35歳独身女性に見られる「若作り」「私らしさ」の痛い特徴
なんとも不思議な35歳という年齢。四捨五入すると40歳ということになるのですが、心はなぜか30歳になったあの頃から、いやもっと言えば28歳頃から何も変わらない気さえするものなのですね。
そんな35歳という曲がり角に到達した女性たちの心の戸惑いと、陥りやすい痛い特徴についてリアルにお話します。
突然やってくる35歳という壁
30歳になったあの時、自らをおばさんと呼び、自虐ネタを大いに披露したものでした。しかしながら、内心、肉体的にも精神的にも「まだまだ」なんて余裕しゃくしゃくで、気持ちは20代後半をひきずったままであったことが、今では恥ずかしく思い出されます。
女性の多くは30歳という年齢を大きな節目と考える方が多いのではないでしょうか。しかしながら実際に老化が顕著に表れだすのは35歳。その変化は突然やってきます。
ここではまず35歳女性たちに訪れる突然の変化について見ていきましょう。
全体の顔の表情が以前と変わる
ふと鏡で自分の顔を見ると、随分疲れた顔をしているなんてことが・・・。顔のサイズも以前に比べて大きくなった気もするし、大笑いした後なんて、目尻の皺がくっきりと残っているのです。「なんだか最近母親に似てきたかも・・・」などと、自覚を始めた女性もいるかもしれません。
帰り道の電車のドアに映った自分自身の姿にショックを受けた女性も少なくないのでは・・・。見た目に関して、「まだまだ平気」なんて余裕で構えていたあの頃を疎ましくなるほど、本気で焦りを感じるのがこの頃です。
好きだった服が似合わなくなる
服の好みは若い頃から大きく変わるものではないですよね。雑誌を見て、流行りのスタイルを取り入れてみても、なんだか似合わない。なんだかイメージが違うのです。
安っぽく見えたり、品に欠けていたり、若い頃のように雑誌通りにやればなんとかそれっぽく見えるということもなくなり、気付けばただの若作りのおばさんになっています。
体つきがだらしなくなってくる
一番驚くのが、後ろ姿。知らない間に背中についた贅肉がおばさんらしさを演出しています。正面はばっちりメイクをして、髪型も整えて自分自身にオッケーを出していたのに、ふと鏡超しに見た自分の後ろ姿にげんなりなんてことも。
また調子に乗って飲み歩いているうちに、以前は気にならなかったお腹もぽっこり出て、ウエストのカーブもどこかに消えていました。体に掛けた負担は、しっかり目に見える形で、自らに返ってくることを思い知らされます。
若い子の中にいると自分だけがやけに浮いて見える
若い子の中にいると浮くのは、十分承知のことだったはず。しかしながらその浮き方がこれまた尋常ではなくなっているのです。
以前はグループの中のちょっと年上の「お姉さん」として見られていたのが、今はその枠から随分はみ出していることに嫌と言うほど、気付かされます。やはり年齢による見た目の違いは、いざ若い子と横に並んで比べると、残酷なくらい一目瞭然なのです。
35歳女性が陥る痛い失敗例
前述した通り、老化がはっきりとその目で確認できるようになる35歳という年齢。そんな現実から目を背ける為なのか、それとも救急措置なのか、周りから失敗だと思われる女性たちの特徴を挙げてみます。
若作りが止まらない女性
高いヒールにミニスカート、バックの小物使いもやたらガーリッシュな感じで、一世代下の女性雑誌でも参考にしたかのようなファッション。普段はメイクばっちりで気合い十分なのに、メイク崩れのお肌に関しては、正直見てはいけないものを見てしまったような気分になります。
そして自慢の部位をアピールしたいのか、ミニスカートから全開の足を誇らしげに、コツコツとヒールで歩き回る姿は、見ているこっちが恥ずかしくなります。
20代のモテ栄光をひきずったままの女性
いつまでもお嬢様気質の女性のことです。若い頃、モテたことが強い成功体験となり、状況が変わった今でも自信満々で強気な姿勢。
会話の中心は自分でありたいと考えており、人の注目を集めていないと気が済まない性格なので、空気が読めないうざい女と周りからは思われてしまいます。いつまでも自分自身をイケてると信じて疑わないその痛さに誰もついていけません。
自分らしさをアピールする女性
若い女性にはどうやっても太刀打ちできないと知るやいなや「自分らしさ」という絶対評価に固執する女性たち。
「今、○○が流行ってるらしいよ」と何気ない話をふっても、「そうなんだー、私そういう流行りって、どうでもいい人だからさ」なんて、いらない自己主張で返される始末。
やけに自分のお気に入りのブランドやお店などをアピールしてきては、「人と同じものは持ちたくないからさ〜」と自分語りがスタートする。人の目をひいて、構ってほしいだけなのでは?!と思わざるを得ません。
35歳からの女性の心得
35歳独身女性となると、私の周りにも暴走を始める女友達をたくさん見かけました。「昔は違ったのに・・・」という思いと、なぜ周りから痛いと思われるような女性になってしまうのか、少し考えてみました。
そこでここでは、35歳という年齢を迎えるにあたり、知っておくべき心得について挙げてみます。
自分は何者でもないことを知る
年を取ったからといって、特別な何かになる必要はありません。他人とは違う自分でいなければならないとか、人に認められる存在でいたいとか、そんな気持ちを抱えている内にいつのまにか自分自身を見失うことになります。
常に頑張らなければならないと思いがちですが、自分自身という人間はそれ以上でもそれ以下でもなく、存在そのままの姿なのです。ありのままに今の自分を認めてあげましょう。
年を重ねても変わらないものを大切にする
年齢があがったからといって、無理矢理すべてを成長させる必要はありません。成長しない、しなくていいと思える自分自身の領域をいつまでも持ち続けることの方が大切なのではないでしょうか。
変にオリジナリティを追求しだすことより、本来の自分自身が持つものに目を向けてみましょう。
素直さと謙虚さを忘れない
この年になると、確かに色んな物事が見えてくるかもしれません。仕事でもそれなりに経験を積んで、意見を口にすることも増えるでしょう。しかし自分自身の考えや正しさを主張する前に、相手の立場を理解したり、人の意見にもキチンと耳を傾けることを大切にしましょう。正しさはいつも一つではないということです。
年齢ごとのイメージを持っておこう
今回は35歳という年齢がもたらす事についてお話しましたが、人にはその年齢だから持てる魅力というものを確かに存在します。女性は20代という若さからの卒業を恐れ、来るべし30歳をリミットや大きな転換期として捉えがちなのかもしれません。
しかしその後40代、50代と年を重ねていくわけですから、年をとってからの人生の方がずっと長いのも事実です。自分がどんな女性になっていきたいのか、その年齢ごとのイメージをもって、前向きに年を重ねていくことができたらいいですね。