30代のバリバリキャリア女子に恋愛は需要があるのか考えてみた

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「つき合うなら若い子がいい」男たちは皆、口を揃えて同じことを言う。そりゃあね、見た目も中身も若いにこしたことはないもの。

でもちょっと待って。それってまさか、私たちは含まれないってこと・・・?最近めっきり誘いがかからないのはそのせい?!

アラサー女性たちは恋活の氷河期に突入した模様です。「需要がないなんて言わせない!」と現状を打破するべく奮闘する女性たちを追いました。

アラサー女性の需要

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好きで独身なわけじゃないけれど、たいして焦ってもいない。だって30代といってもまだアラサーだし、最近では初婚年齢も右肩上がり。

そう呑気に構えているのは、まさにアラサー世代のA子とB子。年齢を気にすることなく楽しく過ごしていたふたりに起きた、ショッキングな出来事とは・・・?

突きつけられた現実

「おつかれー」
「はーい、乾杯」

静かにグラスを合わせると、ひと息にビールを煽るふたり。ここはふたりが入り浸るようになった小料理屋。チェーンの居酒屋よりは高いけど味は良く、こ洒落た店のように気取らなくてすみます。

年齢とともに、若者であふれる騒がしい店からは自然と足が遠のくようになっていました。ワインだシャンパンだのとはしゃぐのにも疲れ、流れ着くようにたどり着いた憩いの場です。

気の合うB子との話は楽しく、時間はあっという間に過ぎていきます。やたらと高圧的で気に障る上司の愚痴に話が及んだとき、A子はふと自分の身に起きた「ある事件」を思い出します。思い出しただけで腹が立つ、あの日のことを。

それは数日前、職場の男性が集まって話をしていたときのこと。少し離れたところでコピーを取っていたA子の耳に入ってきたのは、彼女との別れ話で揉めたという後輩の話でした。どうやら彼のほうから見切りをつけた様子。

あらあら大変・・・と軽く聞き流していたA子でしたが、別の男性の言葉に耳を疑います。「でもお前、もったいないよ。若い子だったんだろ?気づいたら周りは30過ぎのオバサンだけでした、なんてことになっても知らねーぞ」

若いからもったいない?30過ぎはオバサン?幻聴かと思い声の主を見やると、そこには大嫌いな上司が。しかもそこにいた他の男性社員も「そうだそうだ」と言わんばかりの頷きっぷり。

「ほら、総務のA子いるだろ?いい年なのに男もいないみたいだし。お前どうよ?」
「いやー勘弁してくださいよ。こないだまでハタチそこそこの彼女だったんですよ?無理っすよー」
「まーな。所詮女は家庭に入るわけだし、若くて可愛い子じゃないと。こっちもヤル気出ないよなぁ!」

呆気にとられたA子でしたが、慌ててコピー機と壁の隙間に隠れるように身をひそめました。今、見られたら自分が晒しものになるのが目に見えていたからです。

みんな口には出さなかったけど、そんなことを思っていたんだ・・・男性たちの本音を垣間見てしまったA子。彼らが通り過ぎるのを、息を殺して待つしかありませんでした。

若い女子がモテる世の中

「ありえない・・・!」話を聞いたB子の顔が怒りに満ちていきます。自分の他にも腹をたててくれる人がいることにほっとしつつ、A子は話を続けます。

「でもさ、それが男の本音ってことよね。悲しいけど」
「いやいやいや!30過ぎでフリーの女なんてザラにいるじゃない!その人たち皆、圏外ってこと!?」
「うーん。そう、なのかもね・・・」
「ちょっとちょっと!冗談じゃないわよっ」

そう息巻くB子も立派なアラサー。そしてA子と同じく未婚で彼ナシです。小料理屋に入り浸ることは別にして、見た目では衰えを感じることがなかったふたり。しかしここ数年、男性からの誘いが激減したのもまた事実でした。

すっかり肩を落としたふたりは考えます。若いの定義ってなによ・・・年齢が若ければ若いほどいいって、あんたらロリコンなわけ?アラサーとは恋愛できないっていうの?!

