年下の彼氏に感じる引け目・・・アラサーを悩ませる不安の解消法

  • Twitter
  • hatena
  • facebook

「ねぇ、あのカップルの年齢差やばくない?」「うわっホントだ彼氏かわいそー」そんな幻聴まで聞こえるようになってきたこの頃。

その原因はもちろん、30代中盤の私に対してまだピチピチの若い彼氏。その年齢差は7つ・・・気付けばいつも「いつふられるか」を考えてビクビクしている自分がいる。

彼本人は気にしていなくても、このままじゃ私の心がもたなそう・・・今回はそんなアラサー女性特有の悩みを、様々な角度から分析して解決していきます。

世間が思う「年の差について」と本人たちが感じていること

2
今となっては男女逆転の年の差カップルも珍しくはありませんが、やはりどこかで「自分には無縁の話だし」と人ごととして捉えているところはありませんか?

けれどいざ自分事となった途端に、世間の声がどう思っているのか気になってくるものです。まずは世間の声、そして実際のカップルにもお話を伺いました。

年の差カップルをどう思う?男女別に聞いてみた結果に愕然・・・

Q男性の皆さん、自分の彼女が年上だとしたらいかがですか?

・アリだけど3つ上くらいまで
・考えられない
・周りに反対されそうだから結婚はない(回答者/20代から30代の男性)

Q女性の皆さん、世の中の年の差カップルについてどう思われますか?

・全然アリ、むしろ羨ましい
・いろいろ大変そうだから無理
・うまくいくのは経済力のある芸能人とかだけ(回答者/30代から40代の女性)

いかがですか、この結果・・・若い男の子が年上のお姉さんに憧れるなんて話は、所詮ドラマや漫画の世界の中だけだということなのでしょうか。

もう少し掘り下げてみると、例えば20代の男性にとって年上女性は「精神的にも経済的にも支えてくれる存在」なのだと言います。

けれど、いざ結婚となれば話は別なんだとか!それまでの居心地の良さをあっさり手放し、彼らと同年代もしくは自分よりも若い女性だけを対象として見るというのです。

つき合っている間は散々「年下なんてガキっぽいし考えられないよ」などと言っていた輩が、手のひらを返すように価値観まで変えてしまう・・・都合のいい話もあるものです。

実際の年の差カップルが思うことと「感じていること」

34歳/アイさん(仮名)

普段一緒に過ごしている分には、年の差を意識することもなく平気なんですよ。私も彼もマイペースに、甘えたい時は甘えますしね。

ただし一歩外に出ると途端にドキドキするんです。やっぱり人の目が気になるというか、言われてもいない陰口が聞こえてきたり。

年の差を感じてストレスを溜め込まないように、一応工夫もしてるんです。それは彼が男だからという理由だけで、デートの支払いだとか金銭面の負担をさせないこと。

普通逆だと思います?年下彼氏だからこそ払ってもらうことで「男をたてる」って確かに言いますよね。でも私たちの場合はそうじゃないんですよ。

実は私の方が稼ぎが良かったりするんですよね。だからと言って貢ぐわけじゃないですよ。その分は男女の役割を変えてバランスをとってます。

と言うのも、彼は料理が得意なんですよね。片付けや掃除なんかも、彼の方が上手なんですよ。もし結婚しても、こんな関係ならいいなって正直思います。

けど、彼の親はいい顔をしないでしょうね・・・まだ会ったことはないですけど、一年以上つき合ってるのにお呼ばれされたこともないですもん。

25歳/コウキさん(仮名)

彼女と知り合った時、まだ社会人になったばかりでしたね。大学の時には同級生とつき合ってたんですけど、よく泣くし束縛もあるしで辟易してて。

今の彼女は歳こそ離れてますけど、見た目は可愛いし。甘えてくるけどいい距離感なんで、今はこの関係が心地いいんですよね。

結婚ですか?うーん・・・考えたこともある、かな。というより、話の中で冗談みたいな感じで聞かれました。「結婚願望はある?」みたいな。僕は正直に「まだない」って言いました。

そしたら彼女も「だよね〜」とか言って、そんなに暗い感じじゃなかったですよ。彼女の気が済んだみたいだったのでそれ以上は話さなかったです。

親は彼女の存在を知ってます。うっかり口を滑らしたら、うるさいのなんのって。ただ、歳のことを言ったら「うっ」って感じで言葉に詰まってましたね(笑)

そうなる親の気持ちもわかる気がしますよ。けど決めるのは僕自身ですからね。とりあえずこのままで、もう少し様子を見て判断しようと思ってます。

表面上は良好な関係を維持しているお二人。アイさんにも引け目と遠慮はあるようですが、それをあからさまにはしていません。コウキさんも、そんな様子に気付いていながらも荒波を立てないようにしているのでしょう。

彼のことは好きだけど・・・年下彼氏をもつアラサー達が抱える悩みは一緒

10295
あるカップルのお話を伺いましたが、彼女たちの場合は「まだマシなほう」と言えるでしょうね。彼女の社会人としての地位は確立しているし、彼氏も能天気な性格とはいえ彼女を悩ませるようなことはしていません。

けれど、すべてのカップルが彼女たちのような形をとれるわけではありませんよね。次は、もう少しリアルな悩みを集めてみましょう。

あらゆる面で感じてしまう「彼への引け目」が彼女たちを苦しめる

収入が自分より下であることに彼のプライドが傷ついていないか?

彼が年下であればあるほど、社会経験に差が出るのは当然の話。そうなれば収入格差が生まれてしまうのも無理はありませんよね。

人間お金次第ではないと理解しつつも、目に見える形でランクをつけやすいのもまた事実。そのため彼氏の給与額を知っていながらも、自分の方は言わない女性も多いようです。

彼は言わないだけで実は友人から馬鹿にされてるんじゃないか?

