わがままな彼女は本当に可愛い?それとも内心は許せない?

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恋人に「わがまま」って言われたことがありますか?

そんなことは一度も言われたことがない、むしろ我慢強いほうだっていつも褒められる、という方。これから私が書くことをお読みになっても、1ミリも、なんの足しにもなりません。

今私があなたを心から羨ましがっているという事実を手土産に、”戻る”のボタンを押して、引き返してくださっても大丈夫です。悲しいですが、ぜひまたいつかどこかの記事でお会いしましょう。

さて、ここに残ってくださった皆様。あなたはおそらく、私の同族。わがままの質やシチュエーションこそ違えど、恋人にわがままだと言われたことがおありになるという想定で、お話を続けさせていただきたいと思います。

”わがままな彼女”は普通?

あなたの身の回りにいるカップルを思い浮かべてみてください。彼氏のほうがわがままで、彼女のほうがそのわがままを聞いてあげているカップルと、彼女のわがままを彼氏が聞いてあげるのが基本スタイルのカップル、どちらが多いですか?

持論ですけど、7割ぐらいの確率で後者のほうが多いと思うんですよ。男性の3歩後ろに女性が控えていたのは昔の話。今もそういうカップルがいないとは言いませんが、どちらかといえば前に出ているのは女性です。

デートのとき、行きたい場所も食べたいものも、彼女の要望が通りやすいとか、喧嘩のときに彼のほうが折れやすいとか。「結局最後はいつも彼女が勝つんだよね」なんて言いながら、譲歩の姿勢を見せる男性が増えました。

それだけ優しい男性が存在しているというのは救いですし、それと同じだけ主張の強い女性がいるということも、これからの日本にとって頼もしいことだと、そう信じたいところなんですが。

意思表示の強い女性が一般的になってきたとはいえ、折りに触れて「わがままだなあ」と零す彼の本音は実際どうなんでしょうね?

もともと男性は本能的に自分の女性を従えたい生き物だといいますから、1回や2回のことならまだしも、何度も「お前はわがまま」と口にするのは、彼から送られている、なにかのサインなのかも?

わがままは別れの理由になる?

恋人同士に限らず、夫婦を含め、カップルが別れを選ぶ理由のトップ5をご紹介。

1.他に好きな人ができた
2.相手のことが好きじゃなくなった
3.価値観、考え方が合わない
4.わがままや束縛に疲れた
5.環境の変化などにより付き合い続けることが難しくなった

今、「あ、4つ目にわがままに疲れたって書いてある!」って思いました?でもそれ、違うんですよ。そこ、早とちりしちゃいけないところなんですよ。

確かに4つ目に”わがまま”という言葉が出てくるんですが、実際は5つ目の理由以外すべて、相手のわがままから派生した可能性を秘めているんです。

(恋人がわがままだから)他の人を好きになった。(恋人がわがままだから)好きじゃなくなった。(恋人がわがままだから)価値観や考え方の違いを尊重し合えなくなった。…ほらね?文章にしてみると、ものすごくありえそうじゃありません?

もちろんわがままが原因のひとつになりえる、というだけで、必ずしもそれがネックになっているとは限らないんですけど、わがままの持つ危険性が、なんとなく伝わったでしょうか。

度が過ぎたわがままって?

どこまでが許されるわがままで、どこからがNGわがままの領域なのか。この境目を見極めるのがとにかく難しいんですよ。

こちらとしても、私のために死んでほしいとか、他の女の子と目を合わせたら1回1万円の罰金とか、私が呼び出したら夜中だろうと仕事中だろうと来てくれなきゃイヤとか、無茶苦茶なことを言っているつもりはありませんからね。

そりゃちょっとは束縛したこともありますし、私の俳優萌えは許してほしいのに彼のアイドル萌えは許せなかったり、一緒に借りる映画の9割は私が決めていたりしますけど、ね。

”度が過ぎたわがまま”って言われるとちょっと、それは違うんじゃない?と反論したい気持ちになります。でもそれは私の考え方による私の基準で、これはNGじゃなくてOKなわがままのはずだ、と決めつけているのも私で…。ん?

