観るだけでセクシーになれる?!色気&女度アップにおすすめ映画

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色気を身につける近道は、色っぽい女性を見ること。画面からにじみ出るような色気を感じる女優さん、官能的な映像や音楽をそなえた映画は、観るだけで気持ちを盛り上げ、色気アップに役立つこと間違いなしです。

そんな色気&オンナ度アップにおすすめの映画たちをご紹介します!

抑えたエロスを学ぶ。「真珠の耳飾の少女」

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ピーター・ウェーバー監督、スカーレット・ヨハンソン主演。

オランダの画家フェルメールの名画、「真珠の耳飾の少女」。闇を背景に、斜め上からの光に浮かび上がる青いターバンの少女の唇は、もの言いたげにかすかにひらき、耳につけた真珠のイヤリングがつややかな光を放っている―。

この美しい絵に隠された少女の恋を描いたこの映画を観て、まずその映像の美しさに息をのむことでしょう。光の描き方にこだわったフェルメールを題材にした映画だけに、光の扱い方が本当に巧みです。

特に、フェルメールがよく描いた斜め上から差し込む日の光が、映画の中でも多用されていて、主人公の少女の乳白色の肌の美しさを最大限に引き出しています。ワンカットワンカットが、一枚の絵画のように完成されていて、思わず見とれてしまう。

抑えるほどに漏れ出す気持ちの色っぽさ

物語は、画家フェルメールと、彼がモデルにした召使いの少女との間の関係が描かれています。といっても、妻子あるフェルメールと、10代の少女との間にははっきりとした恋愛関係も、ましてや肉体関係もありません。

二人が時間を共にするのは、フェルメールのアトリエで少女が絵のモデルになる時だけ。だけど、少女がフェルメールに恋をしていることが、全身から匂いたっているのです。

恋する気持ちは、抑えるほどに熟成されて色気を放つもの。少女のぬれたような眼差しや、今にも何かを口走ってしまいそうに半開きになった唇は、観ているほうが息苦しくなってくるほどの色っぽいのです。

触れもしないのに、エロティック

言葉は交わさないけれど、フェルメールの方も少女の気持ちに気づいていることが、絵を描いているあいだの二人の間の空気から伝わってきます。

何の接触もない。愛の言葉を交わすわけでもない。それなのにこんなにもエロティックな映画があるんだ!と、映画館でこれを見た筆者は衝撃を受けました。

二人の間の唯一の接触は、フェルメールが少女の耳に耳飾をつけるための穴を開けるシーン。絵の中になにかが足りない、と思ったフェルメールが、光を反射する真珠の耳飾をつけさせることを思いつくのです。

フェルメールに耳たぶに触れられ、針で穴を開けられる瞬間に少女が一筋の涙を流します。その痛みが少女にとってどれほど甘美なものであったかを表すような涙。それすらも、斜め上の窓から差し込む光に美しく輝くのです。

エロスは、抑制のなかに宿ること。言葉でなく、眼差しや表情、唇のうごき、全身から気持ちをほとばしらせることの色っぽさ。隠そうとしても漏れ出すものが色気につながるんだ、ということを学べる映画です!

これを観たあとはきっと主役の少女に感化されて、しばらく口を半開きで過ごそう、と思ってしまうか、真珠のピアスを買いたくなること間違いなしです(笑)

フランス女優の色っぽさに学ぶ。「髪結いの亭主」

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パトリス・ルコント監督。アンナ・ガリエナ主演のフランス映画です。

主人公の男は、幼い頃、髪を切ってくれる美容師の女性に恋をします。髪を切るたびに触れる彼女の体や匂いに、少年ながら官能的な想いを抱き、「将来は美容師の女性と結婚する」という夢を持ち続けたまま大人になります。

中年になった男は、ついに夢を叶え、美しい美容師の妻と結婚。客の髪を切る妻を、うっとりと眺めながら仕事もせずに過ごす甘美な日々。

「髪結いの亭主」が俗にヒモを指すように、都合のいい男の夢と、特定の職業やシチュエーションに対するファンタジーに女ならうんざりしそうなもの。

そうならずに引き込まれてしまうのは、人生の不条理や滑稽さを盛り込んだ官能的な作風を得意とするパトリス・ルコント監督の手腕と、美容師の妻・マチルドを演じた女優さんのあまりの美しさと色っぽさのせいでしょう。

フランス人女性は色っぽい?

フランス人女性は、コケティッシュで色気があるというイメージが一般的にあるのではないでしょうか?

フランスは「アムールの国」「恋愛大国」などと称されることもあるように、いくつになっても男が男、女が女であることが尊重される風土があります。

あるフランス在住のエッセイストは、フランスの女性は子供を産んでも母親であることより女であることを大切にし、年齢を重ねてもエレガントでセクシーであろうとすると指摘しています。

当時36歳だったこの映画の主演女優の、呆然としてしまうほどの美しさと色っぽさを見ると、そうかもしれないと納得させられるのです。

見ているだけで、オンナ度アップ!?

