想い続ける昭和女性の鑑のような人でも、長い交際歴の中で、一度や二度は心がぐらついたり、自分の恋人ではない男性を見て、「もしも私がこの男性の恋人だったなら…」と想像を巡らせることもあるのが普通です。

”軽い女”というのは、自分の興味や願望の赴くままに、軽々しい言動を実践してしまう人のことを指します。今そうしてあなたが思い悩み、自分の良心に問い続けていることは、決して軽々しさの表れなどではありません。

人間は刺激を求めて生きる

数あるポテトチップスの中で、あなたは何味が好きですか?うすしおですか?のりしおですか?それともコンソメ?

ポテトチップスといったら絶対コレ!とイチオシの味があっても、ふとした拍子に、いつもの慣れ親しんだ袋ではなく、他の味に手が伸びてしまうこと、ありません?特に新発売だったり、地域限定なんて文字が踊っていると、大抵の人は興味が湧くものです。

だからといって別に1位の座を譲り渡すつもりはなくて、ただ単純に知らないものを知ってみたいという好奇心だったり、たまには違う刺激がほしいという冒険心が、その正体。

スナックの味に限らず、ランチに行くレストランや手にとる本のジャンルなども、いつもなら無視するか気づきもしない他の選択肢に、不意に目がいくことがあるんです。

人間関係も同様で、どんなに大好きな親友がいたって、その子にはない趣味を持っている人と知り合えば、一緒に出掛けてみたくなったり、いろんな話を重ねて、友だちになりたいと思ったりすることもあるでしょう。

彼の友だちが気になって、惹かれる気持ちが芽生えている今のあなたも、それと似た状況にいるのかもしれません。

”彼の友だち”の特別性

その新鮮さや刺激を求める気持ちに加え、恋人の友だちがただの異性ではなく、あなたが信頼を置いている人が信頼を置いている人だったから、というのも大きな理由のひとつだと思います。

事前情報をなにも持たない見ず知らずの人と初めて会うとき、社交的な人でも実はちゃんと相手との距離を計っているものです。でももしそれが母親の恩師だとか、お姉ちゃんの恋人などの肩書きがあらかじめついている人が相手だと、割とすぐに打ち解けられますよね。

自分は初対面でも、自分がよく知る人が保証している人だからです。まさに”お墨付き”というやつです。

彼の友だちもあなたにとっては”お墨付き”の人。だからこそすぐに安心して、あなたもびっくりするぐらい、一気に距離が縮んだのかもしれません。

選択肢は二つに一つ

さて、あなたが彼の友達に惹かれた理由はさておき、ご自分の中に芽生えた違和感に充分戸惑ったあとは、少し冷静になって、これからのことを考えてみましょう。

おわかりだと思いますが、あなたが選べる選択肢は、基本的に2つです。彼の友だちに惹かれてしまう気持ちをうまく封印するか、彼と別れてでも新しい引力に身を任せてみるか。

例外として、『彼と付き合いつつ、その友だちとの進展も狙う』や、『彼ともその友だちともバッサリ縁を切る』という選択肢もなくはないんですが、個人的にはどちらもおすすめはしたくありません。

二股の行き着く先は大抵が泥沼ですし、おそらくこれを真剣に読んでくださっている方なら、その道を選んでもきっと気持ちは晴れません。そして後者は一見、潔くてかっこいいように思えますが、そこまで自分にシビアに生きなくてもいいと思うので。

今回は、”彼を選ぶのか、それとも彼の友だちを選ぶのか”というシンプルな二者択一で、話を続けますね。

今の恋人と一緒にいたい人へ

自分の本音を問い続けた結果、彼の友だちに惹かれているのは事実でも、それでも今の恋人と一緒にいたいと強く願う気持ちがあるなら、それが答えだと思います。

先ほどポテトチップスの例えを出しましたが、恋人以外の異性に興味や好奇心が湧くのは、ごくごく自然なことです。これは慰めでもごまかしでもなく、私のカウンセラーとしての本音です。

