あんな美人がなぜ?才色兼備なのにモテない女性の不思議とは

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誰もが認める美人で、スタイルもよくておしゃれ。でも何年も彼氏がおらず、男の気配もない。そうなると、「美人だけど性格が悪いんでしょ?」という声が聞こえてきそうですが、気さくでさばさばしていて、同性から見ても性格に問題があるとは思えない。

そんな、資源のムダとしか思えない「もったいない美人」さんにはどんな原因があるのでしょう?タイプ別に分析してみました。


過去の栄光から逃れられない型

小さい頃からの天然美人なら、当然「かわいい」「キレイ」とさんざん言われて育ってきています。そんな経験が足かせになっているのが、このタイプ。

成功体験がしみついている

小中学生のころから、かわいい、美人だという言葉を空気のように浴びて成長した美人のIさん。

通りすがりの多くの人が二度見して、高校のころには、他校の男子生徒にも名前を知られ、「○○さんの電話番号を売ってくれ」と、携帯番号に値段がつくほどの有名人。

学校で一番のイケメンと名高い、モテる先輩に告白されて付き合い、女子たちから羨望のまなざしを浴びていました。

大学生になると、大人の男性と付き合う機会も増え、何もしなくてもお金を持った男性にちやほやされ、高級なレストランに連れて行ってもらえる。大学内でも、飲み会に参加しようものなら男の子たちが大喜び。

そんなIさんにとって、ちやほやされること、容姿で特別扱いされることは当たり前のことになっていました。

レベルを落とせない…

だけど、人生は絶頂期ばかりではありません。そんなIさんですが、20代も後半になるにつれ、周りが昔ほど華やかではなくなってきました。

モテないわけではなく、それなりにアプローチを受けることもあるにはあるのですが、正直言ってIさんの方で問題外、と判断せざるを得ない男性ばかり。

職場などの環境のせいかもしれませんが、自分は一体どうしてしまったんだろうと、魔女の宅急便で空を飛べなくなった時のキキのように焦りを感じ始めました。

昔、ハイレベルの男性にモテるのが当たり前だった頃の感覚が捨てられず、相手を値踏みしてしまって誰とも付き合えない。

同性の前では全く驕ったところも見せず、「私なんて、全然」と謙遜を忘れないIさんですが、友人たちから「あの子が、あんなレベルの男と付き合うなんて」と思われるのが嫌だというプライドをしっかり隠し持っていました。

付き合う人のレベルを落とせない。そう思っているうちに、いつの間にか何年も彼氏がいないという状況になってしまったのです。

トラウマ型

家族や、過去に付き合った男との間にトラウマがあり、自ら恋愛を遠ざけてしまっているタイプです。

性的虐待で男性不信に

子供のころの性的なトラウマというのは、生涯尾をひきます。

まだ男女のことも、世の中のこともわからず、自分が女だという自覚もない年頃に、女に生まれたというだけで勝手に性的な対象にされ、一方的な性的暴力を受ける。そんな経験は、後の恋愛観のみならず、人格形成にも深い傷を残します。

容姿が良いために、特にそんな目にあいやすかった女性は、男性全体に根強い不信感を持っていることも少なくありません。

自分が女性であることも、美人と言われる容姿であることも、自ら望んだわけではなく勝手についてきたもの。それが自分を苦しめた、という認識があるので、外見を誉められることにも否定的です。

近づいてくる男性がいても、ほんの少しでも自分の外見的なものが目当てなのだ、と感じてしまうと即シャットアウト。結果、男性から近寄りがたいオーラを出してしまってガードが固く、付き合うに至っても長続きしないことが多いのです。

母親に否定され続けて

いわゆる「毒親」を持ってしまったために、美人だしこれといった欠点もないのに、極端に自己評価が低い人もいます。

Nさんは、子供のころから母親に誉められた記憶がないといいます。母親は、容姿に恵まれたNさんが傲慢になってはいけないと思ったのか、単に気に入らなかったのか、欠点ばかりをあげつらうようなことばかり言い続けました。

