国際結婚で幸せをつかむ!結婚前に確認するべき7つのポイント
外国人の彼氏とお付き合いしている女性の中には、将来の国際結婚について不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、結婚してから気づいても手遅れな、事前に確認しておくべき7つのポイントをご紹介します。あとで後悔しないためにもぜひチェックしておきましょう。
1.文化の違いを真剣に考える
彼の国籍によっては、日本とはまるで異なる文化を受け入れて生活する必要が出てきます。これには想像以上の努力が求められるケースが多いので、軽く考えてはいけません。
結婚するとなれば、基本的には一生その国の文化に沿った生活をしていくことになります 。本心から彼の国の文化や風習を受け入れて、異国の地で生きていく自信があるかどうかが問われます。
日常的なマナーや習慣、宗教的な行事など、しっかりと検証する必要があります。最初のうちはなんとか溶け込もうと頑張れるものですが、無理しても長くは続きません。
また、その国の文化や風習に興味本位で参加するだけでは徐々に飽きてきます。できれば 結婚に踏み切る前に、相手の国で体験実習してみること です。
実際の体験、雰囲気を通じて、一生受け入れていけるという覚悟ができるか、自問自答を繰り返すことが大切です。数年後に「日本に帰りたい」なんて嘆くことのないように。
2.言葉の壁を乗り越えられるか
日本にいながらにして外国人の彼と知り合ったケースでは、それほど言葉の壁を感じることがないかもしれません。
日本に暮らして長い人なら、多少の日本語もできるでしょうし、多くの場合英語が話せます。昨今では英語ならなんとかなるという日本人も増えていますからね。
でも 問題になるのは、彼が実際に持っている国籍です。ドイツ、オランダ、スペイン、イタリアなどなど、母国語が英語とは限らない からです。
日本から彼の母国へ移住したとします。すると日常生活で周囲が使うのは母国語なわけです。彼の両親に会うときなども当然ながら母国語です。
彼と二人きりなら英語や日本語でコミュニケーションが成り立ったかもしれませんが、彼の家族とのやり取りではそうもいきません 。少なからず母国語をマスターする必要が出てきます。
はたしてこれを受け入れて学んでいくだけの自信が持てるでしょうか。いつまでも会話が成立しないようでは、彼の両親も呆れてしまう可能性があります。
言葉が使えるかどうかで人間関係にも溝が生じることもあるんです。このあたりをしっかり考えてから行動に移すべきでしょう。
3.お金の価値観は共通しているか
ここで言うお金の価値観とは、金遣いが荒いとか、財布の紐が固いとかいったことではありません。 なにかと問題になるのが「お金の使い道」についての意見の食い違い です。
たとえば、発展途上国と言われる国の男性と結婚したとします。するとどうしても彼の給料よりあなたの給料の方が多いという現実にぶつかります。
生活費のほとんどはあなたの給料から賄われ、場合によっては彼の家族からも頼られる可能性があります。そんなときに案外多いケースが、宗教上の行事に費やすお金を求められるというものです。
彼らは良かれと思って宗教行事を再優先させる傾向があるんですが、 何を置いても優先してお金を掛けるという考え方に理解を示すことができるでしょうか 。
あくまでこれは一例として挙げたものですが、このようにお金の使い道については事前にしっかり話をしておく必要があると考えます。
4.子供の教育方針が一致するか
国際結婚だけの問題ではありませんが、 将来生まれてくる子供について、その教育方針に意見の隔たりがあることで溝ができてしまう ケースがあります。
国によっては「ぼくの国ではみんなこうしてる!」なんて風習がないとも限りません。もしそれが、あなたにとって到底受け入れられない教育方針だとしたら問題ですよね。
たとえば、あなたが、
「子供にはのびのびと育ってほしい」
「将来の夢は徐々に見つけてくれればいい」
という考え方を持っているとします。
これに対して彼が、
「0歳からあらゆる学習を覚えさせて英才教育する」
といった考え方を持っていたらどうでしょうか。
どちらも子供の将来を案じてのことですが、あまりに意見の隔たりが大きいですよね。こんなことになる前に、 結婚前から話し合って意見を一致させることが大切 です。
5.医療に関する認識は一致するか
彼の母国の医療技術が必ずしも日本と同レベルに達しているとは言えません。いまだに古い言い伝えや迷信に頼っている可能性だってあるんです。
大袈裟でなく、場所によっては病気になれば呪い(まじない)で治すというのが常識になっているところだって実在します。それでも 結婚すればその地の流儀にならうことになる んです。
将来子供が生まれれば、もちろんこれらの流儀に沿って意味不明な医療行為が施されることになるわけです。そんなことを受け入れられるはずもありませんよね。
ちょっと極端な例えになりましたが、生まれたときから刷り込まれた慣習は容易には抜けません。 日本の近代医療を受け入れられる感性を彼が持っているか、その見極めが大切 になります。
6.親戚づきあいに耐えられるか
国や地域によっては、日本人には理解できないほど親戚づきあいが盛んな場所があるものです。お互いの行き来は、日本のご近所さんどころのレベルではなかったりします。
親類同士が比較的近くに住んでいて、毎日のように誰かしらが遊びに来るという状況もよくある話です。夫婦水入らずのデートにだって気にせず合流してきます。
ことあるごとに口を挟み、ありがた迷惑のおせっかいを焼くため、 まさにプライベートなんて得られないという環境に身を置く可能性もあります 。
彼らは当然ながら悪気があるわけでなく、あくまでもそれが流儀、慣習なんです。 生まれながらの日本人であるあなたが、ここまで親密な親戚づきあいに耐えられるか 、場合によっては考えどころです。
7.日本の女性像に勘違いはないか
日本という国、とくに 日本人女性について、いまだに奇妙な勘違いをしている外国人男性は多いもの です。夫を敬い、後ろを三歩下がって歩くような昔の女性をイメージしていたり…。
白人男性と結婚した女性が、夫の横暴ぶりに腹を立てたところ、夫から「日本の女性はそうじゃないのか?」と逆ギレされたという話もあります。
長年日本で暮らしている外国人男性にしても、似たような勘違いをしていることがあるんです。 現代の日本人女性は、精神的にも社会的にも自立しているという現実を知らせなければなりません 。
あなたの彼が、日本人女性について奇妙な妄想を抱いているようなら、結婚する前に軌道修正してあげることが大切ですね。
国際結婚前のチェック項目
それではここで、国際結婚に踏み切る前に抑えておきたいチェック項目を、今一度まとめてみることにしましょう。
- 彼の母国の文化を受け入れられるか体験してみよう
- 彼の母国語で両親や親族とコミュニケーションできそうか判断
- お金の使い道に理解し難い隔たりはないかチェック
- 将来の子供の教育方針は一致しているか話し合おう
- 医療行為について彼の認識が近代化されているかチェック
- 想像以上に濃密な親戚づきあいを想定してみよう
- 日本や日本人について間違った知識は訂正してあげよう
さて、いかがでしたでしょうか。
結婚生活を相手の国で送るのか日本で送るのか、これだけで随分と問題は変わりますが、どんな事態になっても対処できるように、ひと通り確認してみるといいでしょう。
今が幸せなのは素晴らしいことですが、一度は冷静になって、二人の将来の姿をイメージしながら自問自答してみることも大切ではないでしょうか。