結婚はゴールではない!なりたい自分に狙いを定めた女子力磨き

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最近、テレビを観ても、雑誌を読んでも、友だちと話していても、とにかくひっきりなしに出てくるワード、”女子力”。女性が女性として生きていくために有利なスキル、とでもいいましょうか。

たとえば、料理や掃除や洗濯などの一般家事をソツなくこなせる能力であったり、食事会や飲み会で料理をテキパキと取り分ける気配りであったり、いかなるときもファッションやメイクに手を抜かない努力であったり。

女子力は高ければ高いほど、同性の賞賛と異性の関心を集めやすいですから、女性に生まれたからにはやはり、女子力磨きに勤しみたいもの。「キミ、女子力高いね」と言われたら、それはもう間違いなく褒め言葉ですしね。

でも、女子力UPの手段は巷に溢れ返っていて、どこから手をつけたらいいかわからない女性も多いはず。もちろんどれを選んでも、確実にプラスにはなるんですけど、あれもこれもと欲張りすぎて、どれもこれもが中途半端になってしまっては、もったいないですよね。

それならばある程度、”なりたい自分”のイメージをしっかりと膨らませた上で、自分にとってより有効な女子力磨きの方法を選びたいものです。

人生はまだまだこれから

多くの女性は恋愛のため、ひいては結婚のために、女子力磨きに奮闘するようです。でも、たとえ理想の男性と付き合えたって、理想の結婚を叶えたって、そこはゴールでも山頂でもなく、あくまでも経由地点。

人生のスタートは出生時です。そこからしばらくは、保護者が敷いてくれるレールの上を、手を引かれながら進んでいきますが、中学、高校、と大きくなっていくうちに、徐々に自分で選べる分岐点も増えてきて、いつかは自力でしかレールを敷けないエリアに到達します。

就職をしてみたり、結婚をしてみたりしても、所詮、自分は自分。日本女性の平均寿命は86歳ですから、この先何十年も”自分”が続くんですよね。

ということは、○○くんと付き合うために、とか、高年収で高学歴で高身長なカレと結婚するために、という人生の前半から半ばにのみ焦点を絞った女子力磨きに全力投球するのは、ちょっと計画性に欠けて限定的。

もう少し長い目で自分を見つめることが大事になってきます。

私は一体どんな自分になりたいの?

将来自分がどうなりたいか、という自問自答は、最初のうちはあまり突き詰めないのが吉。

慣れてくればイメージの絞り込みが功を奏することもあるのですが、自分の思い描いた理想に縛られてしまうのは避けたいので、今は軽く目を閉じて、ぼんやりと想像を膨らませる程度で大丈夫です。

今回は、4通りのタイプと、それぞれに向いている女子力UPの方法をご紹介します。自分はきっとこのタイプだろうなあ、ぐらいのアバウトな選び方でいいので、まずは方向性を定めてみてくださいね。

家族の役に立ち続けたい献身型

未来を想像するとき、自分のいる場所がキレイな家の明るいキッチンだったり、または未来の旦那様と子どもと手を繋いで歩いている家庭的なイメージが強い人は、奥さんやお母さんという、家族の一員としての役割を果たすサポート型の自分を望んでいるのかも。

・料理の腕を磨く
・頻繁に掃除をする癖をつける
・家計簿をつけて金銭管理能力を高める
・同世代の女性とのコミュニケーションに慣れておく
・栄養や保険に関する情報を吸収する

「料理の腕を磨く」は、難しいレシピに挑戦して、イタリアンやフレンチに精通する必要は全くなく、むしろ冷蔵庫の中にある食材で、ちゃちゃっとお手軽な1品、2品を作れるようになっておくと便利です。

その他、掃除や洗濯などの一般家事についても、どっさり貯めて一気にこなすスキルより、空いた時間に少量をこなすことが苦にならないよう、今のうちに慣れておきましょう。

そして、サポートタイプの女性に求められるのが、健康と安全と家計の管理能力。この3点についてまったく知識がないと、あとあとなにかと困ることになるので、学んでおくなら今ですぞ。

一人でなんにでも立ち向かう独立型

結婚も視野には入れているけれど、それでも専業主婦になる自分や、家族の誰かのサポートに徹する自分より、兼業主婦となってバリバリ働いたり、または生涯恋愛をモットーに、できるだけ縛られず、自由に自分の人生を謳歌したいなら、

・徒歩通勤を心がけたりジムに通うなどして基礎体力をつける
・ヨガやアロマなどリラクゼーション方面の趣味を持つ
・一人ご飯や一人ショッピングなどを楽しんでみる
・年代や性別を限定せずに多くの人とコミュニケーションを図る
・ビジネスマナーに関する本や新聞などを読む