誰かが「可愛いね」と言おうものなら機嫌が悪くなり、「調子に乗るんじゃないよ」と釘を刺してくる。

勉強でもスポーツでも、いくら頑張っても認めてもらえませんでした。対して、妹の方ばかり可愛がり、明らかにNさんとは扱いが違ったといいます。

大人になってからも、母親の声を内面化してしまったNさんは、周りにいくら誉められても「そんなわけない、自分はダメだ」という根強い自己否定を持っていて、自分に満足できたためしがありませんでした。

恋愛でも、ものすごく消極的かつ不器用。言い寄ってくる人がいても「私なんかを好きなんて変」と自ら遠ざけてしまい、的外れな人に密かに片想いするだけ、という負のスパイラルに陥ってしまっているのです。

精神的に病んだところがあっても、表面上は明るくさっぱりとしていることが多いトラウマ型の女性。そのため、周りは彼女の問題に気づかず、「あんな人がどうして男っ気ないんだろう?」と不思議に思うのです。

男性に免疫なさすぎ型

女子高、女子大育ちで男性慣れしていないゆえに、素材がよくてもうまく恋愛できないタイプです。

男のことがわかっていない?

Kさんは、美人、というか、アイドル顔。CGアニメのような、完成度の高い可愛い童顔で背が低く、20代後半ながら年齢不詳の女子でした。職場では人懐っこくて営業成績もよく、上司にも気に入られていました。

ところがこのKさん、仕事のことでは判断力があるのに、恋愛のことになると、普通の女子にとって「そんなこともわからないの!?」と言いたくなるような、
小学生のドリルレベルの恋愛問題を間違ってしまう
という特徴がありました。

彼女は女子高・女子大出身。そのせいで、どうやら普通の女子が常識レベルでわかっている男の生態を知らずに来てしまい、20代なかばになるまでまともに男と付き合ったことがなかったようなのです。

Kさんが同じ職場で付き合いだしたのは、みんなが「あいつだけはやめときなよ」と言うような、遊び人であまり性格もよくない男。だけどKさんは、「私にだけ弱いところを見せてくれるところが好き」と夢中になってしまい、聞く耳を持ちませんでした。

失敗して、臆病になってしまう

最初は、「Kちゃんめちゃめちゃ可愛い!」と男のほうが騒ぎ、アプローチして付き合いだしたのですが、そのうちに女子高ノリで過剰にかまってほしがったりどこにでもべったりついてくるKさんに飽きてしまったらしく、彼が振る形で別れてしまいました。

周りは「別れてよかったよ」と言うのですが、Kさんは「それでも好き」とどうしてもあきらめきれず、「付き合わなくていいからまた会って」と彼にすがりついてしまうのです。

彼は、拒まずに会い、会うたびに体の関係を持つという、周りから見れば完全に遊ばれている状態に。

だけど、男性心理のわからないKさんは「会ってくれるってことは望みがある」と希望を持ったり、「彼はどう思ってるんだろう」と、いちいち大騒ぎして周りに相談したりと振り回され、自分の状態に気づきません。

「こんなに誰かを好きになったのは初めて」と、ブログやフェイスブックにも彼とのことを赤裸々に綴る始末。

そのうちに、彼からあっさりと「今彼女がいるんだけど、結婚することになったから」と告げられ、最悪の終わり方をしてしまいました。

このことでショックを受け、3年経っても次の恋をする気になれないKさん。このように、外見が良くても、男慣れしてない環境にいたゆえに男で失敗するのが遅く、それがネックになってずっと彼氏を作れないというケースもあるようです。 

自分を落としすぎ型

美人というのは得でもありますが、外見だけで判断されてしまうというデメリットを意識するあまり損をしてしまっているタイプもいます。

脅威になってはいけない、という自意識

日本では謙遜が美徳とされています。誉められても、「いえいえ、とんでもない」「そんなことありません」と返すのは普通。上げるようなことを言われると、バランスを取るかのように「でも、~なんです」と否定的なことを言ってしまうという人も多いのでは?

