永遠の恋愛テーマに終止符?男女の友情は成立するかを徹底検証

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男と女のあり方を考えたとき、誰もが一度は考えるであろう永遠のテーマ「男女の友情は成立するか?」という疑問…。あなたはどう考えますか?

男女でも見解が分かれ、男性の中でも女性の中でも個々に考えは違うようです。さらに人生経験や恋愛経験からも考え方は変わってくるでしょう。

そこで、この奥の深いテーマを追究して男女の恋愛観の本質を覗いてみることにしましょう。

男女の友情に関する見解

女性には『男女の友情』を肯定する人が多い

一説によれば、「友人」だとする異性の存在について質問すると、男女ともに8割以上の人が「いる」と回答しています。

社会人の場合であればその傾向はさらに強く、仕事に絡んだ交流の場が多いことなどが理由のようです。

ところが、「それは真の友情だと思うか」という質問に対して「Yes」と答えられた人は、男性5割、女性7割という結果でした。

さらに、「友人というより恋人未満の相手、または秘めた気持ちがある」と答えた人は、男性は31%、女性は15%という数字でした。

以上のような数字だけを勘案すれば、男性よりも女性のほうが『男女の友情』が成立すると考える傾向が強いようです。

『男女の友情』なんて所詮は理想か口実

否定的な意見の中に多く見られるのが、「友達だったとしても、ふとしたきっかけで恋心が芽生えたり、性的魅力を感じたりしてしまうことがある」というものです。

また、一緒に遊びに行ったり、相談に乗ったり乗ってもらったりすれば惹かれ合い、いずれは男女の関係になるという見方も多いようです。

過激な意見としては、「男女の友情が成立するなんて所詮は理想論で、下心のカムフラージュか、本音を隠すための口実だ」というものもありました。

なんとも鋭いような、それでいて悲しいような、複雑な心境にさせられますね。

男女の友情にとっての壁とは?

男は女を『女性』としか認識できない

男女の友情に関しては諸説ありますが、ほとんどの説に共通することがあります。それは、男女の友情が成立しない大きな原因として、男性の本能を理由としていることです。

たとえば、「好き」という感情について、それが友情から感じるものなのか、恋愛感情から感じるものなのか、男性は自分でも判断できないということです。

また、男性は女性よりも、異性に対して友情以外の何かしらの思いを抱く傾向が強いと言われ、それはたいてい性的関心だとされています。

結果として、男性が女性を単なる友人として見ることができず、恋愛対象として見てしまうことから、男女の友情を成立させる大きな壁となっているわけです。

人間も感情より本能が勝る動物

「進化心理学」という分野では、恋愛感情というのは繁殖という本能的な目的を達成するために生まれたのだという説があります。

つまり、異性を友人だと思っていても、無意識のうちに「チャンスがあれば繁殖したい」と反応してしまい、男女の友情が成立しにくい状況にしてしまうというわけです。

男性も女性も、「異性と友達になりたい」「プラトニックな関係を築きたい」という思いがあったとしても、性的な魅力が友情を育むための障害になっていると考えられるんです。

さらに言い方を変えれば、異性の友人に対して抱く「友情」という感情の裏には、多少なりとも性的魅力に惹かれているという事実があると思われます。

同性の友人にはない反応

異性の友人に対しては、同姓の友人にはない反応を見せてしまうことがあります。その最たるものが「遠慮」という感情です。

たとえば、「100%ただの友人」だと言える男友達がいたとしても、彼に恋人ができたり、結婚したりすれば、ほぼ「遠慮」して連絡を取ることを控えるはずです。

逆に、自分に恋人ができたり、結婚するなどしても、二人の距離感は急激に変わるはずです。これまでどおり変わらず付き合いたいと思っても、相手が遠慮したり、恋人が嫉妬したり…。

結局、環境や人間関係の変化から影響を受け、相手が異性であるという現実を直視せざるを得ない状況に陥る可能性が高いんです。

男女の友情が成立する条件

男女の友情はどうあっても成立しないものでしょうか?これまでの流れを今一度見直して、可能性を探ってみましょう。

  • 男女の友情を阻害する原因は本能的な部分にある
  • 特に男性側に左右される傾向が強い
  • 男女は多少なりとも性的魅力に惹かれるもの

仲が良くて一緒にいる時間が長い、お互いを理解し合っている、会話も遊びも楽しい、辛いときも寂しいときも傍にいてくれる、となれば恋愛に発展する可能性は極めて高いと言えます。

となれば、男女の友情が成立するための大きな条件、それは「お互いに恋愛感情がまったくない相手」であるということになります。

仲が良くて一緒にいる時間が長い、お互いを理解し合っている、会話も遊びも楽しい、辛いときも寂しいときも傍にいてくれる、でも異性としては見られない。なんだか難しいですね。

何らかの理由があって、どうしても異性として意識してはいけない、理性を働かせて本能を抑えなければいけない、これは友情だと自分に言い聞かせるような状態、これができたとしても相手を異性として意識していることに変わりありません

関係を深めずに、お互いが一定の距離感を保って付き合い、異性としての見返りを求めないで仲良くしていく。場合によっては男女いずれかに我慢が必要かもしれません。

そんな状態を友情関係と呼べるか否かは意見の分かれるところですが、「男女の友情」が成立するとすれば、こういう状態でしかないと思われます。

結論

男女間においては、友情関係を築いているつもりであっても、相手との距離感を見誤ったり、いずれかが恋愛感情を抱いたりすることで壊れやすいものです。

そのため、男女の友情関係を保つには同性同士の友情とは違い、理性や我慢といった精神力が伴うことが条件になるようです。

男女である以上、お互いを異性として意識しないことは不可能に近いことです。それでも友情関係を築きたい理由があるのなら、本能を意識的に抑えこまなければなりません。これは一般的に考える「友情」とは異質のものです。

すなわち、同性同士の友情とまったく同質の友情を想定せずに、「男女の友情」という個別の感情として考えれば、それは成立する可能性がある、というところでしょう。

あらゆる物事が多様化する現代社会では、男女のあり方も様々ですから、どのような関係が成り立ってもおかしくはありません。要は、個々が適応できるかどうかという問題になってくるようですね。