お金がなくて別れられない!?同棲の落とし穴にはまらないために

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ずっと一緒にいたいから。結婚を考えているから。

どんな理由で同棲を始めるにしろ、終わる時のことなんて具体的に考えられないもの。

でも実は、同棲を始める上で一番大切なのが、「終わる時のことを決めておくこと」なんです!

でないと、「別れたいのに別れられない地獄」に陥ることに…。

同棲のベテラン(?)の筆者が、ここだけはシビアに押さえておくべきポイントをお伝えします!


家賃は、できれば一人でも払える範囲で

二人で色々物件を見て回るのは楽しいですよね。絶対にここがいい!もしそんな気に入った物件があっても、家賃についてはじっくり考えて下さい。背伸びをすると、後々大変ななことに…。

もし、どちらかが一定期間一緒に住めなくなったら?

二人で折半するなら、選べる物件の範囲はぐっと広がる。それが、二人で暮らすメリットでもあります。

だけど筆者はあえて、「なんとか一人でも払える範囲の家賃の物件」を選ぶことをおすすめしたいと思います。なぜか?

人生には、不測の事態が起こるもの。どちらかが、一定期間一緒に住めなくなることだってあるのです。例えばこんなケースが。

  • 親が急に倒れて、数ヶ月間実家に帰って面倒を見なければならなくなった。
  • 奨学金が取れて、半年間留学できるチャンスが訪れた
  • 事故にあって、数ヶ月入院することになってしまった

そんな時、片方はもちろん快く「行っておいで」と言ってあげたいけど…。その間の家賃は住んでいる方だけが払うのか?住んでいない方も変わらず折半するのか?

家賃が、二人で折半してぎりぎり払える額だと、その間住んでいない方も折半し続けるという選択肢しかありません。だけど、その間無収入になる場合だとかなり苦しくなってしまいます。

また、住み続ける方だけが払うことにしても、月々の支払いに貯金を崩すことになりかなりの負担になります。どちらにしても、金銭的な負担が不公平感を生み、わだかまりにつながってしまうことになりかねません。

どちらかが家賃を払えなくなってしまった!

また、どちらかが予想外に失業したりして、家賃を払うのが苦しくなってしまうことも起こり得ます。

著者も昔の彼氏と同棲中に失業してしまったことがありました。当時の彼氏の月給は、こちらより2万円ほど多かったので、正直言って失業期間中は多めに出してほしいという気持ちもありました。

だけど彼はそんなそぶりは見せず、こちらも言い出せず…。失業手当で払えなくはないけれど、正直言って、ちょっと彼に対して「男気がない…」と不満を持ってしまいました。ルームメイトなら当たり前のことと割り切れますが、彼氏という関係上期待してしまうんですよね。

別れても、すぐには引っ越せないことも

さて、何らかの理由でいよいよ別れることになってしまった時。

どちらかが、すぐに実家に帰れたり、新しい恋人ができてそっちに転がり込めたり、引っ越す当てがあっても片方はそうはいかないというケースもよくあります。

すぐには引越し先が見つからない、仕事の都合がある、忙しくて時間がない…。別れた相手が出て行ってしまっても、そんな理由でしばらくその家に留まらなければならない。

そんな場合、一人で高い家賃を払い続けることは、経済的だけでなく心理的にもとても苦しくて、相手に対する恨みつらみがつのってしまいます。

敷金礼金・違約金のこと

物件によっては、契約年数住まないと違約金が発生するところも。

別れとお金は平等?

