もう限界!彼氏の気持ちが超重い…鬱の彼を刺激しない別れ方

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最初は大好きだった彼だけど、付き合っていくうちにだんだんすれ違うことが多くなってきて、気付いたらもう別れたいなんて思っていた経験、ありますよね?

1度は好きだった人だから、別れを言って傷つけるのは勇気がいるし、ドキドキする恋とは違う愛情が残っているので、なかなか判断が難しい所です。

一方的に気持ちが無くなってしまった場合、相手が自分をまだ好きなのが分かる為、別れを言いだせない人も多いですし、出来るなら刺激しないで円満に別れたいものです。

そんな別れに関する悩みの中でも結構深刻なのが、「相手が鬱病である」パターン! 精神不安定な彼と早く離れたいものの、別れを言うと何かが起きそうで怖い…。

そうやって迷っているうちに、いつの間にかズルズルと離れられなくなってしまうというケースも多発しています。

自分をまだ好きでいてくれるのは分かるし、彼が病気で辛いのも分かる。でも、彼の気持ちが重たくってもう限界!という状況の人は、是非一緒に鬱の彼をなるべく刺激しない別れの方法を考えていきましょう!

別れられない理由は様々!色んな恐怖があるんです…

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ストレス社会の現代は、鬱病等精神的な疾患に苦しんでいる人がそう珍しくはありません。精神的に不安定な人と一緒にいると疲れてしまい、楽しくないことが多いですし、そういう人を支えていくことは、本当に想像以上に大変なことなのです。

彼を好きで覚悟して付き合っても大変なのだから、もはや恋愛感情がなくなった人にとって鬱病の彼と付き合うことは、苦痛でしかありません。

それならば、早く別れれば良いじゃない?そう考えたいのは山々ですが、鬱病の彼氏に別れを言うと、色々な恐怖が襲ってくるのです…。

「自分のせいで」死ぬかも知れない…という恐怖!

鬱病の人は常にネガティブな思考を持っています。ずっと心を閉ざして引きこもってしまう人もいれば、ひどい人になると「死にたい」とつぶやいたり、リストカットをしたり、自傷行為をする人も存在します。

そんな彼を見ていると、もし自分が別れを告げた時に「自分のせいで」病気が悪化したり、もし自殺するようなことがあったりしたらどうしよう…と、怖くて動けないという人はたくさんいます。

「逆恨みが怖い!ストーカーや刺されたりしないかの恐怖…

鬱病の人は、自分の心に余裕が無い状態の為、他人の気持ちは考えず自分の気持ちと思いこみで行動を起こしてしまいがちです。

大げさと思う人もいるかもしれませんが、実際にストーカーや逆恨みされて刺されたらどうしよう…ととてもじゃないけれど言いだせないと言う人は多いです。

病気の人を見捨てるのが怖い!罪悪感に耐えられない恐怖…

彼をもう愛していなくても、彼が普通の精神状態ではないと思っていてもそういう状態の人を突き放してしまうことにとてつもない罪悪感を持つようです。

それは、「病気の人を1人にする」という自分への後ろめたさでもありますし、周囲からどう思われるか、冷たい人だと思われないかと自分の立場を心配する人もいます。

付き合っている自分自身が一番、「彼は変わってしまった」と感じているからこそ、普通の状態ではない彼に対して、どう別れを切り出せば良いか分からないという人が多いです。「自分が別れを言ったせいで」何かが起きてしまう なんて、耐えられない!というのも納得です。

鬱病の恋人が、つい勘違いをしてしまう行動とは?

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鬱病の人は基本的にネガティブで、「どうせ自分なんて…」と被害妄想が大きい傾向にありますが、何故か恋愛にだけは人一倍ポジティブな時も!少しの可能性や些細な行動に希望を見つけ出し、なかなか離れてくれません。

愛情は無いけれど、鬱病だから刺激したくないだけなのに…

愛情はもうとっくに無いけれど、今までの思い出もあるし揉めたくない!ましてや鬱病の人を刺激したくないだけなのに…。

「俺に冷たくしない」から嫌いにはなっていないはず!まだ自分のことを好きでいてくれるはず!と鬱病の人は勘違いをしてしまいます。

大量のラインにドン引き!怖いから返しただけなのに…

返信がないとストーカーのような大量のラインや着信履歴…。もうそれだけでゾッとドン引きしてしまいます。ずっと無視していたら逆上されるのが怖いからたまに返信しているだけなのに…。

「返信がなかなか来ない」ではなく「たまには返信が来る」ことに重点を置いてしまうので、嫌いなら返すはずが無い!たまに返信がくるってことは嫌われていないんだ。そうだ、きっと忙しいんだ!と勘違いしてしまいます。

鬱だから、しょうがないと思って聞いていただけなのに…

鬱だから刺激したくないという心理はもちろんありますが、鬱という病気であることを知っているが故に、しょうがないことなので病気の人に冷たく出来ないと言う人は多いです。

「鬱だからしょうがない」と諦めていることを、「俺が好きだから甘えさせてくれる」と勘違いをしてしまい、居心地の良い彼女として離れるのを嫌がります。

鬱病の人はとてもネガティブな一方で、自分を受け入れてくれる存在を全力で確保 しようとします。確保しなければ自分の居場所や自分の存在意義がなくなってしまうと思うからです。「お前も俺を捨てるのか」等の言葉を浴びせられたとしても、心を揺るがせることなく決めたら別れの道を貫きましょう!

