家庭的はもう古い!?男性が現実的に結婚したいと思う女性

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「結婚するなら家庭的な女性がいい」と、かつて世の男性達は口にしていました。洗濯をして掃除をして、家で御飯を作りながら自分が仕事から帰ってくるのを出迎えて欲しいと…ですが、現在はこのような声を耳にする事は少なくなりました。

むしろ、外に出て共働きを望む声の方が大きいように感じます。しかし、女性側からは専業主婦を望む声は後を絶ちません。

男性と女性の結婚観が食い違う中、今の男性は結婚の在り方についてや、どのような女性と結婚したいと考えているのでしょうか?

男性が共働きを望む理由

男性が共働きを望むのは、主に三つの理由があるようです。

経済的な不安

男性が女性に対して共働きを望む声が多くなった事は、やはり経済的な不安が大きな理由となっているのでしょう。ニュースでは時折、経済や景気についての明るいニュースを耳にします。

しかし、それも一部であり、今の日本全体は経済的にどちらかと言えば厳しい状態です。当然、会社からの給与も、男性が一人で伴侶や子供達を養うには充分とは言えないので、心もとなく感じるのもやむ負えない事でしょう。

ましてや、自分が病気や何らかの形で働けなくなった時の事等を考えると、その不安は計りしれないものです。

そして、介護や年金問題等で老後の生活が不安定な御時世、働けるだけ働いた方が良い…そんな風に考えるのは、男性だけではなく女性も同じではないでしょうか?

「経済的に余裕があるなら、彼女には専業主婦になってほしいんだけれど」このような男性もいます。しかし、彼らがいくらそれを望んでも経済的な問題が立ちはだかり、結果的に共働きを望まざる負えなくなるんです。

男性としては、家族を自分一人で養っていきたい気持ちはあるようですが、現実がそれを許さないのでしょう。

男性の自活力の向上

「男子厨房に入るべからず」なんて言葉があるように、以前は家事や炊事を積極的にこなす男性は少なかったです。

しかし、今や一人でも身の周りの事が自分でできるのが当たり前とばかりに、自活力の高い男性が多くなりました。料理男子と持て囃される程に、中には女性よりも炊事が得意な男性も出てきました。

ですから、家事をしてくれるだけの役割は、今の男性にとってあまり必要性が感じられないものなのです。

精神的に頼りたい

また、男性は本来、女性を守る力強い存在というイメージがありました。しかし、そのような元来のイメージの典型的な男性像や女性像は、時代の流れと共に変わりつつあります。

そして、どちらかと言えば大人しい男性や、逞しい女性が増えて来たように感じます。

最近では所謂、肉食系女子や草食系男子という代名詞のように、女性の積極性と男性の消極性が目立ってきています。

そんな男女の立場のバランスが崩壊してきた今の時代、女性に同じくらい役割を担って欲しいと考える男性や、もっと言えば女性に守って貰いたいとさえ考える男性は少なくないのです。

男性が求める夫婦の在り方

ですが、彼らは決して女性に負担を少しでも押し付けたいというわけではありません。夫婦とは、お互いに支え合って生きていくものですよね?

ですから、共働きを望む男性にとっては精神的な面でも経済的な面でも、自分と同じようにパートナーにも背負って貰って、大変な部分も分かち合っていきたいというのがその現れなのでしょう。

男性が結婚で求めているもの

男性としては同じ立場に立って、考えて欲しいと思う事もあります。

同じ立場ではない悩み

では、男性が結婚する女性に求めているものとは具体的に何なのでしょうか?それはずばり、包容力があって安心感を与えてくれるという事です。

例えば、男性が仕事で上手くいかなかったり、職を失ってしまったとします。こういう時に普段、家庭に身を置くパートナーに対して男性は、仕事の辛さを今一つ理解して貰えないと感じます。

また、自分が職を失った事で、経済的な面で責められる可能性を悩んだり恐れたりします。一人で養っていく立場としてはその先の事を考えると、危機感が頭を悩ませます。

辛いのは自分自身のはずなのに、落ち込んでいる場合ではないと自分で自分を追い込んでしまうのです。パートナーには相談できず、一人で抱え込むようになり、ますます苦しみます。

女性側がどれだけ理解できる、受け止めると示したとしても、男性側からすれば同じ立場にいない相手には上辺だけ理解できても、そこまで深くわかるわけがないと考えてしまうのです。

経済力より包容力、安心感

そんな風に、男性は自分が辛い時に、この女性はちゃんと受け止めてくれそうか、支えてくれそうなのかを思い浮かべます。

共働きをする女性は、それだけで最初から男性の仕事に対する苦しみや経済的な不安を、分かち合って共に背負っているのではないでしょうか。そして、男性はそんな女性に包容力や安心感を自然と感じるのです。

一方で、そのような心情がありますので、専業主婦や経済的な部分を男性に求める女性に対しては、経済的な面だけではなく全てにおいて、自分が背負っていかなければならないかもしれないというプレッシャーを感じます。

自分が辛い状況になっても、相手は支えてくれるつもりはなさそうだと考えて、躊躇してしまいがちになります。

パートナーに辛い時は支えて貰って、自分の弱い部分を補って欲しいと思うのは男性だけではなく女性も同じでしょう。しかし特に男性は、素直に辛いとか弱音を吐くのが苦手です。

ですから、自分の弱いところを躊躇いなく曝け出せるように、女性に対して包容力や安心感をより強く求めるのです。

共働きを求める裏に隠された、包容力や安心感…女性から与えられたそれで男性が満たされた時、この人と共に人生を歩みたいと考えるのではないでしょうか。

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