【モテる女の条件】顔以外で評価される女性の共通点とは?

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容姿端麗な女性が恋愛にも恵まれるのは当たり前の話。事実、人を好きになるきっかけの断トツ1位は「一目惚れ」 けれど発想を変えて見てみれば、2位以下はすべて「顔以外の部分に惚れた」と考えることができます。

では早速、恋愛力を上げた女性たちの共通点を見てみましょう。

A子32歳、仕事に振り回されて恋愛どころじゃありません

派遣先の会社に勤めて3年目の私。役職なんてもちろんないですよ。毎日が同じ仕事の繰り返し。それでも仕事は嫌いじゃないし、3年間それなりに真面目にやってきたつもりです。

恋愛?最近は全くしていません。正直言うと好きな人さえいないまま数年たってます。それに私、男性にモテる顔してませんから。

プライドとの葛藤

そんなある日、部署のトップから突然の呼び出しを受けた私。それは入社間もない正社員に、わたしの仕事を引き継いで欲しいとの内容だった。その代わりの業務として、これからは書類のファイリングを頼みたい、と。

そんな…これまでやってきた仕事を右も左もわからない新人に引き継ぐ?その上なんのスキルも必要とされない仕事をしろ?

しかし断れるはずもなく、私はルーチン業務の合間に引き継ぎのマニュアルを作成することになった。新人が来るまで2週間。自分なりに一生懸命やってきた3年を、そんな短期間で片付けられてしまうのが本当に辛い。

所詮こんなものか派遣社員なんて。折れそうな心と必死で戦いながら、これまでの仕事をマニュアルに起こした。そして2週間後。予定通り現れた新人は、私とは対照的な可愛らしい女の子。居場所を譲らなければならない屈辱の日がやってきたのだ。

自分が仕事を取られた惨めな女に思えてならなかった。そして私は引き継ぎのかたわら、一日中を膨大な書類に囲まれて過ごすようになった。

信頼を得た日

業務が変わって間もない頃。わたしがこんな仕事をさせられるなんて、と悔しくて情けない気持ちで泣いてばかりいた。けれど私は皆の前で決して弱音も愚痴も吐かなかったし、これまでと変わらない素振りで通した。

途方に暮れてしまいそうなほど煩雑だった書類ひとつひとつをカテゴライズし、少しずつ整理。引き継ぎをした彼女がまだ業務に慣れていないようだと聞けば、彼女の席まで出向いて教えた。ちょっとしたコツを思い出したらテキストに起こし、翌朝気付くよう机に置いて帰った。

そんなことを続けて1ヶ月が経った頃、彼女が嬉しそうに私のところへ飛んできた。仕事ぶりを部署のトップから褒められたのだと言う。そして「すべてA子さんのおかげです」と。

私は心の底から嬉しくなった。実は彼女の仕事覚えは極めて遅く、何度も同じことを教えなくてはならないほどだったのだ。いつの間にか私は仕事を引き継ぐ悔しさよりも、ファイリング業務への虚しさよりも、彼女をデキる社員に育ててあげたい気持ちが強くなっていた。

辛抱強く、腐らずに教えてよかった。思わず涙が溢れた私を見て、彼女も号泣。周りの人が何事かとザワつく中、私たちを優しく見守る人がひとり、いた。

女としての成功を掴んだA子

A子はその後、ファイリング業務を無事にやり遂げました。そして現在は正社員となり、中途入社の社員やアルバイトの学生たちの教育係を任されています。

重要なポストを任せたのは、かつての上司で今はA子の婚約者。かつて引き継ぎを命じた彼ですが、実はずっとA子の様子を気にかけていました。引き継ぎのやりとりや進行具合を、A子の後輩に逐一報告させていたのです。

才能ある派遣社員ならば正社員として雇用したい。どんな仕事も腐らずにできるか人間関係は良好か。決して投げ出すことなく後輩の面倒を見きったA子を信頼しての抜擢でした。

そして人生においてもパートナーとしての関係を彼は望んだのです。

B子23歳、自分に自信がありません

実家住まいのパート勤務です。大学まで出してもらいながら就活に失敗しました。

恋愛経験?これまでの人生でお付き合いの経験はありません。好きになったのは一人だけ。けれど噂を聞きつけた彼から、告白する前にふられました。やっぱり外見って大事なんでしょうね。

媚びへの嫌悪

大学卒業後、就職活動に失敗した私は地元のホームセンターでパート勤務をしている。業界最大手とあって、従業員の数は100人をゆうに超える職場。まだ入りたての頃、私を含めた何人かの歓迎会と称して飲み会が開かれた。

初めての飲み会に期待しながら参加したものの、そこは媚びる女どもにデレデレする男たちの集まり。歓迎会なんて名ばかりで、ただの合コンじゃないか。みんなガツガツして気色悪い。彼氏彼女がいない大人が集まると、こうなっちゃうのか・・・。

けれど幸いなことに仕事は忙しく、体は疲れるのに充実感があった。それに飲み会では媚びているばかりに見えた先輩女性も、仕事が早く面倒見がいい明るい人なのだとわかってきた。

B子の様子を気にかけ、彼氏などいたことがないことを聞き出すと張り切って合コンのセッティングをすると言う。

B子は慌てて断ったが先輩は譲らない。日ごろ世話になっている恩もあって、B子は仕方なく参加することにした。

発想の転換

そして合コンを翌日に控えたある日。B子がいつも通り忙しく働いていると突然うしろから「ねえ、ちょっと!」と大きな声がかかった。慌てて振り向くと中年の女性が立っている。

クレーマーだ、B子は一瞬にして悟った。そしてB子の予想通り、女性はニコリともせずにまくし立ててきた。だいぶ興奮しているようでわかりづらかったが、どうやら購入したばかりのサンダルで靴ずれを起こしたようだ。

困った時は社員を呼べ、そう教えられたB子は喋り続ける女性を遮って近くの社員を呼びに走ろうとした。

けれど実際にはそうしなかった。B子は女性を案内して近くの長椅子に座らせ、常備している絆創膏を差し出した。「あら」憮然としていた女性の表情が和らいだ。そこで初めてB子は従業員として詫びた。

マニュアル通りに社員を呼ぶより先に、女性の靴ずれが辛そうで気になったからだった。結果、女性は返金も望まず、足が慣れるまで気長に履くと言ってくれた。そして帰り際「ペコペコ謝って媚びられるよりも、ずっといいわね」そうB子に笑いかけた。

B子は安堵の気持ちとともに、女性が言った言葉を頭の中で繰り返した。そして思った。「媚びる」じゃなくて相手への親切心に置き換えたら、男も女も関係なくうまくやっていけるんじゃない?

合コンは大成功!B子に訪れた恋の予感

そして翌日。合コン帰りのB子のスマホには、男女問わず何人もの連絡先が新しく登録されていました。

昨日の一件で、人への接し方を考えるきっかけになったのが成功の鍵。けれど特に大袈裟なことはしていません。同じように緊張している参加者に声をかけたり、いいところを見せようと飲みまくる男性の席にさり気なく水を置いたり

「媚びる」を親切心に置き換えたら、驚くほど素直に体が動きました。そして少しだけ気になった優しそうな男性、彼からも連絡先を聞かれたのが一番の収穫です。

人のためが自分のためになる

A子とB子に共通していたのは逆境に立たされても忘れなかった「相手を思いやる気持ち」その結果、自分の意思とは関係なく恋愛力を上げることに成功しました。

誰しも羨むような容姿でなくとも、人のために役割を全うできる強さがあれば必ず誰かが評価してくれるものです。見かけではなく、中身を認められる女性こそ最強だと思いませんか?

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