誠実な人というのは、不誠実なことを考えない人のことではなく、不誠実なことを”しない”人のことを指すのです。

大事なことなので、繰り返します。つまり、不誠実な発想をいくら考えたとしても、行動に移さなければその人は充分に誠実、ということです。

恋人がいても、テレビドラマの主人公の俳優にキュンキュンしたり、夢に見たりすることがありますよね。ライブに足を運んだり、握手会に胸を躍らせたりもしても、そこまでの罪悪感は生じないでしょう。

今回はその相手がたまたま、彼の友だちだっただけ。その人が自分と彼の身近に実在する人で、手を伸ばそうと思えば届きそうなところにいる人だっただけ。ただ、それだけのことです。

あなたの本心は、まだちゃんとあなたの恋人に向いているのだと思います。そして、彼との関係を失いたくないという願いは、まだまだ叶えられる場所にいます。

極力会わないのがベスト

もしまた彼の友だちに会ってしまったら、迷いが強くなりそうだと不安に思うのなら、会う機会を上手に回避していきましょう。誘われるたびに断るのは気が引けるでしょうから、たまには快諾した上で、当日具合が悪くなるのだってアリです。

自分のそういう選択を、敵前逃亡の弱さのように捉えないことが大事。これは戦争じゃありませんし、あなたも兵士ではありません。回避できるリスクは回避するのが、どう考えたって賢明です。

”君子、危うきに近寄らず”。逃げるのではなく、安全を選ぶのです。

無理に嫌いになろうとしない

でも万が一、どうしても会わなければいけない状況が巡ってきてしまったら、そのときは変に避けたり、距離を置こうとしたり、または嫌いなところを無理に探そうとしたりしないほうがいいです。

見ちゃダメと言われると見たくなったり、知られたくなさそうなものほど気になるのと同じで、その場にその人がいるにも関わらず、無理に違う方向を向こうとすると、視界の外に消えた存在ばかり意識してしまいます。

なので、少々荒療治ですが、あえて観察することをオススメします。この人のいいところはどこかなあ、と分析してみるのです。外見が男らしいところなのか、気配り上手なところなのか、それともよく笑うところなのか。

そして、ああ、ここステキだな、と思うところを見付けたら、思い切って口に出して伝えてみましょう。逆効果なのでは?、恋人に勘付かれるのでは?と思うかもしれませんが、傍からは普通の褒め言葉にしか聞こえません。

自分の内に秘めているから、特別な意味を生んでしまう言葉というのはたくさんあります。特別な意味を含ませたくないのであれば、公然にしてしまえばいいのです。

男らしいと思ったならば、「○○くんって、THEオトコ!って感じだよね。今時珍しくていいね」など、さらっとみんなの前で言ってみてください。個人的に、ではなく、みんなの前で、というところがポイントです。

スッと人前で褒めることができれば、胸のつかえもスッととれたりするものです。あなたの胸の内でくすぶっていたものを、昇華させてあげるイメージで、ぜひ試してみてください。

彼と別れても追いかけたい人へ

今の恋人がずっと隣にいる未来より、あなたの心に新しく住み始めてしまった彼の友だちとの未来を思い描いてしまうようになったなら、今のあなたに必要なのは、”開き直りと思い切り”です。

今の恋人を傷つけてしまう、とか、彼と彼の友だちの間にある友情を壊してしまうかもしれない、とか、きっともう散々悩んだんでしょうし、その上であなたがどうしても追いかけたくてたまらなくなっているんだとしたら、それほどの想いがすでに在るということ。

ありがちなフレーズですが、人生は一度きりです。本当に望むものを見付けたのに、その場にしゃがみ込んで自分を責めたり、うじうじしていたって何も良い方向には進みません。

「私は恋人のことが好きだったけれど、今は違う人が好きなんだ」と開き直ってください。誰の気持ちだって移ろう時は移ろいます。生涯保証のついた感情なんて、この世のどこを探したってないんですから。

別れ話の切り出し方

正直にすべてを話すのが一番です。別れの理由が彼に一切関わりのないことだったら、他の言葉でごまかすのも手段のひとつですが、今回ばかりはそうはいきません。あなたが彼の友だちを追いかけると決めた以上、いつかは彼に知れてしまう可能性が高いからです。

