倦怠期も意味がある!長生きカップルの秘訣は”50%の満足感”

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倦怠期”という言葉、国語辞書を使って一文字ずつ紐解くと、「倦」=疲れてしまって飽きる様子、「怠」=心がたるんでいる様子。どう頑張っても前向きに捉えることが難しい熟語ですよね。

でも私、恋人間に訪れる倦怠期って、そんなにネガティブに受け止めるべき兆候じゃないというか、むしろポジティブなサインだと思うんですよ。

慣れない刺激は存在しない?

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地球に存在するあらゆる生物は、心身への極度の苦痛を伴わない限り、ほとんどの刺激に慣れるように創られています。鈍くなるとか麻痺するというよりは、その刺激を日常的なもの、自然なものとして受け入れるようになるのです。

遊園地のジェットコースター、最初はどんなにはしゃいでいたって、何百回、何千回と乗ればいつかは漫画を読み進めながら乗れるようになりますし、スリル満点のお化け屋敷だって年間パスポートが擦り切れる頃には、仕掛けにダメ出しをする余裕すら生まれるもの。

そしてそれは、人間関係に生じる刺激も同じです。どんな意外性も、どんなトキメキも、どんな非日常に思えることだって、ずっと変わらない刺激など得ることも与えることもできません。

しかしこれには例外があります。心から不快な刺激にはなかなか慣れません。眉をひそめたくなるような不快感を与えるもの、嫌悪や憎悪の対象になるものは本能的に回避しようとするので、簡単に適応することはないのです。


最終的に慣れは刺激に勝つ?

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「明日が地球最後の日だったら、今夜はなにが食べたいですか?」という質問をされたり、したことはありますか?まだ試したことがないなら、今考えてみてください。そして、友だちや恋人に実践してみてください。

近所の定食屋さんのサバ味噌定食、大好きなウニのお寿司、お母さんが作ってくれるカレーライス…。回答はバリエーションにこそ富んでも、きっとほとんどの人が共通して、慣れ親しんだ味を選ぶはず。

明日死ぬなら最後の晩餐に○○という噂の珍味を!という人はレアです。目新しいものに惹かれる人でも、落ち着きたいときや安らぎたいときは、”いつもの○○”を好む人が圧倒的多数。特に男性はその傾向が強いです。

倦怠期の別名は”安心期”

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つまり倦怠期とは、全く不快ではない存在を日常的で自然なものとして受け入れ切っている証であり、新鮮な刺激を与える存在から、最終的に求めたり、帰りたくなったりする存在に近付いている時期なんですよ。

これはもう倦怠期なんていう響きの悪い言葉を使うのはやめて、『安心期』という言葉を一般的にしてもいいんじゃないかと思う今日この頃です。

「ちょっとこじつけすぎじゃない?」って思いました?いえいえ、それでも絶対、倦怠期なんて言葉を使うよりはいいに違いないんです。言霊の威力は侮れませんからね。口にする言葉はネガティブよりもポジティブ寄りに選んだほうが断然おトクです。

”50%で満足する”が鍵

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恋愛初期はなにもかもが新鮮で、会う度に新たな発見があるので、自分にとって都合のいい情報ばかりを拾うだけでも時間はすぐに経ってしまいますが、そのうち、それまで拾わずに済んでいたアレコレが、ついつい目につくようになります。

変動期を経て安心期へ

合格ラインを余裕で上回る高得点からスタートした関係でも、後から知ったり気付いたりする彼の欠点や合わない部分などで少しずつ減点を重ね、そこへまた意外な加点があったりと、変動期がしばらく続きます。この期間は大体1年半と言われています。

そしてそれが終わると、大幅な加点も減点もなくなる倦怠期…ではなく、安心期が訪れるのです。そうなると相手の人となりも言動パターンも少し読めるようになっているため、共に過ごす時間や相手の反応への評価点も無難な平均値に近付きます

安定の50点平均を受け入れる

これはとても自然な流れです。ものすごく楽しくて夢のような一日だった!という100%満足のデートはできなくなるかもしれませんが、その代わり、ものすごく退屈で時間の無駄だった…という満足度0%のデートもおそらくないでしょう。

彼と一緒に過ごした穏やかな日曜日に70点、火曜日の電話の無愛想な態度に30点、水曜日の朝のメールで40点、金曜日の夜のデートに60点。そして振り返る平均点が50点。そんな一週間が繰り返される、二人の穏やかな関係。

この50点で満足できるようになれたら、そのカップルはきっと長続きします。ポジティブな意味で「私たち二人は、まあ大体こんなもの」と、妥協でも諦めでもなく、受け入れることができたらきっと、50点を満点に感じられるあなたが始まるのです。