独立型の女性に必要なのは、なによりもパワフルな心身です。兼業主婦を選択するにしろ、シングルライフを選択するにしろ、ずっと働き続けることが前提条件ですからね。

率先的に体を動かして、簡単には病気や怪我に負けない肉体を維持するとともに、忙しい毎日の中でちゃんと休むこともできるように、エステやマッサージなどに通わなくても、自分で自分をリラックスさせてあげられる手段を知っておくのが賢明です。

また、忙しくなればなるほど、ちょっと空いた時間をいかに楽しめるかがキーポイントになってくるので、一人でも臆さずにいろんな場所に足を運んでみてください。

食事も娯楽も、”一人だと味気ない”ではなく、”一人だと気楽で自由だ”と思えるようになると、すごく楽になります。

そして、独立心を持って生きていくには、人生の先輩と後輩のどちらとも情報交換ができるようになっておくといいです。

いつまでも目標にできる人と、時代が変わり続けていることを教えてくれる人が揃ってこそ、あなたをバランスよく刺激して、成長させてくれるでしょう。

可能性を試し続ける挑戦型

人間は死ぬまで学習し続ける生き物だといいます。飽くなき探究心があるのも特徴のひとつ。

自分がなにに向いているのか、どんなことなら達成できるのか、などをよく考え、社会の一部としての責任感が強い女性には、まずはとにかく情報収集に努めることをお勧めします。

・この世にどんな職業があってどんな資格が求められるのかを学ぶ
・本、雑誌、テレビなど、偏りなく読んで観てみる
・国内、海外を問わず旅行する
・興味を持てるトピックのセミナーや集会に足を運ぶ
・多種多様の経歴を持つ人たちと積極的に関わる

このタイプの最大の利点は、話題に事欠かない人になれる、というところです。とにかく色んな情報を吸収して知識を身に付けられますし、アクティブに行動していれば、おのずと経験幅が増えて、経験値も上がりますからね。

職業と資格について知っておくことは、身動きのとりやすさに繋がります。興味のある業界で今求められている資格はどれで、それを取得するために必要な期間や費用などを全く知らないでいると、いざ本気になったときに、立ち往生する可能性も。

貴重な時間を無駄にしてしまわないために、曖昧なイメージを基に想像を拡げるのではなく、各職業や各資格のリアリティを知る人との関わりは大事にしてください。

実際にその世界を知っている人の生の体験談は、あなたを大いに揺さぶると思います。こういう人になりたい、と思えるのであれば、さらに意欲の炎に油が注がれるでしょうし、自分の思い描いていたものとはまったく違うと気付けることもあるでしょう。

多くの情報を集めることは、遠回りのようでいて、実は一番確実に未来を具体化してくれる道なのです。

時が来るのをじっくり待ちたい温存型

今はまだ特に興味が湧かない、自分がなにを望んでいるのかなんていくら考えても出てこない、という人もいると思います。

何事にも”来るべき時”がありますし、タイミングが合わないときに無理やり何かを絞りだそうとしても苦しいだけですから、まだその時じゃないと感じるなら、堅実で裏切らない自分磨きをコツコツと積み重ねていくのがベスト。

・とにかく貯金する
・家族や友人との関わりを大事にする
・聴きたい音楽を聴いたり、観たい映画を観る
・美容院に行く回数を増やしたり、新しい服を買ったりして、外見を整える
・休日になにかひとつ、小さな冒険をしてみる

いつなんどき”なりたい自分”が見付かるかわかりません。ですから、いきなり大きな夢が芽生えてもいいように、お金は貯められるだけ貯めておきます。お金はほとんどのものに化けることができるので、裏切られることはありません。

また、いつの日かあなたが駆けだしたくなったときに、あなたを支えてくれる最大の味方はきっと、あなたという人を想って支えてくれる家族や友だちです。

居てくれるのが当たり前、と甘えるのではなく、普段からちゃんとコミュニケーションをとり、相互理解をどんどん深めていきましょう。

あとは、好きなことをたくさんしてください。なんとなくでもやりたいことを繰り返しているうちに、ずっと飽きないものや、突き詰めたくなるものを見付けることもあると思います。

「外見を整える」は女子力UPの基礎です。他者にとってもそうですが、自分にとっても一番わかりやすい結果を見せてくれるので、自信に繋がりやすいです。

昨日よりも今日、今日よりも明日、ほんの少しでも可愛く見える自分を心がけることができたら、それは将来どんな自分になるとしても、決して妨げにはなりません。

そして、自分を刺激してあげるために、普段通りの休日をちょっとだけ変えてみるのもいいでしょう。いつもは行かない駅で買い物をしてみるとか、これまで食わず嫌いしていたアクション映画を友だちと観てみるとか、些細なことで充分なので、試してみてください。

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