彼氏とラブラブになれる空間作り!愛情を深めるアロマ選び

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自分の部屋の匂い、あなたはちゃんと言葉にして形容できますか?たとえば、「ちょっと木の香りがして温かみがあって、それでいて爽やかな感じ」とか、「甘くて、どこか懐かしくて、色に例えるならサーモンピンクかな」とか。

実はこれ、意外とむずかしいんですよ。あなたが今、ご自分の部屋にいるとしてもです。愛煙家で自室でもタバコを吸っているとか、香りが強めの柔軟剤を使っているなど、明らかに際立つ匂いがある場合は別かもしれませんけどね。

毎日寝起きを繰り返して、鼻がすっかり馴染んでしまっている空間ですから、今更第三者の気持ちになって自分の部屋の匂いを言葉で言い表せと言われると、「え、わかんない…」となるのがごくごく一般的。

でも、それぞれの家、それぞれの部屋に、独特の匂いがあるものです。

壁や柱の材質固有の匂いに、置いてあるコスメティック用品の人工的な香り、そして、壁にかけてあるコートが持ち帰った外出先の匂いなどがブレンドされて、まさに”世界のひとつだけの匂い”の空間を作っています。

そこへ遊びに来るあなたのカレ。自分の大好きな彼女の部屋の匂いですから、ありのままの状態でも嫌な匂いだと思ったりすることはもちろんないでしょうけど、どうせならより心地のいい空間にしたいのが乙女心ってもの。

しかもですよ?そこにアロマテラピーを用いることで、いつもよりラブラブになりやすい空間を意図的に、科学的に創り出せるとしたらどうでしょう?試してみたいと思いませんか?

アロマテラピーって、そもそもなに?

アロマテラピーとは、ズバリ!植物に含まれるさまざまな成分を、ぎゅーっと凝縮して抽出したエッセンシャルオイル(精油)を気化させたり、または何十倍にも薄めたものを肌に塗ったりすることで体内に取り入れる療法のことです。

たとえば、リラックス効果があることでもっとも有名なラベンダー精油。あれは、いい香りだから落ち着く、という気分的なお話ではなく、ラベンダーというシソ科の植物に含まれる酢酸リナリルという成分が鎮静効果を持っているからなんですね。

遥か昔から、漢方だったりハーブだったり、植物は世界中の至るところで人間の心身のサポートとして活用されてきました。煙草や麻薬なども、イメージのよくない例ではありますけど、植物のチカラを利用した産物です。

アロマテラピーで感情をコントロールできる?

できます。もちろん薬ではないので、こういう状態のときにこの精油を使えば絶対にこういった作用が現れる、というような確実な保証があるわけではありません。

でも、興奮状態を抑えたり、鬱々とした気分を少し盛り上げたりする程度のことなら、科学的に充分可能です。

実際に、集中力を高める効果があるとされているレモン精油を使った実験では、ディフューザーを使ってレモン精油を焚いた作業部屋で働く作業者のほうが、効率よく働けて生産性が上がるということが証明されました。

最近、マッサージやスパなどのリラクゼーションサロンだけでなく、病院の待合室や進学塾の教室でさまざまな精油が用いられ始めているのも、アロマテラピーがただの趣味ではなく、療法のひとつとして注目されている証拠です。

恋人といる空間に向いているアロマ

それでは、アロマテラピーの基礎をお話ししたところで、恋人を自分の部屋に呼ぶ予定があるあなたに最適なアロマを、目的別にいくつかご紹介しますね。

明るい気分になりたい

スナックを頬張りながらコメディ映画を観る週末の夜や、来月に控えた旅行のプランを練りたい日などは、とにかく前向きで明るい気分にしたいですよね。

・ゼラニウム
・グレープフルーツ
・ライム

ゼラニウムは数ある花の精油の中でも、バラに似て甘いのにポップで、男性にも受け入れられやすいです。気持ちをポジティブにする効能があります。

グレープフルーツは、正に果物をぎゅっと絞ったような清涼感がたっぷり。気持ちを盛り上げるのにも一役買うんですが、なんといっても食欲を抑える効果があるので、夜遅い時間の間食を遠ざけてくれるかも。