彼女が目が離せないほど美しく色っぽいのは、もちろん顔立ちが美しく、スタイルがいいからというのもあります。

だけどそれだけではありません。女性の曲線を最大限に美しく見せるようなワンピースの着こなし。無造作なようでルーズな色気を計算しつくしたようなヘアスタイル。顔にかかる髪や後れ毛のニュアンス。

ふとした目配せや、足を組みかえる仕草。ハサミを持つ時のエレガントな動き。陰影のあるほほえみや、遠くを見つめるときのアンニュイな横顔…。

そういったすべてが色っぽいのです。それらは、生まれ持った造形だけで作り出せるものではなく、あとから身につく種類のもの。お茶やお花の所作を見て学ぶように、何度も見ることで自分にも取り入れることができるといえます。

実際、彼女の圧倒的な色っぽさを見ているだけで、なんだか自分にもそのご利益が乗り移ったかのような錯覚をおぼえてしまいます(笑)

恋愛の盛り上がりに対する執着

映画の中では、マチルドの「いつか老いて、愛が終わってしまうことへの恐怖」が描かれています。

そして、それに決着をつけるためのラストの彼女の行動には、「激しく共感して涙した」という意見と、「わけがわからない!」という意見に分かれることでしょう。

同じくフランス映画の「世界で一番不幸で幸せな私」のラストでは、恋愛の最中のふたりが、二人の関係が最高潮に達した瞬間で時を止めたいと、自分たちをコンクリート詰めにしてしまいます。(!)

恋の最高の瞬間で時を止めたいという、恋愛への強い執着とエネルギー。様々な愛と官能の形を描くフランス映画ですが、フランスの男女の色っぽさは、そんなところからきているのかもしれません。

美ボディ作りのやる気を上げる!「クレイジーホース・パリ」

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フレデリック・ワイズマン監督。フランスのドキュメンタリー映画です。

「クレイジーホース」をご存知でしょうか?パリにある、創業50年を越えるナイトクラブで、ヌードダンサーたちの華麗なショーで知られる人気の観光スポットです。

これは、クレイジーホースのダンサーたちや演出家、経営サイドの舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画です。

ヌードダンサー、と聞いていかがわしい、下品といったイメージを持つ人もいるでしょう。だけどクレイジーホースのショーは、一流のエンタテイメントショーであり芸術。女性の観客も多く、シャンパン片手に優雅に楽しめる場なのです。

女性の肉体の美しさ

映画の中では、実際のショーの映像がふんだんに使われています。趣向を凝らした衣装を身にまとった、裸のダンサーたちの体はとにかく美しい!

一流のクリエイターたちによる音楽、照明、演出のなかで披露される彼女たちの裸はあくまで美の一部であり、いやらしさや下品さとはほど遠い。観ていると、女性の体って素晴らしい!というポジティブな高揚感がわいてきます。

自分の体を磨くモチベーションが沸いてくる

観客席から見れば華やかなクレイジーホースのショーですが、芸能の常で、舞台裏は過酷なもの。映画の中でも、厳しい練習風景や、株主や観客を満足させ続けるための試行錯誤が描かれています。

プロフェッショナルであるダンサーたちの一番の商売道具は自分の体。それを維持している彼女たちの努力や、堂々と裸でオーディションに挑む姿は、観ている側のオンナとしての背筋を伸ばしてくれます。

大勢に見せる予定なんてない体だけど、少しは彼女たちを見習って体を磨かなければ!という気持ちにさせられるのです。

この映画を観てしばらくはダンサーになりきってエクササイズが楽しくなること間違いなしです(笑)きらびやかで美しい、「観るダイエットサプリ」的な映画です!

官能的なムードに酔う。「花様年華」

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ウォン・カーウァイ監督。トニー・レオン主演の香港映画です。

舞台は60年代の香港。同じアパートに越してきた、それぞれ伴侶を持つ男女の恋を描いた映画です。

ストーリーやプロットの面白さで引きつけるのではなく、映像や音楽、全体のムードで魅せる映画なのですが、まず60年代の香港の空気感を感じさせるような映像がとても官能的。

赤を基調にした、すこし沈んだ濃い色彩。湿った空気、匂い、アパートの壁に手触り。そんなものまで画面から伝わってくるようで、独特の熱気を持つ60年代の香港に体ごと引き込まれていきます。

めくるめくチャイナドレスの美しさ

印象的なのは、主演女優の存在感と、チャイナドレスの美しさです。場面ごとに違うチャイナドレスを着て現れる彼女。日本ではあまりバリエーションを見ることがないチャイナドレスですが、こんなにも色んなデザインのものがあったのか、と驚きます。

シックなものから、趣向を凝らしたゴージャスなものまで。その生地のぜいたくさと美しいカッティングに目を奪われます。

それに包まれた女優の体の曲線や、ドレスのすそから伸びる足のラインは、匂い立つような色気を放っていて、まさにチャイナ・ビューティです。

大人のための恋愛映画

白状すると筆者は、この映画を10代で映画館で観たとき、途中で寝てしまいました。前述のとおり、わかりやすさとはかけ離れた映画です。会話は最低限、決定的な場面はなく、大半を観客の想像力に委ねるように作られている。

ストイックな情感を理解するには、子供すぎたのでしょう。ただ、強くて香り高いお酒を飲んだあとのような陶酔が残り、いつか再チャレンジすれば理解できるはず、と思いました。

そして、20歳の時にDVDを借りて2度目のチャレンジ。…またしても、寝てしまいました(笑)それでもまだ早かったようです。それでも、濃密な映像美とラテン音楽のBGMは深く印象に残り、忘れられなかった。

そして、現在再びのチャレンジ。そして理解しました。大人になったからこそ分かる恋愛映画なのだと。大人になるにつれ、恋愛は簡単なものではなくなる。複雑な事情や感情の上に形成され、抑えようとするほど深く味わいが増してくるのが大人の恋愛の色気。

年を重ねるほどに理解できる、大人のための官能的な恋愛映画といえます。

美しく色気のある女優さんは、写真やインタビュー映像で見るだけでも魅力的。だけど、映画という魔法のなかでしか現れない官能美が、確かに存在するのです。

今夜はお酒を片手に官能的なムードの映画に酔い、色気&オンナ度強化ナイトにしてみませんか?