彼氏に嫌われたくない。不安から本音が出せなくて辛いあなたへ
こんなことを言ったら、嫌われるんじゃないか。あんなことしたから、もう連絡が来ないんじゃないか。そういえば、もう丸一日、電話もメールもない。このまま会えなくなるんじゃないかしら…。
「なんでそんな風に思うの?そんなことで嫌いになるわけないだろ」
そう彼は言ってくれるけど、何がきっかけで嫌われるか分からないし、いつ彼がいなくなるかと思うと不安で不安でたまらない。考えすぎかもって思うし、自分でもどうにかしたいけど、どうしようもない。
こんな悩みを抱えている女性は沢山います。持って生まれた性格も影響するので、落ち込む必要はありません。けど、いつまでもこれでは辛いですよね。
嫌われたくないは、受け入れられたいの裏返し
何故、こんなに不安になるのか…それは例えばいじめだったり、家庭環境だったり、事情は人それぞれですが、多くは「ありのままの自分を拒絶された」と感じる経験をしていることが多いようです。
恋人に限らず、とにかく人に嫌われるのが怖い、という人は、相応の根深い事情を抱えていることが多く、彼氏限定の場合は、過去の恋愛で、女性としての自信を失う何かがあったというケースも。
例えば、密かに好きだった彼に、「お前は女じゃないしな」と言われ、その一言が心に突き刺さり、自分には女性としての魅力がないと思い込んでしまったり。
嫌われたくない、という強い恐れは、受け入れてほしいという切実な願いの裏返し。
ですから、その根強い不安を解消するには、ありのままの自分を出しても、受け入れてもらえるのだと、実感できる体験を重ねていくしかないのです。
落ち着いて彼の人柄を思い出そう
不安や恐れはあっても大丈夫。ただ、その根っこは彼にあるのではなく、あなた自身の記憶や心にあると自覚することが大切です。ゆっくり深呼吸をして、彼の人柄を思い出してみましょう。
傷を抱えたまま、恋愛に憶病になっているあなたが、付き合うことができた彼です。心のどこかで、彼なら受け入れてくれると感じているはずなのです。
自分の価値に不安を抱えている人が、付き合える相手は、二通りしかありません。一つは「思った通りに自分をないがしろにする人」、もう一つは「願った通りに受け入れてくれる人」。
そして、ないがしろにする人なら、「ああ、やっぱり受け入れてもらえない」と納得できるお付き合い、例えばDVや都合のいい女扱いの、辛い恋愛にしかならないので、「自分を出して、嫌われるのが怖い」という葛藤を感じることはありません。
あなたが「嫌われたらどうしよう」と葛藤できるのは、それ自体が、「ありのままの自分を出せるかも」と感じている相手だからなのです。
しっかりそれを心に留めて、もう一度、ゆっくり彼の人柄を思い出してみましょう。そして付き合い始めた時のことを思い出しましょう。すでに彼は、ありのままのあなたを愛してくれていると、今も続いている関係が証明していませんか?
怒られたと嫌われたはイコールではない
嫌われることを恐れている時は、ほんの少し不機嫌な顔をしたり、ちょっと反論されただけで、パニックに陥ります。このままでは決定的に嫌われると思い込んで、慌てて彼の気に入るように振る舞おうとします。
ですがあなたを愛している人は、あなたの意見や気持ちが聞きたいのです。あなたを理解したいから、自分を見せずに一方的に合わせられても、困惑します。そしてあなたに言うでしょう。
「どうして自分を見せてくれないの?」「そんなに俺のことが信じられない?」「俺たち付き合ってるんじゃないの?」
怒られたと嫌われたがごっちゃになっていると、このように言われた時、彼はもう自分が嫌いになったのだと、受け止めてしまうのかもしれません。
ですが、これは大いなる誤解です。彼は悲しいのです。あなたが素顔を見せてくれないことが、信じてもらえないことが、演じるばかりで向き合ってもらえず、独り相撲のような付き合いが、とても悲しいのです。
自信をつけたいあなたへ贈る言葉
強い不安を感じたら、無理にそれを抑え込もうとせず、小さな声で良いので、こういってみて下さい。
「ちょっと不安だけど大丈夫。彼は私を受け入れてくれている。だから今も付き合ってる。私が彼を理解したいと思うように、彼も私を理解したいと思ってくれている」
誰でも不安や恐れはありますから、なくそうとしなくていいのです。不安はある、けれど大丈夫。これでOK。
さあ、ほんの少し勇気を出して、あなたの言葉で、彼とお話ししてみましょう。その積み重ねが、不安を拭い去り信頼関係を築き上げるのですから。