恋愛上手への道「食べ物の好き嫌いから、好みのタイプを知る!」
理想のタイプの彼とつき合えたはずなのに、いざつき合ってみたら何かがおかしい…
理想のタイプなんだから相性だって良いはずなのに、つき合う前のイメージとは程遠く、日々の中で感じる違和感。
やがてその違和感は胸の内で勝手に成長し、数ヶ月後にはついに破局!なんてこと、実体験かそうでなくても一度は耳にしたことがあるはず。
ここでオブジェクション!そもそも自分が思い込んでいる好みのタイプが間違っているのでは?
自分の好みだと思っていた人物像は、実は額面的なタイプであって、本来自分が求めている好みを把握できていないのでは?
「あなたの好きな食べ物、嫌いな食べ物は何ですか?」
この質問の答えがわからない人はいないのではないだろうか。
食欲というのは、人間の持つ三大欲求、食欲、性欲、睡眠欲の中でも、一番私たちに身近といってもおかしくない。日に三度も欲求実現する機会のある食欲については、自身の好き嫌いを把握しているはず。
好きな食べ物:エスニック料理、嫌いな食べ物:豆腐
このような食の好みの人がいたとしたらどうだろう?実はこれ、わたしの食べ物の好み。
やっぱり持つべきものは友人!二つの会話で、ひらめいた!
ある時、10年以上のつき合いの友人が、他の友人たちと初めて顔を合わせた時、つき合いの浅い友人たちからわたしの男性の好みについて質問を受けていた。
わたしも彼女がどう答えるのか興味津々で、離れた席からこっそり聞き耳を立てていた。
友人は返答するのに困っている様子…しばらく上空を眺めたのち、「かなり賢い人、根っから明るい人、束縛を嫌悪する自由人かなぁ…」などど、いくつものタイプを挙げていた。
すぐにでも問いただしたい気持ちをぐっとこらえて後で聞いてみると…わたしの元彼には色々な種類の人がいて、その共通点がわからなかったとのこと。
またある時、友人との食事会で幹事をする機会に恵まれた月があった。わたしはタイ料理店、インドカレーの店、トルコ料理店を選んだ。見事に自分の大好物の食事のオンパレード!
食事会を行っている最中、わたしの恋愛遍歴を十二分に知っている友人が冗談まじりに、こう言った。
「本当に刺激的なものが好きだよねー!食べ物も男も!」
からかわれた言葉を聞いて、ピンときた!そうか!わたしの好物の男は、賢い人でも、明るい人でも、自由人でもなく…それを修飾する言葉の方の男だったのだ!共通項は「かなり」「根っから」「嫌悪」。
そうつまり、わたしはキワモノが好きだったのだ…
少しショッキングな展開だったが、気を落ち着かせてよくよく過去を思い返してみたら、自分が猛烈に好きになった男は…まさにキャラの強い刺激的な男性たちばかりだった!
そして、逆にせっかくの珍しい先方からのオファーにも関わらず、もったいなくもお断りしてしまった面々を思い返してみる…むむむ!上手く世間や人様と差し障りなくバランスを取って、人生そのものが安定型の男性には興味がないことが発覚!
上記したわたしの食の好みと、ここで導き出された男の好みの定義を関連づけてみるとどうなるか?
エスニックということは、香辛料やハーブがふんだんに使われていて、癖も辛みも強い。豆腐は風味を楽しむことはできるが、その味自体には際だった特徴はない。単体で食べるにはあっさりしすぎている。
これを男性に置き換えると…個性が強く刺激的な人に惹かれるが、地味で平凡で可もなく不可もなく、平均点といった男性には興味を持てない。
なんと、わたしの食の好き嫌いは、男の好みに見事置き換えられてしまう。いやむしろ、そのものズバリ!
異性として興味が沸かないタイプはうすうす理解していたが、ド・ストライクの好みのタイプは先の友人の言葉の通り、元彼の種類が違いすぎたせいで、これまでまったくわからずに生きてきた。そして失敗ばかりをくり返してきた…
初めて食と男の好みを並列して考えてみたら、30数年自覚できなかった男の趣味がようやく腑に落ち、ようやく理解できたのだ!
ここから先は、「強烈な個性を持つ男性」いやむしろ「変人」の二文字をテーマに、自分ではもちろん、友人にも探してもらえばいいのだ!
なぜなら、それが頭で描く理想のタイプではなく、欲求という本能が探し求めるタイプであるはずだから。
宝探しゲームのお宝を探し続けた30年…
目の前のきらきら輝く宝石を、その輝きに目を奪われてお宝と信じゴールしてみても、審判から「いやいや、あなた。それはそもそもお宝ではありませんよ。」と告げられ、がっくりと肩を落とし、また一から探す作業のくり返し。今となってみれば、生涯かけても見つからない可能性だってあったじゃないか!
まずはお宝が何なのかを調べてから、正しいターゲットを据えてゲームに臨むべきでしょう。
そして、それが本物の相手を見つける、恋愛上手への道。
「あなたの好きな食べ物、嫌いな食べ物は何ですか?」