自分は本当の自分?危険!バーチャルなネット恋愛に傾く人たち

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リアルに会話することが当たり前のように、今は文字で会話することもリアル同様当たり前になっています。ひと昔まではまだ携帯を持つ人は限られていました。

それが今では社会人をはじめ、家事に忙しい主婦、学生、塾通いの子供、高齢者など老若男女、携帯は自分の身体の一部のようになってきています。

急増!バーチャルネット恋愛

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今やパソコン・携帯の普及率は若者から中高年に至るまで増えています。中でも若者を中心にしたスマートフォンの波及は止まりません。同時に興味を引くゲーム・音楽・メールとさまざまなアプリを入手することも可能です。

またブログ・LINE・Twitter・Facebookなどでの人と人との交流が簡単にできるようになりました。

さまざまな分野のサイトで声なき会話が文字で発信され、それらに私たちは文字で対応することが当たり前になってきています。

スマホは便利で楽しいアイテム

移動時の電車や病院の待合の時間、喫茶店やレストランなど携帯を片手にうつむく姿が当然のように普通の風景として私達に馴染んでいます。

パソコンに比べて携帯はどこでも手軽に持ち運べてどこからでも好きな時に発信できるという利点があります。携帯もスマートフォンの登場で若者をよりバーチャルの世界に向かわせたといっても過言ではありません。

スマートフォンの画面にはさまざまなアプリが並び、指一本であらゆる情報やゲーム、音楽などを取り入れられるアイテムとなっています。またプライベートなことや自分だけの秘密事などを入れておけるという部分も魅力の一つといえるでしょう。

バーチャル世界に集まる人たち

ネットの世界に広がる恋愛事情。架空の名前に架空の人物。知り合う場所はさまざまですが、今やネット恋愛は低年齢層にも広がってきています。恋愛は恋愛サイトだけではないのです。また年齢もさまざまです。

人が共感し盛り上がれる場所には友達以上の感情を抱く人もいるのです。ではどんな場所で恋愛のキッカケができるのでしょう。

ゲーム仲間

ゲームは子供や学生だけの娯楽にとどまらず、社会人にも人気です。単なる個人が楽しむだけではなくグループでバトルをしたり、またゲーム内でのチャットなど見知らぬ同士でも気軽に会話ができるのです。

人見知りな性格でも自分をゲームのキャラクターに投影して会話を楽しめるのでチャット仲間で仲良くなったりします。

また競い合うというバトル的な感覚も刺激がありキャラクターのアイテムやゲームの手助けを同じゲーム内のプレイヤーに依頼したりすることもあります。

仲の良い友人同士の集まりではなくてもゲームファンの中で盛り上がります。バーチャルゲームの世界では知らない者同士でも仲間意識が成立するのです。

悩みを吐露し合う仲間

「失恋して辛い思いしてる人集まれ!」例えばこんなタイトルのコミュニケーション広場があるとします。そのタイトルに共感した人がそこに自分の失恋談を書き込み簡単なプロフィールを入れます。

すると他の人がまたその失恋談に共感し自分のコメントを入れてきます。時間の経過と共にそれらのコメントに意見したり励ましのコメントを入れたりしながら交流ができてきます。

そのうち常連さんたちが失恋以外の話や近況を伝えあったりして、ますます交流は深くなるのです。「失恋・辛い・集まれ!」というワードに共感して同じような男女が集まってくるのです。

たまに場違いな人が邪魔したりしますが、その場違いな異質な者を排除する力は凄いもので集う者の正義を守ろうとする力は半端ありません。そこには同士の団結のような意思が存在するのです。

趣味仲間・出会い系サイト

趣味や出会いを求めて人探しをする。ここにもやはり共通点や共感という部分で友達になっていくというパターンがあります。

先に述べたゲーム仲間や悩みなどを吐露し合う仲間も、そして趣味の仲間も仲が良くなれば恋愛に進展する可能性はありますが、この出会い系は純粋に恋愛目的ゆえに明確な結果が出やすいといえます。

出会い系には危険めいた部分もありますが、それでも出会い系が衰退しないところを見ると必要としている人たちが多いということになります。

また入会金などの制度があったりもするので、この出会い系に関しては純粋な恋愛という部分と興味本位(遊び)の部分が交錯してるともいえます。

バーチャル恋愛は謎めいて見えない部分があるだけに刺激的で単なる危険なゲーム感覚という人も少なくはありません。

必ずしも出会い系だけが危険な恋愛ということではなく、ゲーム仲間や趣味のサークルや掲示板から発展する恋愛もあり、それらは不倫や歪曲した恋愛関係に進む可能性があるのです。

ネット恋愛のメリットはなにか?