っていうかそもそも、”度が過ぎた”の”度”ってなんでしょうね?

度重なる不満は蓄積される

性別を問わず、誰だって恋人と喧嘩はしたくありません。だからちょっとムッとしたり、イラッとする程度なら、言い合いより我慢をとったほうが無難ですし、賢明です。

とは言え、原因が解決するか、自分が慣れてしまうまでは、ムッ!もイラッ!も蓄積されていきます。

学生時代に親から言われた「勉強しなさい」も、会社の上司から受けるちょっとセクハラめいたオヤジ発言も、年に一回か二回ぐらいだったら消化できるのに、気になりだすとそればかりが印象に残って、イライラが溜まったりしますよね。

相手が親や上司の場合、普段お世話になっていますし、立場が上の人だということもあって、軽めにいなしたり、やんわりと拒否の意思を示すぐらいしか出来ないかもしれませんが、蓄積され続ける苛立ちや嫌気は、いずれ滲み出るのが普通。

”度が過ぎる”の”度”は、一度の出来事の大きさではなく、”頻度”の”度”です。一回一回のわがままは、たとえ大したことがなくても、回数が多ければ、いつかは彼の限界に達してしまうかもしれません。

回数が増えたら要注意

「またかよ」、「お前っていっつもそうだよな」、「そこだけ直ればかわいいのにな」。こんな言葉を彼から言われる頻度、増えてはいませんか?

笑いながらだったり、軽口の延長だったり、慣れ親しんだやりとりの一部になってしまっているかもしれませんけど、人間は思っていることを声に出して、自分の耳で確認することによって、より一層その思いを強めるという特徴があります。

それまでは曖昧でモヤモヤしていただけの気持ちを誰かに話した瞬間、自分でもハッとしてしまうことってありますよね。「あの人のこと好きかも…」とか、「仕事辞めたいな」とか。皆さんもきっと経験があるでしょう。

「あの人って○○だよね」などの、他人への評価も同じです。言えば言うだけ、その人は○○なんだ、という思い込みが強くなって、簡単には拭えない印象を植え付けることになります。

それがもし、「ギャンブル好き」や「一途」などの変化したときにわかりやすいものであれば、ギャンブルをきっぱりやめたり、実は陰で三股していたことがバレたりしたときに、一気に評価が覆ったりもするんですけど。

”わがまま”は自分の意見を強めに主張するという、根がわがままではない人もたまにやることですから、イメージが凝り固まってしまうと、他の人が言えばスルーされる程度の主張でも、「あ、まただな」と認識されてしまいがちなんですよね。

ですから、わがままと指摘される回数が増えたと感じたときは、要注意のサインです。彼が言葉にする回数分、あなたのイメージがわがまま色に染められている可能性も充分にあります。

わがまま彼女の言い分

私自身も、自分がわがままを一切言わない女だとは思っていません。気は強いほうですし、好き嫌いも激しいですし、周りの女友だちと比べても、かなりハッキリとした物言いをするほうです。

ただ、なんでもかんでも「わがままだ」と結論づけられてしまうのは甚だ心外で、私にだって我慢をしていることはたくさんあるし、ぐっと堪えているときだってあるのに、と悲しくなったり、悔しくなったりすることもあります。

でも、この気持ちこそ大切なんじゃないかと最近思うんです。「わがままだ」と言われることに反発心を持てるうちは、わがままと言われることは良くないことだと思えている証拠。

ここで開き直って、わがままキャラを甘んじて受け入れ、「そういう私が好きなんでしょ?」なんて言葉を返すのだけはやめようと心に決めています。

私がわがままなのは否めない事実だとしても、好きな人のわがままなら可愛いと思ってくれるに違いないなんて思ってしまったときがきっと、わがままな彼女から可愛くない彼女になってしまうときですもんね。

わがままな自分を完全に直すのは無理ですし、少々のわがままなら恋人の特権として、彼も大目に見てくれると信じて自由に振る舞いつつ、奔放になりすぎないように。彼が我慢しているかもしれない瞬間に気を付けていきたいものです。