別れ話はきちんと理由を!毅然とした態度が大切!!

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鬱の人に限らずですが、別れを告げる相手にすがる恋人というのは結構しつこくて困ってしまうものです。もし、あなたが重たい愛をもう受け止められないと思ったら無理をせずにしっかりと別れましょう!

ファミレス等、人がいるところで!部屋で2人きりはダメ!

別れ話なんて人に聞かれたくないし、ゆっくりと落ち着いた場所で話したいかもしれません。でも、鬱病の相手は何が情緒不安定のスイッチになるか分かりません。第3者がいるという状況を作るだけで、突発的に暴力を振るったり包丁等を持ち出したりすることに歯止めがかかります。

「嫌いじゃないけれど…」は言わない!曖昧にせず理由をハッキリ!

傷つけたくなくてつい「嫌いじゃないけれど…」と言ってしまいますが、それだと「じゃ
あなぜ?」「嘘だ!お前も俺を捨てるんだろう」等、ヒートアップする可能性も。理由はハッキリ、冷静な態度で静かなトーンで具体的に言いましょう。

具体的な理由は本音を言う!でも相手を責め過ぎないこと!

具体的に本音を言うのは良いですが、「あなたが鬱だから」「もうあなたに疲れた」と責めてしまうと相手も傷つき暴走してしまいます。同じニュアンスでも「私では支えきれない」「こういう関係は疲れてしまった」等、受け入れられない自分が悪いというような形で謙虚に、でもハッキリと線引きをしましょう。

責任感や罪悪感は持たなくても良い!

あなたにはあなたの人生があります。カウンセラーでも何でもないのですから、彼から離れることに責任感や罪悪感を持たなくても良いのです。自分と別れた後どうなるんだろう、この人は1人になってしまう…等は考えず、言葉を選びながらもしっかりと気持ちを伝えましょう。

十分に気をつけていても、相手が逆恨みしたり、ストーカー化したりすることもあると思います。そんな時には「第3者」に忠告してもらいましょう。

2人のことになると感情的になっていても、第3者から指摘を受けると「アレ?俺が悪い?」とハッとすることもあります。1人で抱え込まずに相談することが大切です。

鬱のパターンを良く見て話すのが大切なポイント!

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鬱病にはいくつかパターンがあります。付き合っている中でその鬱病がどんなパターンか分かる時には、そのパターンをうまく利用して別れ話を話せる日を選びましょう。

攻撃型の鬱に批判は絶対NG!

「俺は悪くない!周囲が…」と何でも人のせいにしてしまう攻撃型の鬱タイプに、「あなたが嫌いだ」と言うと、「何で理解してくれないんだ!!」と逆上してしまう場合があります。

刺激せずに終わらせるには、「ごめんなさい。受け入れられない私の問題なの」と相手だけを批判するのは避けましょう。

自虐型の鬱にも批判は絶対NG!

「俺が悪いんだ。皆俺を嫌ってる…」と自責の念につぶれそうな自虐型の鬱タイプに、「あなたが嫌いだ」と言うと、「そうだよね、俺なんていない方が良いに決まっている…」と自傷行為をする可能性があります!

刺激せずに終わらせるには「あなたにはこんなに良いところがある。ただ私はもう支えられない」とフォローしながら気持ちをハッキリ伝えましょう。

気分の波が安定している日を選ぶのは鉄則!

鬱病って、1日中暗いわけではない場合もあります。精神が不安定でも、今日は穏やかだなという日があるはずです。

たまにしか来ない平和な時間を崩したくはないですが、やはり情緒不安定な日は突発的な行動に出やすいのでなるべく安定した精神状態の日を選びましょう。

もし彼の診察日が分かっているのなら、カウンセラーの診察がある当日や前日に話すと言うのも1つの手です。自分が別れを告げた後、気持ちが爆発して変な行動を起こさないように日付を考えて切り出せば、相手もその後カウンセラーに気持ちを吐き出しフォローもしてもらえるので落ち着いてくれる可能性も大です。

昔の思い出は昔のもの!「今」と「未来」を見よう!

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誰だって、ボロボロの彼と最初から付き合いたくて親密になった訳ではありませんよね?相談等から親しくなった人も、少なくとも今よりは症状がマシだったはずです。

昔よりも鬱が重くなって自分が支えきれないと感じた人もいるでしょうし、彼の鬱は変わらないけれど自分の環境が忙しくなって余裕が無くなってきた人もいるでしょう。

もう別れようかな…と思った時に、やっぱり蘇るのは昔の思い出や、鬱症状の合間に見せる優しい態度をされると、「でもやっぱり…、もう少し頑張ってみようか」と思ってしまうのも分かります。

でも、そういう時は是非「過去」の思い出ではなく「今」と「未来」を見て下さい。あなたが今疲れているなら離れたって良いんです。あなたが未来に希望が見えないなら別れたって良いんです。

もちろん、鬱病の恋人を一生懸命支えて一緒に治療することで将来的に安定した!という成功例もありますが、それはごくわずかです。

「全治1か月です」と言うような体の病気とは違い、普通に見えても何がきっかけで元に戻るか分からないのが心の病気の怖さです。

誰も、あなたを責めたりしませんし、責める人がいてもあなたに代わって彼の面倒を見ている訳ではないので気にする必要はありません。是非、自分の人生や気持ちを大切にして、病気の彼に遠慮することなく幸せを追うことを諦めないで下さいね!

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