優柔不断な彼にイライラ!そんな彼と上手く付き合っていく方法
「どうして、彼はこんなに優柔不断なんだろう?」お付き合いしている彼に対して、いつもそんな気持ちを感じる事が多いでしょうか?また、時には、その彼の優柔不断なところで、貴女がイライラしてしまう事もあるのかもしれません。
今回は、優柔不断な彼と貴女ができるだけ上手に付き合っていく方法を、お話させていただきたいと思います。
優柔不断が関係に影響を及ぼす
男性の優柔不断なところで女性が困るというのは、具体的にどういったものなのでしょうか?まずは、それを見ていきましょう。
自分が決められないので任せる
貴女と彼がデートをするとすれば、デートの内容や行き先など、あらかじめ二人で決めて置く事も多いと思います。
そんな時に貴女が、彼に「どうする?どこに行こうか?」というように提案すると、彼は「どうしようか?」など、あまり具体案のない返事しかしないのではないでしょうか。
貴女が「じゃあ、○○にする?それとも、どこにも行かないで、家でゆっくり過ごそうか?」そのような選択肢が用意してある提案をしても、彼は、
「んー、どうしようか?」
「どっちがいいのか、わからない」
「俺は決めれられないから、○○(貴女)が決めていいよ」
そんな風に、結局、彼はどちらが良いのか決めないまま、貴女にその後の展開を任せます。
貴女に任せるというのは、自分がどちらでもいいから任せるというよりも、自分がどちらが良いのか決められないから、その判断を貴女に任せるのです。自分の決断を貴女に委ねるのです。
決断不足が重なり不満が募る
デートの行き先や内容程度の事であるならば、貴女が自分の好みや気分によって決めてもいい事ですし、特に困る事はないのかもしれません。
しかし、何を決めるにしても、彼は自分の意志は具体的に口にせずに、自分で決断を避けて貴女に任せます。
- 何を食べたいのか、行きたいのかを決めるのも貴女
- その日に会うか、会わないかを決めるのも貴女
- 旅行のプランや行き先を決めるのも貴女
- 二人で過ごすイベントの内容を考えるのも貴女
- 二人で引っ越す先を決まるのも貴女
- 二人の生活プランを決めるのも貴女
そういった彼の決断力不足と、それを相手に委ねるという事が積み重なってくると、貴女は彼に対して疑問や違和感を抱く事が増えていきます。そして、それがやがて、彼に対するイライラとした感情になってしまうのです。
二人の重要な決断まで相手任せ
こうした、男性の決断力不足と、それを女性に委ねる行為は、日常のありとあらゆるところであらわれます。そして、二人にとって重要な出来事でも、彼の優柔不断は女性を悩ませるのです。
別れるか否かも優柔不断
彼の優柔不断なところは、時として、二人の行く末に関わる重要な決断にまで、影響してきます。
例えば、彼と喧嘩をした時や衝突した時に、それが二人の関係に危機を招くほどの喧嘩になってしまう事も、時にはあるのではないでしょうか。二人がこのまま付き合っていけるのか、それとも別れを選ばなくてはいけないのか…
当然、女性は相手の気持ちや意思を尋ねると思います。しかし、そんな時までも、彼の答えは、
「どうすれば良いのか、わからない」
「考えたくない」
「○○(貴女)が、したい方でいいよ」
そんな風に、彼の意志が何一つ伝わってこない、優柔不断な言葉で女性を更に傷つけてしまいます。
女性は、彼が自分と別れたくないのかどうなのか、その気持ちが聞きたいのです。その気持ちさえも、相手任せにしてしまう事は、非常に女性を傷つけてしまう事になり、二人の関係を悪化させるだけになってしまいます。
結婚をするか否かも優柔不断
付き合ってきた彼と結婚したいという願望を、多くの女性が抱くでしょう。しかし、愛する女性のその願望ですら、優柔不断な彼は叶える事もせず、そして、はっきりと打ち砕く事もしません。
勿論、結婚は男性にとっても、人生を左右するかもしれない程の重要な出来事です。そう簡単に、決断できるはずはありません。しかし、優柔不断な彼は、その自分の気持ちですら、女性にはっきりと伝えません。
ただただ、自分の決断を曖昧にさせる事で、女性を期待と諦めを行ったり来たりさせて、モヤモヤした気持ちにさせるだけなのです。女性は、自分は本当に彼に愛されているのか、彼に必要とされているのか、そんな不安までわいてくるでしょう。
彼の優柔不断なところは、女性をイライラさせるだけではなく、不安にさせたり、時には傷つけてしまう事さえもあるのです。
嫌な意思さえもはっきり伝えない
また、何が良いのかどうしたら良いのか決断できない彼も困るのですが、もっと女性を悩ませるのが、何が嫌なのかどういうのが嫌なのか意思表示をして来ない男性です。
女性が聞いてきた事や、提案した事に対して、「なんでもいいよ、どっちでもいいよ」というように、その時は、優柔不断な彼らしい答えをしてきます。