彼の周囲の人から、自分がどう思われているのか。年上の彼女がもっとも引け目を感じる点がここではないでしょうか。気にしなくていい、なんて到底無理な話です。

年の差カップルに理解がある友人だとしても、その差が7つ8つ・・・となれば衝撃を受けるかもしれません。たとえ悪い意味ではないとしても「なんでそんなに上の人と?」なんて聞かれてしまったら・・・考えただけで耐えられないのだと言います。

私とは遊びで本当はほかに年相応の彼女がいるのではないか?

彼との関係に自信がもてずにいると、引け目はいつしか疑念へと変わります。少し連絡がなかっただけでハラハラ。ありもしない浮気話を想像しては自分を苦しめるのです。

もちろん彼のことは信じている、いや信じたいのです。彼の口から「そんなことあるわけないだろ」そう聞きたいのです。けれど事実を確かめるべく直接聞けないのは、本当だったら怖いから。結局は何も聞けずにモヤモヤを解消することもできないのだそうです。

結婚対象としての土俵から自ら降りてしまう年上彼女たち

つき合うには都合が良くても結婚は若い子としたいはず

まだ若い彼が、自分なんかと結婚を望むだろうか?イヤイヤ、肝心なのは当人同士の相性やタイミング。わかっていてもナーバスになる気持ち、よくわかります。

年上女房なんてテレビでは聞いたことはあっても、現実として実感がわかないのもわかります。もし自信がもてずにいるのなら、余計にそうかもしれませんね。

彼の両親と相容れる気がしない

そして彼を取り巻く人たちの中に自分が入ることへの違和感。これは彼と二人で過ごしている時にはわからない感覚です。

「なんでまたそんなに年の離れた人と」なんて彼の母親がため息をつき、「まぁいいじゃないか」しどろもどろで慰めにはいる父親。その間でバツの悪そうな彼氏と自分。想像しただけで震えますね。

子どもにも嫌な思いをさせる日が来るかもしれない

想像力が豊かであることが、時に私たちを苦しめます。仮に祝福されて結婚したとして、その後には子どもが誕生。その子が入園する時、私は何歳?

小学校に上がる頃には、今の自分の状態をキープしているのは難しいかもしれない。運動会の時「お父さんは若いのにね」なんて言われて落ち込む子どもを見たくない。そんな不安が募ります。

自分の方が先に老いていくなんて耐えられない

それに、たとえ良好な関係が築けた二人にも変えようのない事実が襲いかかります。それは、何年一緒にいても年の差は縮まらないということ。

彼が60歳の時に自分が10歳上では、きっと負担も大きいかもしれません。命が尽きるその時まで引け目を感じなければならないとしたら、こんなに苦しいことはありません。

気付けば比較比較の毎日・・・疲れた彼女たちを救う解消法とは

6
年下の彼氏をもつアラサー女性が危惧すること。それらは、実際には何ひとつ事実ではないかもしれません。けれど確かめるには、あまりにも気力を消耗してしまうのではないでしょうか。

そんな彼女たちの苦しみを和らげるには、以下に挙げたような解消法が効果的です。悩みと向き合うことが、必ずしも最良とは言えないのですから。

自分の時間を最大限にもつこと!そして彼の時間を奪わないこと

一見すると、どこかで聞いたことのあるような方法だと思われるかもしれませんね。けれどこれは、なにも買い物やカラオケに行けと言っているのではありません。

ポイントは、頭の中を彼だけで満たさないようにするということです。そのためには「年上だから・年下なんだし」の概念を取り払う必要があります。

彼はあくまでも「男」です。例えば少しくらい気持ちが弱っていても、放っておける勇気を持ちましょう。年の差に引け目を感じておきながら、この点で母性を発揮してしまう女性は多いものです。そして自分まで一緒に悩んでしまうことも。

悩みや愚痴は軽く聞き流すようにしましょう。聞いて一緒に悩んでくれることを望むのは女性だけ。男性にはそれよりも自分と対話する時間が必要なのです。

さらに男性は、できるだけシンプルに事を解決したがります。女性がよかれと思って口を挟むことで混乱しますから、アドバイスや批判はほどほどにすべきでしょう。

金銭面で甘やかすのもアリ?自分の好きなように恋愛を形づくればいい

金銭面で?ずいぶんと思い切った方法だと思われるかもしれませんね。でもこれ、大してダメなことではないのです。年齢差があるから、男女を意識するから「ん?」と引っかかるだけのこと。

でも、甘やかせばダメンズ真っしぐらじゃないか?いいえ、ダメな男は初めからダメなのです。そしてそれは、つき合う前に見抜けなかった過去の自分の過失ですから気に病んでも仕方ありません。

考えてもみてください。世の中には稼ぎの悪い彼氏を支える彼女も、自由奔放な彼氏を好きにさせている彼女もたくさんいますよ。それを良しとしているのは彼女たち自身であり、本人が負担に思わないのなら問題にはなり得ないということです

年齢差だけでなく「男女はこうあるべき」といった思い込みがあるから、ギャップを感じて辛くなるのです。大切なのは自分がどこまでを良しとするか、なのです。

引け目を感じながらの恋だって悪くない

14
「つき合ってる彼が年下で」なんて言えば、周囲から羨望の眼差しを受けるだけ。それが余計に、悩みを打ち明けるきっかけを奪っていたりします。

そんな時こそ考え方を変えるよう意識してみてくださいね。有意義な年の差恋愛を楽しめることを願っています!

snsでシェア

  • Twitter
  • hatena
  • facebook