もし別れることになった場合、違約金はどちらが支払うのか?また、敷金の返却される分の取り分についても考えておく必要があります。

その別れが、二人で話し合って円満に決めたことなら、それぞれきっちり半分ずつ、ということで丸く収まるかもしれません。でも現実には、別れはもめることが多いものです。

どちらかが醒めたり、我慢ならないことがあって別れを切り出した場合。片方は納得せず、「一方的に別れを言い渡されて、どうして金銭的なことだけ平等に負担しなきゃいけないの?」と言いだすこともあります。

どちらが別れを言い出しても、契約解除にかかるお金の負担は平等にするのか?ということを、話し合っておく必要があります。

結婚前提の場合、特にしっかり決めておこう

結婚を前提に一緒に住む場合、「どうせ結婚するんだから」と細かいことを気にしないまま、もちろん別れる時のことなんか考えずに同棲を始めてしまいがち。

だけど、結婚を前提にするからこそ慎重にして!と筆者は申し上げたいと思います。

筆者の友人のHさんは、何年も付き合った彼氏と結婚する予定で同棲を始めました。ずっと付き合っていたので、分かり合っているつもりだったし、結婚に不安もありませんでした。

ところが、引っ越して住む土地が変わり、お互いの仕事が変わるとすれ違いが多くなり、彼の言動にどうしても許せないことが増えてきたといいます。そして、どうしてもこのまま結婚するのが嫌になり、別れたいと思うように。

その相談をされた時に、「私から別れたいって言うんだから、違約金とかの負担はこっちがするのも仕方ないと思う」と言っていたHさん。

だけど、何年付き合っていても、いざ一緒に生活してみると合わないことがあるのはお互い様。同棲を始めてしまったから、とそれに目をつぶって一緒に居続けるのはお互いのためにならないし、考え直す権利はどちらにもあるのです。

「自分が悪いとか、自分だけが金銭的負担を負わなきゃって考えるのはおかしい。話し合って、折半するべき」と筆者は彼女に言いました。そもそも、同棲を始める前にそのあたりはクリアにしておくべきだったのでしょう。

もし、どっちかの浮気が原因で別れたら?

別れることになり、同棲を解消する場合。別れの原因で、一番やっかいなのは浮気や、他の人への心変わりではないでしょうか。

同棲していると、浮気は高くつく

ずっと一緒に住んでいると倦怠期も早くやって来て、セックスレスやときめきの不在に悩むこともあります。そんな時、つい他の人にふらっとしてしまうこともありえるかもしれません。

だけど浮気は、理由があったとしても基本、やった方が全面的に悪いということになります。浮気が原因で別れることになると、やってしまった方が圧倒的に立場が弱い。「慰謝料がわりに、契約解除にかかるお金を全額負担しろ」と言われても拒否できません。

同棲するなら、浮気は高くつくと覚悟しておいたほうがいいでしょう。

もし自分が浮気をされた側で、別れて契約解除にかかるお金を折半してほしいと相手に言われたら、納得がいきませんよね?

「どちらかの浮気が原因で同棲を解消する場合は、負担額をどうするか」というのも、最初に決めておいたほうがいいでしょう。

同棲を始める前の浮気にも要注意

まだ同棲を始める前から、痛い目にあってしまったSさんのケース。

同棲することになった彼氏と物件を決め、契約したあとに昔の浮気がばれてしまったのです。彼氏には「許せない」と、別れを言い渡されました。

物件はまだ契約したばかりで、入居する準備すらしていない状態。だけど契約書にはサインをしてしまったので、契約解除するにしても礼金を払わないといけないと不動産屋に言われてしまいました。

Sさんの方に完全に非があるということで、その礼金分を全額負担することに。なんとか大家さんと交渉して、当初の半額にしてもらったものの、手痛いだけでなく本当に無駄な出費になってしまいました。

二人で買った家具の行く末は

一緒に暮らし始めてから、二人でお金を出し合って買った家具類。それが別れる時に問題になってきます。物は半分にできませんからね…。

夢のない話ですが、購入した時の領収書を保管して、負担額を書き残しておくことをおすすめします。それから、別れることになった場合、どちらがどれを持っていくのか、持って行く場合、相手に半額を払うのか等も決めて書面にしておくといいでしょう。

一人暮らしをする資金は絶対に貯めておこう

同棲していても、いつでも一人暮らしに戻れる心づもりと資金は絶対に必要です!

