どうして結婚してくれないの!?結婚に消極的な彼の本音とは
彼とお付き合いして何年か経ってくると、そろそろ結婚を意識し出す、女性もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、そういった女性の胸の内を知ってか知らずか、結婚に対して男性の方が、イマイチ乗り気ではなさそうで…というようなお話も珍しくありません。
そんな結婚に消極的な男性の気持ちを、今回はお話させていただきたいと思います。
女性の結婚に対する考え方
特に女性の方は、結婚に対して強く意識する機会が多いと思います。結婚に対して抱くイメージは男性と女性では、それぞれ違います。まずは、そこから見ていきましょう。
安心感が 得られる
女性が彼と結婚したいと思ったきっかけは、様々な理由があるでしょう。
「彼の事を、本当に心から愛しているから、ずっと傍にいたい」
「お互い仕事が忙しかったりして、中々都合が合わずにあまり会えないので、一緒に居れるようになればいいのに」
「彼が日頃何をやっているかわからないから、傍にいてできるだけ彼の行動を把握しておきたい」
「彼はいつも仕事とか忙しくて大変そうだから、傍にいて支えられるようになりたい」
しかし、いずれのような理由であるならば、わざわざ結婚しなくても、一緒に暮らして同棲すればほとんどの事は満たされますよね。
「彼女」と「妻」という立場ならば、よりどちらがパートナーに近い存在かこの文字だけでも十分わかると思います。
彼女の立場はいくら心で繋がっていようが、表面的には他人です。血の繋がりもなければ、書面上ですら赤の他人なのです。
そうなると、彼が例えば浮気をしても、そこまで重く罰する権限は彼女にはありませんし、もし、彼に何かあったとしても、彼女の立場ではどこまで彼の事に踏み込んでもいいのか悩むと思います。
ですが、妻の立場になると、血の繋がり はないという事は変わりませんが、書面上ではしっかりと、「彼と人生を共にする伴侶」という立場が示されているので、彼の妻として何があっても、その立場でできる事はいくらでもあるでしょう。
また、彼女と妻では彼の捉え方も違います。彼女も妻も彼にとっては大切な存在ですが、責任感をより強く感じるのは、やはり妻という立場の女性の方なのです。
男性は、「生涯ともに支え合っていこう、守っていきます」というような気持ちを、結婚という形にして女性にあらわします。
女性は、「彼から自分がそう想われる立場にいる」「できる事に限界がある彼女という立場から、自分はより深く繋がりあえる立場にいる」という安心感を得たいのです。
また、他に 女性が結婚したいと感じる理由として、
「周りがどんどん結婚していくから、自分だけ取り残されるみたいで嫌だ」
「結婚して子供が欲しい」
「早く結婚して、両親を安心させたい」
このような理由もあると思いますが、それらの望みも全て、「結婚して得られる安心感があれば、叶えられるから結婚したい」という事なのではないでしょうか。
安定感が得られる
結婚する事を考えると、男性よりも女性は、仕事への執着心が小さくなる場合が多いです。
結婚したら、例えば正社員雇用であったならば、結婚後はパート雇用になって今よりも仕事を減らしたり、もしかしたら、仕事自体を辞めて、専業主婦になりたい と考える女性も少なくないでしょう。
結婚する事によって、働いているパートナーと共に生活する事で、安定しやすくなるという考えもあるので、仕事の負担を一人で生活している時よりも軽くする余裕もでてきます。
そのような安定感が欲しい、その安定感を結婚する事によって得られると考える女性も多いのではないでしょうか。
勿論、彼と結婚しても今までと変わらず共働きで頑張る女性も多く、いらっしゃいます。
ですが、そういった女性が結婚したいと考える時も、例えほんの少しだけでも結婚に対して、安心感や安定感の事が頭をよぎるのではないでしょうか。
それに、いくら共働きと言っても 生計は彼と共にする事になります。相手と生計を共にする事、それが結婚ですよね?
もし、生計は別で結婚したいと考えるのならば、それこそ、契約上だけの妻になってしまい、結婚する意味は果たしてあるのか疑問に感じるのではないでしょうか。
女性は結婚する事によって、どちらかというと、多かれ少なかれ安心や安定した生活が送れると考える女性が多いのではないでしょうか。ですから、できるだけ早く結婚して、家庭を持ちたいと考えるのだと思います。
男性の結婚に対する考え方
では、男性はどのように結婚に対して、考えているのでしょうか?