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人が人と接するのが面倒だと思い始めてからどれだけ時が過ぎたのでしょう。人間関係が希薄になったと言われている昨今、人は架空の世界に自分を置く楽しみを知りました。そこでは自分でありながら自分ではない自分を演出できるのです。

誇張・空想・本音

そういう男女がゲーム、サイト、掲示板で自由に自分を遊ばせる場所に集うのです。指で操作するだけで自分の居場所がいつでもそこにあるのです。自分のことを嘘で固めるという訳ではないのですが自分自身に多少の誇張はあります。

仲間たちはその個々の誇張も一種魅力の一つとして受け入れているのです。いつしか顔も姿も性格もわからない人と親しくなり会話が生まれる。日常のこと、趣味や悩み相談をしあうようになってきます。

タテマエで付合うリアル社会の人間関係より同じことで共感し合える(いわば同士)仲間や友人の方が深く心に入ってくるのです。

タテマエのリアルより本音を言えるバーチャルに傾いていくのです。相手によく見られようと架空話をしたり誇張したり、何か不都合なことが起きたとしても気分次第で相手を遮断できることもバーチャル世界の魅力でしょう。

コンプレックス

自分にコンプレックスがあって異性となかなかうまく会話が出来ない人にとってバーチャル世界は臆することなく自分を出せる場所でもあります。

リアルでは無理なことがバーチャル世界ではスムーズに会話できるということでバーチャルは自分の心地よい居場所となるのです。

しかしバーチャルの世界での依存が強くなると現実の世界での会話が嫌になり、引きこもってしまったり、実像のない架空の相手を追い求めてしまうこともあるので性格によっては危険な関係を作ってしまう可能性もあります。

ネット恋愛の成功率

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ネットの中でも根強い人気であう恋愛出会い系サイトですが、危険要素を解かりながらも
出会いを求める男女は数多いのです。単なる遊びが真剣になったという例もあります。

小さな箱の中での文字から始まったなにげない出会いだとしても、やはり恋愛感情が湧きはじめると顔が見たい、声が聞きたいという願望は起こってくるものです。

恋愛はリアルな容姿

お互いの顔写真を送りあったり電話したり、やはりバーチャルとはいえ最後はリアルを求めるというのが行きつくところではないでしょうか。

現実、画像を送ってタイプではなかったから、「もうオシマイねバイバイ」というありきたりな結果もあります。特に容姿や性格のギャップに落胆することが多いのがネット恋愛。「アナタは誰?ネットの中のアナタはなんだったの?」状態はあり得ることです。

結局ネット恋愛というのは経過を楽しむものだけでで、最後はリアルを求めているのです。言わせてもらえればネット恋愛は成功はほぼ無!と言っても過言ではありません。

ネット恋愛の危険度

結果において上手くいけば大成功。笑い話で終わればそれはそれで良しとし、少々の痛手を受けて勉強になったとなれば以後注意する、それでいいのですが自分の環境が一転するような悪夢に変化する出会いもあることを理解しなくてはなりません。

実際、ネットの出会いで起こる金銭がらみの交際や離婚訴訟、ストーカー被害なども起こっています。楽しいから、相手が好きだからといって安易に自分のことをさらけ出すのは避けた方が良いでしょう。

ただ中にはバーチャル恋愛から始まり幸せな結婚生活を送っている方達もおられるので、ネット恋愛、バーチャル世界の出会いを一概に否定はできません。本当にすごい確率で出会って結ばれるケースは稀ではないかと思います。凄い!と祝福の拍手を送りたくなります。

バーチャル、リアルどちらの恋愛がいいのかとは言い難いのですがバーチャルはあくまで過程を楽しむものであり、実際はリアルに出会って恋をする方がいいのではないかと思います。

バーチャル、リアルの成功例で恋愛を語るのは無理があるとは思いますが、バーチャル世界で架空の自分を作り上げることに生きがいを感じているなら、それを否定する権利などはありません。

バーチャル、リアルどちらにせよ別れるときは別れる、結ばれるときは結ばれるものです。架空の自分もいいですけれど・・・ほどほどにした方がよいのではないでしょうか。

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