日本人で、「おきれいですね」と言われて、「やっぱり?私もそう思うんです」などと言う人はまずいないと思います。

それは、目立つことで相手のねたみや嫉みを刺激してはいけない、脅威に思われてはいけないという心理が働くからではないでしょうか。

自分を落としすぎ型の美人さんは、そういう自意識が特に強いタイプです。

面白くなりすぎてしまった

Wさんは、長身でスレンダーの美人。だけど昔から、「あの子は可愛いから先生にひいきされる」などと言われることを気に病み、敵を作りたくないと過剰に同性の目を意識するようになっていました。

その結果、面白いトークをすることで、同性間の関係でデメリットだと思われたルックスを無効化するという方法を取るに至りました。

学生時代から、自分を落として笑わせるネタを得意とし、「そこまで話すんだ…」と思うようなぶっちゃけトークやシモネタで、常に友達を爆笑させる面白いキャラ。

ところが、男性相手にも同じようにふるまうものだから、同性からは支持を得られても、あまりモテないWさん。ギャップがある女は魅力的だけど、ギャップがありすぎて…と男が引いてしまうというわけです。

彼女にしてみれば、「男と女の前で態度が違う」という同性からの非難をも避けたかったのでしょう。とてもすがすがしいですが、とても損をしている典型的「もったいない美人」さんと言えます。

「美人」を無効化しようとしすぎて

Wさんのように、美人であることに逆コンプレックスを持ってしまい、「いや、美人だけどいい気になったり人見下したり、性格悪かったりしないですから!」と、自ら先回りしてアピールしたいがために、やりすぎてしまう人。

もしくは、「外見だけで判断してほしくない!」と反骨精神を燃やしてしまう人。

そんな人が、「美人」という記号を無効化しようとしすぎて、「美人で同性ウケもいいけど縁遠い」ということになりやすいのではないでしょうか?

例えば、「美人なのにものすごくおっさんぽい」「美人だけど、マニアックすぎて引かれる」などなど…。

もはや美術品型

美人と一口にいっても、ルックスのタイプもレベルもまちまち。だけど、あまりにも完成度の高い美人はそれだけで縁遠くなっているという可能性があります。

美しすぎるものは、実用できない

イスタンブールのトプカプ宮殿で、オスマン帝国の調度品を見たとき、あまりの華美さに筆者は唖然としてしまいました。

純金製で、ルビーやサファイヤが数百個も散りばめられ、持ち手が美しい貝殻細工で彩られたコーヒーカップ…こんなもので朝からコーヒーなんて飲めないよ!

あまりに華美で贅を尽くしたものは、日常使いには不向き。ハリウッドスターがレッドカーペット上で着ているオートクチュールのドレスは、芸術とも言える美しさですが、あれを着て普段電車には乗れないですよね。

完成度が高すぎる美人

人間でも、同じことが言えるのではないでしょうか。美術品のような非のうちどころのない美しい人。そんな人は、もはや鑑賞するための存在になってしまい、付き合いたいなどという感情を呼び起こさない。

誰かと付き合うというのは日常です。日常に、そんな美術品のような人を当てはめて考えられる男性がどれだけいるでしょうか?

「美人は高嶺の花に見られて男性が近寄りがたい」という説もありますが、自分に自信がある男性なら躊躇せずに狙っていくもの。だけど、度を越えた美しさだと、並大抵の男では近づけないでしょう。

そんなレベルの美人さんは、芸能界などの特殊な世界に身を置かない限り、縁遠くなってしまう可能性が高いといえます。

美人でスタイルもセンスもいい。仕事もできて、人当たりもいい。同性から見れば羨ましい存在ですが、そんな人でも恋愛に恵まれているとは限りません。

そういった分かりやすい記号だけで語れないのが、逆に言うと恋愛の面白さなのかもしれませんね。