【結婚適齢期】何歳までOK?アラサー女性が抱える3つの事情

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「そろそろ結婚しないとマズイんじゃない?」そう急かされるようになってから早や数年。周囲の心配をよそに「結婚」に前向きになれない女性は少なくありません。

世間の言う結婚適齢期からだいぶ遅れているからといって「はいそうですか」と結婚できるわけじゃない。女にだっていろいろ事情はある。

こんな思いと葛藤する皆さんには「恋・仕事・お金」の3つの事情があるようです。女性も働くことが常識である今、あらためて結婚適齢期について考えてみる必要がありそうです。

アラサーが抱える3つの事情

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世の中の独身女性が皆、早くに結婚したいと思っているわけではありません。中には結婚に尻込みしているケースだってあるのです。

キーワードは恋愛・仕事・お金。今どきの女性が抱える事情を見ていきましょう。

彼氏が頼りなくて結婚できない

彼とはつき合って三年になります。私は34歳、彼はまだ28歳です。私の年齢を思ってか、親も含めた周りからのプレッシャーはすごくありますね。

ただ、当の本人たちに結婚する意思はまだありません。というより、ある時から私が諦めた感じです。

彼は悪い人ではないんですけど、とにかく頼りなくって。まだ子どもっぽい所があるというか、やることなすこと地に足がついてないんです。

仕事に対しての責任感もそうだし、私に対してもそう。自分のことに精一杯で、とてもじゃないけど人の人生を背負えるような人じゃないですね。

一時期は私も焦ってましたけどね。今はあまり気にしてません。彼と一緒にいるのは楽しいし、子どもがほしいわけじゃないから別にいいかなって。

仕事が好きだから結婚できない

彼は35歳です。実は向こうは結婚したがってます。というのも今年で私が30歳になるので、出産のリスクを考えてのことなんです。

ただ私の方は、まだ結婚も妊娠もしたいとは思ってないんです。理由は仕事。職場で企画の責任者をしているので、抜けるわけにはいかないんです。

彼は「どうせいつかは辞めるのだから早めに引き継げよ」そう言うのですが、のらりくらりと誤魔化してます。私は辞めるつもりもないんですよね。

新卒で入社した会社は男女差別あたり前のブラック企業でした。ストレスで疲れ果てて、さんざん揉めた末に辞職したんです。それから一年くらいかけて立ち直り、ようやく入ったのが今の会社で。

前職とは全く違う社風と、成果が正当に評価されるシステムに救われました。仕事が楽しいんです。彼のことも大事だけど、この職場から離れるつもりはありません。

将来が不安だから結婚できない

私と彼は同じ歳で33歳です。結婚、いつかできればいいとは思ってますが今じゃないですね。むしろ彼の方が焦ってます。

しかも結婚したら私に専業主婦になってほしいそうです。仕事に執着があるわけではないので構わないのですが、問題はお金ですね。

正直なところ、彼の収入だけでは不安。今後もし妊娠して子どもをもつことになれば、ますます生活はキツくなります。彼はそれでも「大丈夫だろ」って言うけど私は嫌なんです。

彼がどこまで現実的に考えているかわからないけど、ちょっと甘いんじゃないかな。いざ子どもができてから「やっぱり働きに出てくれ」なんてことになりかねないし。

それに切り詰めながら暮らしていく生活なんてしたくない。楽しくないですよ、そんなの。私は結婚しても、お洒落だって旅行だって諦めたくないんです。

昔とは違う「女性の価値観」

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ひと昔前なら30歳で独身でいることも、女性が仕事に夢中になることも少なかったことでしょう。けれど今、そんな女性が増えているのも事実です。

年々、結婚年齢が遅くなる女性。その背景にはこんな「価値観の変化」がありました。

男女のパワーバランスの変化

・「支えるから支え合う関係に

男は女を守り、女は男をいつでも支えるもの。それがスタンダードだったのははるか昔のこと。それが良い悪いは別にして、お互いの役割分担が明確であったことは確かです。

けれど今の時代、男女の立場に差はほとんどありません。時には女性が男性よりパワフル、なんてことも珍しくないでしょう。

これは恋愛においても同じこと。男性性の強い男性が減る一方で、それを補うかのように女性がたくましくなるケースはよく見受けられます。

結婚がゴールではない

守られなくても、誰かに頼らなくても生きていけるようになった女性。彼女たちにとって結婚は「しなくてはならないこと」ではなくなりました。

今や結婚はゴールではなく、新しい生活の始まりです。結婚前に同棲し「お試し期間」をもつようになったのも、初婚年齢を上げた要因のひとつと言えるでしょう。

けれどそれは、これから先どれだけ幸せになれるかを見極めるため。たとえ時間はかかったとしても、パートナーを慎重に選べるようになったのは良い傾向なのではないでしょうか。

