元彼の幸せは許せない?それとも応援する?痛女にならない思考法
どうやら彼が結婚したらしい。彼がスピード出世したらしい。最近、耳に入ってきたのはいろいろあって別れることになった元彼の噂。
なんとなく聞きたくなかった、別れた男の幸せな近況。ついイライラして毒をはいちゃう、そんな経験はありませんか?でもそれ「痛い女」の典型的パターンですよ!
そんな痛女の兆候と、そうならないための考え方を知りたくありませんか?
別れた彼氏への思い
自分と別れた後で聞く元彼の話って、どうしてこんなにも気になってしまうのでしょうか。しかもそれがハッピーなニュースであればあるほど・・・
まずはそんな「元彼あるある」のツートップ、思いあたる方も多いのではないでしょうか。
別れたあと結婚した男
今思えば、さり気なくアピールしてたつもりがバレバレだったのかな。テレビで結婚モノの特集を「いいよねー」って言いながら観たり。結婚した友だちの話をするときは少し盛って、より幸せ感を出したりしてましたね。
最後のほうは痺れを切らして「結婚しちゃう?」とか直接アプローチしてたんですけど、のらりくらりとかわされて。それが段々とストレスになって、喧嘩別れしちゃいました。
「結婚とかまだ考えられない」確かにそう言ってたんです、彼。年下だったこともあって、ちょっと急かしすぎたのを反省してました。男性の27歳って働き盛りだし、確かに家庭をもつには躊躇するよなぁって。
ところがですよ!知り合いから聞いた話では、彼がつい最近結婚したらしいんです。私と別れてまだ1年も経ってないのに!まだ28ですよ、あの頃とたいして変わらないですよね?
しかも悔しいのが、別に子どもができたわけでもないってこと。それって普通に恋愛して、普通に結婚したってことですよ。なんで?私とはダメだったくせにって。
ちなみに知人は結婚式にも参列したらしいんですが、彼めちゃめちゃ感動して泣いたりしてたって・・・あんだけ私が話題をふっても全く関心を示さなかったくせに!もう本当にショックです。
別れたあと成功した男
デート代をもったり、いつも代わり映えしない服を上から下まで揃えてあげたり。彼には時間はあってもお金がなかったので、私が貯めたお金で旅行したりしました。
でも私、持ってる方が払うのは当然くらいに思ってたんです。だから彼に「これ以上甘えたくないし、一から出直す」そう別れを告げられたときは少し見直したくらいでした。
でもこの前、風の噂で聞いたんです。彼が起業した会社が、ベンチャー業界で話題になってるって。なんと年商で億を叩き出すゲームアプリの会社だとか。
もうびっくりですよ。私、慌ててネット検索しましたもん。そしたら噂じゃなくてリアルに彼でしたね。見たことないようなスーツ姿で、なにやら経営理念について語ってました。
いや別に、彼の成功は嬉しいですよ?だけどそんな才能があるなら、なんでもっと早くやる気を出してくれなかったんだ!って。会社起こすなんて聞いたこともなかったです。
しかも成功したならしたで、連絡の一本もくれたって良くないですか?そりゃ貢いだってほどじゃないにせよ、あの頃の彼を支えていたのは私です。お礼くらい言ってもいいですよね?
あなたも痛い女になっているかも?
自分と一緒だったときにはたどり着かなかった幸せを手に入れた元彼。ちょっぴり苦々しいこの気持ち、あなたはどのように消化していますか?
続いてはそんな「痛い女に見られる兆候」を見ていきましょう。
あの時こうしてれば、もっとこうだったら
元彼の近況を聞いて、つい思ってしまうのが「あの時喧嘩してなければな」「今だったらもっと上手くやれたのにな」なんて、彼を惜しく思ってしまうこと。
よく言っていませんか?「たら」と「れば」
けれどそれ、心から後悔するくらい大切な人だったの?と聞かれたら自信をもってYESとは言えなかったりしませんか?
無性に腹が立って毒はいてスッキリ
自分より幸せそうな元彼の様子、なんだか腹が立つ。私をふっておいて自分だけ幸せになるなんて許せない!どうしようもないヤツのくせに!
ありませんか?元彼の悪口を肴に、友人と飲みに行くこと。
けれど、誰かを憎むと心は軽くなるのでしょうか。彼との思い出にはいいことだってあったはずなのに、全部捨ててしまうのですか?
SNSから目が離せない!?
つい昨日までは忘れていたのに、ふとしたことで元彼を思い出しSNSで検索。気がつけば朝昼晩と彼の投稿をチェックし、交友関係にも目を光らせている。
「なにやってんだ私」そう自分をしかり飛ばしたくなること、していませんか?
「一歩間違えればストーカーかも」そんな自覚はあるのにやめられない。人に言えないようなことに執着するのは辛くないですか?
これで安心!過去に振り回されない考え方
もう好きでもなんでもないのに、元彼への思いに振り回される。考えても仕方のないことに悩まされるなんて、今すぐやめたいものです。
そんな方にぴったりな「痛い女にならない思考法」をご紹介しましょう。
「たられば」からは何も生まれない
過去を話すうえでの「たられば」は、全力を尽くさなかったことへの言い訳です。今とは違った未来の可能性を潰したのも、当時の自分でしかないのです。
ひとつ例え話をしてみましょう。
けれどB子は店員に声をかけ、在庫がないか尋ねます。すると別の店舗には在庫があるので取り寄せられることがわかりました。こうしてB子は欲しいものを手に入れたのです。
これは目的のために最善を尽くせるか、という話。A子が諦めたバックは目の前には無いだけで、別の方法で探せば手に入れることができたのです。
恋愛においての「たられば」にも同じことが言えるでしょう。あの時こうしていれば、と事実と違った仮定をして後悔してももう遅いのです。
そして、その仮定が正解だったのかを知る術すらないのです。
はいた毒は毒でしかない
別れた男性の悪口。たとえそれが笑い話で終わることだったとしても、聞き手はそれを「負け惜しみ」と受け取ることでしょう。
そして人はネガティブな話を聞かされると、無意識のうちにその人間と距離をとりたくなるのです。負のオーラを避けたくなるのも無理はありません。
それに人間生きていれば誰しも嫌なことの一つや二つ、いや百くらい起きるものです。その一つ一つに腹を立てていたら体がもちません。スルーすることを意識しましょう。
自分で自分を痛めつける惨めさ
直接話しかけるわけでもなく、ただただ彼の姿をチェックし続ける。行為だけ見ればまるでストーカーのようです。
けれどこれは言うまでもなく、今の世の中誰にでも可能性のあるSNS依存のこと。簡単に情報を得ることができる今、ひとつの恋愛を完結させることの難しさを感じます。
元彼のSNSへの依存はまるで、かさぶたを繰り返しはがすような行為。昔の傷が治りかけたところをまた引っ掻くから、いつまで経っても治らないのです。
痛い女にならないために
これまで考えたことがあったでしょうか。なんの気なしにしていることが、自分を苦しめているかもしれないことを。
そんなとき、助けてあげられるのもやっぱり自分自身なのです。今後もし痛女になりかけたとき、思い直すきっかけになることを願っています。