アラサーが立ち上がる時

悔しくて、惨めで。その後はさんざん飲んでうさを晴らしたふたり。そうするうち心無い言葉への怒りはパワーになり、しばらく恋愛から遠ざかっていたふたりにやる気を起こさせました。

「そいつらの好みなんて知ったこっちゃないわ。ねぇA子、こうなったら本気だしていこうよ」
「そうね、下らない男の言うことに傷つくなんてバカだった。こっちにだって選ぶ権利はあるもの」
「若けりゃいいなんてアホみたい。本当にいい女を知らないのよ、きっと」
「じゃ、さっそく作戦たてましょ!」

A子の身に起きた一件が引き金となり、恋活に前向きになったふたり。これまでは「待っていればいつか誰かが私を見つけてくれる」そう思って何もアクションを起こしていませんでしたが、ついに立ち上がる時がきたのです。

アラサー女性の反撃

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皮肉にも「恋愛対象にならないほど嫌な男性」のおかげで、ようやくエンジンがかかったふたり。

黙っていても需要がありそうなピチピチの女子たちに差をつけるために、アラサー二人組が取り組んだこととは一体・・・?

作戦は綿密かつ迅速に

ふたりはまず、目標となるゴールからの逆算をすることにしました。ゴール地点は1年6ヶ月後の結婚、そのためには半年後に彼氏ができていること。さらにそこから、ひと月刻みで計画をたてていくのです。

1ヶ月後 既婚の友人のツテを辿る
2ヶ月後 その中の数人とデート
3ヶ月後 ターゲットを絞り徹底リサーチ
4ヶ月後 必要ならば習い事、とことん自分を磨きあげる
5ヶ月後 ターゲットとデートを重ねる

半年後 交際スタート
1年後 同棲
1年3ヶ月後 婚約
1年6ヶ月後 結婚

こうして細かくプランニングすることで自分のお尻を叩き、サボらない・逃げない状況に自分を追い込んだふたり。そして着々と計画通りに行動し、ついに「この人だ!」と思える男性を見つけました。

忘れかけていた美への意識は高まり、良いものだけを取り入れるための意欲と知識も豊富になっていきました。意中の彼の目に留まるよう、少しも手を抜くことなくこだわり続けたのです。

「オンリーワン」になるために

見た目に自信がもてるようになれば、次はインテリジェンスに磨きをかける番です。ふたりは、ターゲットのタイプに合わせ、これまで手に取らなかったような本も読むようになりました。

A子は経営者の彼の話についていけるよう「経営戦略とマネジメント」の本を。B子は雑誌編集長の彼に合わせて「企画とシステム構築」の本を。けれどこれは対等に話をするためではなく、あくまでも彼らの話を理解するための勉強

その結果、これまで全くご縁のなかった「デキる大人の男」のパートナーとして幸せを掴んだふたり。そして1年6ヶ月を待たずに「結婚」を決めた彼ら。その社会的ステイタスから女性に困ることはありませんでしたが、集まってくるのは「見た目だけ」「若いだけ」の女性ばかりだったと言います。

長く連れ添えるパートナーには見た目以上に必要なことがあるのです。現状に満足せず、持てる武器はとことん増やしていく努力。これこそが、若いことに胡座をかいて何もしないでいる女の子との違いでした。ふたりがあの日のように、惨めに酒を煽ることはもう二度とありません。

動き出さなきゃ始まらない

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多くの男性が若い女性に惹かれる理由。それは一部の女性が演じる「守ってやりたくなる弱き者像」に踊らされているからではないでしょうか。

いつ心変わりするかわからないエセ王子様で手を打つのか、自ら動き出して本当のイイ男を掴まえるのか。答えはもう出ているような気がするのです。