女性が仕事にやりがいを感じる時代

力を認められる喜び

社会での女性の立場も、昔とは全く違ったものになりました。求められるスキルは年々高くなり、責任も大きなものに。

けれど全ての女性が良い環境にいるわけではないでしょう。思い通りにいかないことに悩むこと、活躍を快く思わない人からの抑圧。ストレスフルな毎日。

それらを忘れさせてくれるのは、やはり仕事なのです。男性だけでなく女性もストイックに仕事をするのにも頷けます。

自分にしかできないというプライド

仕事にやりがいを感じている女性に共通すること。それは自分の役割を理解していること、そしてスタイルを確立していることがあげられます。

つまり「自分にしかできない仕事がある」ことが自信になり、活力に繋がる。結果として効率のいい仕事ができるというわけです。

仕事に夢中になることで、婚期が遅くなることもあるかもしれません。けれど力を誇示することでプライドを保てると勘違いする一部の男性よりも、よっぽど健全だと言えるのではないでしょうか。

女性が描く理想のライフスタイル

生活を楽しむこと

そして現代の女性にとって、生活は「自分第一」なものとなりました。自分で稼いだお金を自分に投資し、時間も自分のために使う。

自由を手に入れた女性たちは、結婚でその気楽さを失うのではないかと不安になるのではないでしょうか。生活の全てが夫や子どものためだけになることへの恐れです。

その感覚はある意味、男性にも共通することでしょう。今や女性にとって、結婚は楽しみの延長でなければいけないのかもしれません。

生活水準を下げないこと

けれど今や結婚と安定はイコールではありません。結婚後の共働きはあたり前、出産後も子どもを預けて社会復帰することだって珍しくないでしょう。

それはもちろん生活レベルを下げないためであり、子どものため。けれどそれらと同じくらい、欲しいものも旅行も持ち家も諦めない「少しでも良い生活」をしたいと願う女性は多いのではないでしょうか。

結婚後のライフスタイルに強い理想とをもつこと。それ自体は決して悪いことではありません。けれど現実とのギャップが、結婚に迷う要因のひとつと言えるかもしれません。

偏見や焦りに負けないための心構え

絶対「旅恋」がしたくなる!旅での恋愛を描いたときめく映画5選のイメージ画像
時代とともに変化してきた女性のあり方。それでもやはり受け入れてもらえない時もあるでしょうし、自分自身を見失うこともあるでしょう。

周囲から偏った意見をぶつけられたときや、結婚に焦ってしまったときにどう対処すべきかを考えてみました。

立ち向かわずにスルーすること

「今幾つだっけ?貰い手がなくなっちゃうよ」「そろそろ親御さんが心配するんじゃない?」早くに結婚した人に限って、そんな質問を投げかけてくるものです。

まず何より、今どきそんな考え方はナンセンス。男性の生涯未婚率は、女性の倍。つまり恋愛にご無沙汰なのは、むしろ男性だというデータだってあるのです。

働かなくても済むくらい経済力があって、精神的にも頼りになるような「出来る男」なら安心して結婚するっての!人のことを言う前に、自分の家庭を振り返ってみろ!と言いたい。

けれどそれを伝えたところでなんの得にもなりませんし、むしろ損。「アイツ怖っ」そう影でコソコソ噂されるのが関の山です。とにかく無視しましょう。

たいして意味もないことを退屈しのぎに言ってくる人間に、腹を立てたり傷ついたりしてはいけません。本気で心配している人にだけ、素直な気持ちを伝えればいいのです。

周囲の変化に焦らないこと

そしてもう一つ。周囲の人間が結婚していくことに焦る必要はありません。

例えば友だち付き合いにも変化は出てくるでしょう。子どもができれば、どうしても生活は一変します。お互いに気を遣い合うようになり、ときには自分だけが取り残されたように感じるかもしれません。

けれどそれはあたり前のこと。今までのように気楽に会えない「寂しさ」と結婚していない自分への「焦り」は誰だって一度は経験するものです。

世間で言われている結婚適齢期は28歳です。しかし現実には、それよりずっと後になって初めて結婚する人たちばかり。なんの根拠もなき「適齢期」に踊らされて結婚したところで、いいことなどありません。

心の余裕とパートナーシップがなければ破綻するのは目に見えています。まずは自分が「他人と生活できる準備はできているのか」を考えてみると落ち着きますよ。

結婚適齢期は自分が決める

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それぞれが違った人生を歩んでいるのですから結婚適齢期は自分にしかわからない。ひとりひとり違っていて当然なのです。

自分の人生は自分のもの。人にどう思われようと、なんと言われようと他人に手出しはできないのです。

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