男性は一般的に、恋愛よりも友情を重んじる傾向にあるので、彼女の心を奪われてしまったことになるあなたの今の恋人も、友だちの彼女の心を奪ってしまったことになる彼の友だちも、どちらもきっと女性には計り知れない気まずさを抱えるでしょう。

でも、それだからこそ、そこに「陰で裏切った」「陰で裏切られた」という致命的なダメージを与えてしまわないために、あなたにできる最大限の配慮は、どちらに対しても誠実に向き合うことだと思うのです。

別れ話を切り出す際は、次の3つをちゃんと伝えましょう。

・彼の友だちを好きになってしまったこと
・その友だちはまだ自分の気持ちを知らないこと
・いつかは想いを告げるつもりでいること

責められるかもしれません。引き止められるかもしれません。でも、踏み出した一歩を引っ込めたところで、あなたの心に息づいている想いが薄れるならまだしも、その気配すら感じないのであれば、もう突き進むしか道はないです。

彼の友だちへのアプローチ

今の恋人との決着がついたあと、一番の気がかりになるのが、新しい恋の進め方ですよね。いつどのタイミングで動きだすのが正解なのか、私なら毎日そのことばかり考えてしまいます。

でもきっと、正解なんてないんです。だってどれだけの猶予をとったって、元カレとなった彼と、今想いを寄せている彼との間の確執は消えてなくなりませんし、彼が自分のことをどう思っているのかは、遠くからではわからないんですから。

自分の覚悟が整ったときがタイミングだと信じて、彼に連絡をとってみましょう。そしてそのときも出来るだけ、言い訳めいて聞こえないよう、真っ直ぐな想いを伝えてみてください。

でも、その時点で彼に決断を迫るのはオススメしません。事前に元カレから連絡がいっていない限り、彼にとっては寝耳に水の話ですし、いきなり「好きになったから会ってほしい」だの、「私のことを彼女候補として考えてくれる?」なんて言っても困らせるだけ。

今はただ、好きになったことと、彼とは別れたことを告げ、一旦引き下がりましょう。そして最後に必ず、「また落ち着いたら連絡するね」と付け足すことを忘れずに。

それを忘れてしまうと、彼は完全な宙ぶらりん状態で、自分が何をするべきなのか、そもそも何かをするべきなのか、と混乱する可能性大。ですからあなたのほうから、”次に起こること”を教えておいてあげてください。

空ける期間は2週間ほどあればいいと思います。その頃にはきっと彼の混乱も少し収まっていると思いますし、彼なりの答えも用意されているのではないでしょうか。

この告白は、あなたが彼の友だちの元カノであった事実を大前提にしていますから、あなたが魅力的な人であっても、最初はフラれるかもしれません。でもフラれたときが恋の終わりとは限らないので。

彼の意向を聞いたり、自分の意向を伝えたりしながら、無理のないペースで道なき道を切り拓いていってください。

恋の終わりと恋の始まり

私もかつて、彼の友人を好きになったことがあります。最初はちっとも気付かずに、自分の女友だちを本気で紹介しようとしたりもしたんですが、あることをきっかけに潜んでいた芽が一気に成長してしまって、知らん顔を通せなくなってしまいました。

動揺しまくって、自分の誠実さを疑って、自己嫌悪に陥って…。結局、私は恋人に別れを、彼の友人であった人には想いを告げたんですが、今振り返ると、それが私の進むべき道だったことがよくわかるんですよね。

自分の心の声は自分にしか届きません。聞いてあげられるのは、私だけです。それをちゃんと拾ってあげられてよかったと、今、心から思っています。

行き交うさまざまな感情に揺さぶられて苦しいかとは思いますが、モラルや常識にばかり気を取られ、自分が本当に願っていることを見失ってしまっては、いずれ今よりももっと苦しい思いをするかもしれません。

どうかあなたも、あなたの心の声をちゃんと拾ってあげられますように。どちらの選択肢を選ぶにしても、その道の先になにか実るものがありますように。