ライムもグレープフルーツと同じで柑橘系ですが、ほんのちょっぴりビターで大人の雰囲気です。お酒によく使われるイメージがありますね。意識をしゃきっとリフレッシュしてくれます。まだもう少しお喋りしていたいときにピッタリ。

のんびりまったり寛ぎたい

二人でベッドやカーペットに横たわって、好きな音楽を聴いたり、将来の夢を語り合ったりする時間が欲しいなら、

・ヒバ
・ラベンダー
・オレンジスイート

まずヒバですよ、ヒバ。ヒノキの香りによく似ているんですが、アロマショップで働いていた経験から言わせていただくと、コイツが間違いなく男性人気ナンバーワンの香りです。

深い森をイメージできて落ち着くんでしょうか。ストレス軽減や不眠に効果があります。防臭、防カビ効果も非常に高いので、お部屋にも優しいです。

ラベンダーは好き嫌いがあると言われますが、やっぱりリラックスにはこの精油。香りが気になるという方は、ラベンダーを控えめに、その他の精油とブレンドしてもよく合います。

ちなみにラベンダーは別名”バランサー”と呼ばれていて、精神のバランスを整えてくれるんですよ。

オレンジスイートの香りはほぼ外れなく、老若男女、誰にでも好まれます。上でご紹介したグレープフルーツやライムと同じ柑橘類ですが、こちらは気分をUPさせる効果より、穏やかにさせる効果があることでよく知られています。

体調管理に役立ちたい

せっかく二人で過ごせる時間がやってきても、彼の体調がちょっと良くない…というときに使えるアロマもあるんです。あなたの体が心配だから…なんて言葉を添えて焚いてあげれば、体調不良を押してでも、あなたに会いに来てくれた彼の想いが報われるってもんです。

・ユーカリ
・ペパーミント
・フランキンセンス

コアラの主食で有名なユーカリは、香りも青々しくて爽やか。免疫力を高めたり、炎症を抑える効果があるので、風邪や花粉症による鼻づまりの解消に向いています。

ユーカリと並んで、ティートリーという精油もよく取り上げられるんですが、香りを比較すると、好き嫌いが少ないのはユーカリのほうです。

ペパーミントはガムや飲料にも使われますが、二日酔いや乗り物酔いなどで起こる胸のムカムカを軽くしてくれます。ただ、眠気覚ましの効果も高いので、もし彼がひと眠りしようとしているなら、使用を控えてあげたほうがいいかも。

フランキンセンスという木から採れる樹液は、呼吸器系のトラブルに働きかけてくれます。止まらない咳はつらいですからね。会話を楽しむためにも、彼の安眠を得るためにも、ぜひ使ってあげてください。

ラブラブを高める精油ってあるの?

恋する二人のスキンシップ欲を高める精油の代表にイランイランというのがあります。

さらに、目が飛び出た挙句にポトンと落ちるぐらい高価な精油も含めていいなら、ローズジャスミンなども有名です。

…なんですが、個人的にそんなにオススメはしません。というのも、どれもこれも香りがフローラルで非常に濃厚。いろんな男性に試香してもらいましたが、「うわっ、キツイ」と言って敬遠する確率高し。

アロマテラピーはれっきとした療法のひとつですから、香りだけが全てではありません。とはいえ、嗅覚を刺激しますからね。どんなに効果が高く優れていたとしても、好まない香りでは楽しめっこありませんし、気分が上がることも期待できません。

大好きな彼を自分の部屋に呼んで過ごす、かけがえのない時間。「この香り、好き?」といろいろ試してみて、二人のお気に入りの香りを見付けてみてください。

そして、そのあとは素直に可愛らしく、あなたのことが大好き!という感情を前面に押し出して、いっぱい甘えて、いっぱい甘えてもらうのが一番です。

アロマテラピーを強力な助っ人にして、お二人だけの素敵な空間を心から楽しめますように!

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