男性は責任が増えると考える
男性も愛する女性と共に過ごしたいと思い始めると、同じように結婚を意識し出すでしょう。ただ、そこには女性のように安心感や安定感を感じるよりも、男性の中には違う気持ちが大きく締めます。
それは、「責任感」です。
女性も、愛する男性を支えていかなければという責任感はあると思いますが、男性はそれよりも更に強く、「女性の人生を背負っていかなければ」という責任感を、結婚を意識すると考えるのです。
男性は如何に、女性を幸せにできるかに価値を置くとも言います。つまり、「この女性を自分が幸せにしていかなければ」という男性の使命のようなものを感じるのでしょう。
男性は女性と 違って安心感や安定感よりも、使命感や責任感を最も強く感じるのです。
強い責任感はあるが自信がない
ですから、結婚に消極的な男性は、ある意味責任感や使命感、義務感などが強いという事ではないでしょうか。
本当に、相手の女性を愛しているからこそ、結婚する事によって増える、自分の責任の重さをしっかりと感じているのでしょう。
女性に対して愛情もあって、相手の人生を背負う事を考える強い責任感もあります。ただ、そこに自信がないだけなのです。
「本当に、自分が相手の人生を背負っていけるのか」
「自分はこの女性を、幸せにできる器なのか」
「この先何があっ ても、この人と乗り越えていけるのか」
「今の自分で結婚してしまって、本当に大丈夫なのだろうか」
責任感が強いあまり、自身のない男性は、このような不安や悩みを抱えます。
特に、仕事の業務や役職などに対して、男性自身が納得いくような成果が出ていない場合、自分はまだ結婚するのは早いのではないか、今の自分の仕事では家庭を支えていけないのではないかと悩む事も少なくないでしょう。
そういった背景も、男性を結婚に対して消極的な姿勢にさせている一つの原因なのです。
今の生活に満足している
男性自身が、仕事などで自分自身満足のいっていない日々を過ごしている場合 、結婚に対しても不安があるので、消極的な姿勢になるとお話しました。
しかし反対に、男性が今の生活を、自分にとって充実した日々だと感じている場合も、結婚に対して消極的な姿勢になってしまいます。今の生活に満足しているので、それ以上の変化は要らないと感じるからです。
女性に対しての愛情はありますが、それ以上のお互いの立場の変化も求めないのです。
日々の生活が充足に満ちている事は、とても良い事です。ですが、パートナーとなる女性としては、自分の立場や気持ちを考えると複雑に思えたり、寂しく感じてしまうのではないでしょうか。
充足に満ちた生活が、結婚する事で更に華やいだものとなるというよう に、男性自身が捉えてくれるのならば良いのですが、変化を受け入れ難い男性もいらっしゃるので、難しいところですね。
自由がなくなると感じる
今の生活が上手くいっている、上手くいっていないにしろ、結婚すると今の生活から、自分の自由がなくなってしまうのではと、危機感を感じる男性もいらっしゃいます。
「結婚したら、友人と気軽に遊びに行けなくなる」
「会社の飲み会も、今まで通りには行けないかも」
「今は自分で働いたお金は、全て自分で使えるけれど、結婚したらそうはいかなくなる」
「自分の趣味とか我慢しなくてはいけなくなるのは嫌だな」
そんな風に感じる男性も、多 いと思います。どうしても、結婚となると経済的なものや時間的なものなど、大なり小なり自分の自由を奪われてしまうというイメージが、多くの男性にはあるようです。
その気持ちを超える、何かを結婚に対して感じたり、結婚する必要性や重要性などを感じないと、中々自分の自由を手放すという気持ちにはなれないでしょう。
今のパートナーで良いのか迷う
結婚するとなると、この先、生涯のパートナーとしてその人と過ごす事になります。そこで男性が迷うのは、本当に今の彼女と結婚しても良いのかという事です。
今お付き合いしている女性に対して、何かしら不満があったり、イマイチ合わないところや物足りないところがあると、本当にこの人が生涯のパートナーで良いのか、この人とこの先の人生共に支え合っていけるのかというように悩みます。
自分では その不安は自覚がないけれど、無意識にそれを感じて、結婚に対して躊躇してしまう男性もいらっしゃいます。「お付き合いするならば良いけれど、結婚するとなると話は別」というような、例えも聞きますよね?
こういったところは、結婚を迷う多くの女性も持っている部分ではないでしょうか。
本能的に縛られたくない
結婚するのであれば、一人の女性を生涯愛して支え合っていくという事になります。ですが男性の中には、それを自分が一人の女性に生涯を縛られてしまうというような窮屈に感じてしまうようです。
本能的に女性はより優秀な子孫を、そして、男性はより多くの子孫を残すようになっている生物だと 言われています。理性や倫理観などを置いて考えると、本能的に男性はより多くの女性を求める事になります。
ですから、一人の女性だけを求める結婚を、本能的に避ける男性もいらっしゃるという事です。
最も、理性や倫理観のある男性が大多数なので、こういう男性は珍しいと思いますが、いないとは限らないのです。
結婚と愛情の深さは別
男性は、必要に迫られれば愛情がなくても、結婚する事もあります。それは、女性も同じではないでしょうか?結婚する事が愛情に比例している場合もあれば、そうではない場合もあります。
彼が結婚に消極的だからと言って、貴女に対する彼の愛情の深さを疑う事だけは、やめていただきたいと思います。
これまでお話したように、男性が結婚に消極的な事は、女性に対する愛情の深さがどうのだけでは、中々はかれないものなのです。