しかし、実際その答えや女性の決断が、彼の中では納得できておらず、それがちょっとした不満になります。そして、その不満を後々になって、女性に伝えてくる場合があるのです。
「あの時本当は、こういうのが良かったんだけれど…」こんな風に彼から切り出されると、女性は驚いてしまいますよね。何故、その時にちゃんと彼は言ってくれなかったのか?言ってくれれば良かったのにと…
これでは、まるで女性が強引に決めたように感じられて、女性としては、気持ちの良いものではありません。
ですから、女性はその後彼に対して、更に気を遣って彼の意向を優先しようとします。ですが、相変わらずの優柔不断な彼の態度に、「じゃあ、どうすればいいの?彼はどうしたいの?」悩んでしまって、振り回されてしまうのです。
優柔不断な彼を理解する
では、そんな優柔不断な彼と上手に付き合っていくにはどうすれば良いのでしょうか?そのためには、彼の優柔不断なところを理解する事から、始めてみていただきたいと思います。
そんな彼を理解するためには、まず、何故、彼が優柔不断になってしまうのか、自分で決断できないのか、その理由などを考えてみましょう。
優柔不断な人には、優しい性格や、気弱な性格、大人しい性格のような人たちが多いです。
彼が優しい人であるならば、貴女の意向を基本的に優先してあげたいと考えるでしょうし、彼が気弱な性格であるならば、自分の意向を言う事で、貴女を怒らせたり、不快にさせないか考えてしまうでしょう。
彼が大人しい人であるならば、自分の意向をあらわすような自己主張が、基本的に苦手なのかもしれません。
貴女の意向を優先したいという考えは、貴女に対する愛情からです。貴女の事を大切に思っているからこそ、彼は貴女の事を理解したいので貴女の意向を知りたいですし、貴女の意向に合わせたいのです。
自分の意向を言う事で、貴女を怒らせたり、不快にさせないか不安になってしまうのも、貴女に嫌われたくないという、ある意味、貴女への愛情でもあります。
そして、その貴女の顔色を伺うような気弱さと、自己主張が苦手というのは、彼の短所という事なのです。
優柔不断な彼を、「なんで、彼ってこうなの?」という風に、頭ごなしに否定してあげないでいただきたいのです。
彼の優柔不断なところは、貴女への愛情であったり、貴女に嫌われる事への不安であったり、そして彼にとって短所だという事を、理解してあげてください。
優柔不断な彼を受け止める
そして、それが理解できたのならば、それを受け止めてあげるようにしていただきたいと思います。
優柔不断が貴女への優しさや愛情であるならば、それだけ彼は貴女の事を想っているという事です。優柔不断が貴女に対する不安のあらわれであるならば、それだけ彼にとって貴女が気にかかる存在という事です。
そして、優柔不断が彼の短所であるならば、人は完璧ではありません。貴女にも短所があるのではないでしょうか?そして、恋人同士ならば、お互いの短所を補っていく事も大切だとは思いませんか?
「彼が何でもいいって言うのは、彼が優しいからなんだ」
「私に任せるくらいに、彼は私の事信用してるんだ」
「彼がなかなかはっきり言わないのは、私に嫌われるのが怖いんだ」
「優柔不断なのは、元々彼は大人しいから、しょうがないか」
「彼が自己主張が苦手なら、そこは私が引っ張るようにして、お互い苦手なところは補い合わなきゃ」
そんな風に、彼の優柔不断なところを、受け止めてあげるようにしていただきたいと思うんです。
決めなきゃではなく決めて良い
彼自身も、自分の優柔不断なところで迷惑をかけてしまっているという、貴女に対して申し訳ない気持ちが無意識の内にでもあります。ただ、それをどう上手くあらわしていいのかわからず、また、素直に表現できないのです。
男性自身も、自分の優柔不断なところに悩んでいる人たちは多いです。しかし、自分ではどうにもならずに、そこを周りに責められて、ますます悩んでしまうという事もあります。
そんな中、彼女だけは自分の優柔不断なところを理解してくれる、受け止めてくれると感じると彼は貴女に対して、とても居心地の良さを感じます。
そして、やがて彼は、貴女に対して絶対的な安心感、信頼感を抱くようになって、少しづつでも自分の気持ちを貴女に伝えるようになったり、優柔不断からほんの一歩進んでくれるようになるでしょう。
また、彼が優柔不断なばっかりに貴女が色々と決断しなくてはいけない事も多くて、「なんで私ばっかり決めなきゃいけないの!?」というような気持ちになると思います。
ですが、自分が決められているという事を強いられていると考えると、その決断も良いものではなくなってしまいますし、ますます彼に対して苛立ち、自分が疲れるだけです。
「決めなきゃいけない」というように、自分がさせられていると捉えるのではなくて、「何でも私が、好き勝手に決めて良いんだ」というように、ちょっとワクワクするような気持ちで、決断する事を前向きに捉えていただけたらなと思います。