お金がないと、別れたくても別れられない!

筆者の苦い経験から、すぐに一人暮らしを再開できるだけのお金は絶対にストックしておくべきだと思います。

昔、半年から一年ほどの旅行を計画し、一人暮らしのアパートを引き払うことにした時のこと。家具類は実家に置かせてもらうつもりだったのですが、当時付き合い始めた彼氏が、「俺の家に置いておいて、帰ってきたら一緒に暮らそう」と言ってきました。

付き合い始めたばかりだし、やめた方がいいかとも思ったのですが、家も近かったこともあり利便性に負けてそうさせてもらうことに。そして、旅行から帰ってきて同棲を始めたのです。

ところが、一緒に住み始めると束縛がきつく、全く価値観も合わず、毎日別れたいと思う日々。だけど旅行で予想以上に貯金がなくなってしまっていたので、すぐに出て行くお金がありませんでした。

関係性は悪化するばかりで、うつ状態になってしまい、資金を貯めるために働きだしても続かない、結果お金が貯まらないという悪循環に。結局、無事に別れて引っ越すまでにかなりの年月をロスしてしまいました。

金銭的に楽=精神的に楽ではない

同棲中の女子のなかには、「別れたほうがいいかも」「このままでいいのかな」ともやもやしながらも、金銭的な理由でずるずると現状を維持している人もいるようです。

また引越しをして、一人暮らしを始めるとなると数十万の資金が必要になってきます。たとえ貯金はあったとしても、その出費の大きさを考えると別のことに使いたいと思い、このままの生活を続けたほうが金銭的に楽かなと考えてしまうのです。

だけど、金銭的に楽=精神的な幸せではありません。もやもやしていることを惰性で続けることで、色んなチャンスを逃している可能性のほうが大きいのです。

最初から、「いざという時のための、一人暮らし再開予算」として、その分のお金を別枠で取っておくことをおすすめします。そうすれば、「お金がもったいない」という理由でずるずると身のない同棲を続けるのを防ぐことができます。

経済状況の不均衡に注意!

同棲を始める前に注意しておきたいのが、二人の間に経済格差がある場合です。

お金のケンカは、一気に関係を悪化させる

貯金ゼロの彼氏と同棲を始めてしまったKさんのケース。遠距離だった彼氏とどうしても一緒にいたかったので、敷金礼金を立て替えて同棲を始めることにしたKさん。

地元から出てきた彼氏は、バイトを始めてお金がある程度できたら、Kさんが立て替えた分を返してくれるはずでした。ところが、派遣のバイトしか見つからず、不定期なのでなかなか思うようにお金が貯まらない。車のローンなどもあり、月々の家賃の折半すら難しい時もありました。

Kさんの方も余裕があるわけではなかったので、つい何度も催促してしまう。彼氏の方も、申し訳ないと思いつつ、ないものはないので言われるほどに追い詰められ、逆ギレしてしまう。

結果、ひどいケンカを繰り返すことになってしまいました。

どちらかに余裕がないなら、先延ばしにしよう

そんなことにならないためにも、どちらかに金銭的余裕がない時はすぐに同棲を始めず、先延ばしにしたほうが賢明です。

特に男の方がお金がない、という事態は男のプライドやジェンダー問題が絡んで複雑になってしまうので、絶対におすすめできません。

あなたの方がお金がない、という場合も、彼氏のお金に甘えて同棲を始めるのは避けたほうがいいでしょう。前述の、別れたい時に別れられないというケースもそうですが、お金で借りを作ることは結果的に自分を不自由にしてしまうことになるのです。

お金のことは、なかなか話し合い辛いですよね。誰でも、特に一緒に住み始める時に別れを想定した話なんてしたくないもの。

だけど、誰かと別れる時はただでさえ大変なのに、そこにお金のことを加えるとさらにダメージが大きくなります。もめて嫌な別れ方をしてしまうことにもなりかねません。
そうならないために、是非、最初から考えておくことをおすすめします!