【忘れられない思い出】恋愛上手な女性の糧になった過去の恋3選

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誰にでも忘れられない恋があるもの。それを糧にして恋愛力を上げた女性に聞いた「ためになった恋」

過去の恋愛に縛られるのではなく、しっかり利用する。そんな彼女たちの経験、あなたの糧になるかもしれません。

私を強くしてくれた恋

大好きだった人の裏切りには理由があった。決して幸せな恋ではなかったけれど、今の自分があるのは彼のおかげ。

辛い恋愛を乗り越えて、自分の価値を高めた女性の話です。

変わらない日常が幸せだと思ってた

A子と彼、ふたりがつき合い始めてもう2年が経ちます。もともと同級生だったふたりは、同窓会での再会を機に頻繁に会うようになりました。

ふたりの共通の趣味。それはネットの口コミで評判のお店に行って食事をする、いわゆる「食べ歩き」でした。そうして何度かデートを重ね、彼のほうから告白。ふたりの交際が始まりました。

2年経った今も、週末のデートは食べ歩き。その後は街をブラブラ散策し、新作の映画をレンタルして彼の家でまったり。そんなお決まりのパターンで過ごす週末は、刺激こそないけれど幸せな休日でした。

なんだか様子がおかしい彼

彼の異変に気づいたのは、ある金曜日のことでした。いつもならば仕事終わりの彼がA子の自宅を訪ねてくる、その時間帯になっても彼は来ないのです。

時計はすでに22時を回っていました。不思議に思ったA子でしたが「残業かしら」と深くは考えず、先に食事をすませて眠ることに。どうせ明日は会うのだから、と心配もしなかったのです。

そして翌朝。眠っている間に届いた彼からのメッセージに気づいたA子。そこには「好きな人ができた。別れよう」の文字が。A子は何が起きたのかわからず、呆然とするのでした。

彼の二股が私に教えたこと

すぐに彼と話し合いました。理由がわからなかったし、まさか浮気してるなんて信じられない気持ちでいっぱいで。

けど彼の言葉を聞いて納得したんですよね。私、彼も「彼との時間」も大切にしてなかったなぁって。隣にいるのが当たり前すぎて、毎週毎週が同じことの繰り返しでも平気になっちゃってたんです。

彼は私に「女として見られなくなった」そう言いました。ご飯食べて、映画見てダラダラする。毎週それじゃ飽きるし、まるで友だちか家族じゃないかって。内心ドキッとしましたね。確かに楽、だったんですよね・・・

別れの一番の理由は「彼の二股」けれど、そうなってしまった原因が自分にもあることを実感したA子さん。この一件を機に彼とは別れてしまいましたが、A子さんは変わりました。

大好きだからこそ、一緒にいる時間を大切にするちゃんとパートナーを気にかける相手も自分も楽しめるデートをする

今のA子さんはそんな恋愛を楽しんでいます。

私を正してくれた恋

何をするにも中途半端で、未熟な恋愛ばかりしていたあの頃。そんな私を救ってくれたのは彼だった。

何事にも真摯に向き合うことの大切さを知って成長した女性の話です。

適当な人生、適当な恋

B子は決して不幸せな女性ではありませんでした。ただ、あまり自分の意思がないだけ。そして頑張る人や努力を見下していました。

行きたい大学もなく、無理なく入れる所を選び受験しました。その大学では何を学ぶでもなく、なんとなく3人の男性と付き合って別れました。そして明確な理由もないまま、東京の企業に就職しました。

そこで出会ったのが5つ年上の先輩で、B子の上司にもあたる男性でした。もともと興味もなく、身の入らない仕事です。B子は仕事そっちのけで彼にアプローチし、何度目かの食事でついにOKをもらいました。

愛想を尽かされたあの日

けれど彼はB子に条件を出しました。それは期日までに企画を5つ、提案すること。部下でもあるB子が全く仕事に集中していないのは周知の事実であり、彼女としてつき合う以前に「社会人として自立してほしい」それが彼の返事でした。

これまで「なんとなく」でやり過ごせてきたB子です。そうは言ってもOKしたんだから大丈夫でしょ、と適当に相づちをうって聞き流しました。そしてデートの度に、食事や旅行のおねだりに精を出したのです。

そして約束の日。職場で彼に呼び出されたB子は、皆の前で激しく叱責されました。それはもちろん、5つの企画提案の件。5つどころか何一つ進めていなかったB子に、彼はひどく落胆したようでした。

私を捨てた彼から学んだこと

その日の夜、ふたりで食事に行きました。「もう会うことはない」そう言われました。そのとき初めて、事の重大さに気づいたんです。

彼は恋人である以前に、いち上司でした。仕事に無関心な私に自信を持たせようと、可能性を信じてくれた唯一の人でした。公私混同していたのは私だけだったんです。いつまでも学生気分が抜けずにいた私にチャンスをくれたのに。

「仕事のやりがいや楽しさも知って欲しかった」彼は最後にそう言いました。それから間もなく、私は異動になりました。もう3年前の苦い思い出です。

仕事も恋も「なんとかなる」そう楽観視してきたB子さん。人生をなめてきた結果、初めての社会で手痛い失敗を経験しました。

そんなB子さんは今、企画チームのリーダーとして忙しく働いています。一度は外された、あの部署です。もう同じ失敗は繰り返さない。そんなB子さんの評判は社内で上々です。

さらに、一年前に知り合った男性とは結婚を前提に同棲生活を送っています。上司だった彼は転勤し、もう近くにはいませんがB子さんの活躍と幸せをきっと喜んでいるでしょう。

一生の思い出をくれた恋

この先もう二度と、あんな人には出会えないかもしれない。それならせめて、自分が彼みたいな素晴らしい人になろう。

彼との思い出を胸に、これからの生き方を見直すことにした女性の話です。

年下の彼

それは15年前。彼と出会ったのは、当時つき合っていた男性にふられたC子が友人たちと行った居酒屋でした。

ふられた腹いせに飲み歩くことが増えたC子を見かね、友人のひとりが連れてきたのが彼でした。そのとき彼はまだ20歳、C子は23歳の会社員でした。

友人の紹介とはいえ、あきらかに好みではない外見。始めは全く乗り気ではなかったC子でしたが、ひたすらに愚痴を聞いて励ましてくれる彼を信頼するのに時間はかかりませんでした。

突然の別れ

しばらくして彼は正式に交際をC子に申し込み、C子もそれを受け止めました。彼は本当に尊敬できる人柄で、C子を暖かく包んでくれました。

若くして社会に出た彼は、学歴こそ低いけれど人間性が豊かでした。困っている人がいれば真っ先に声をかけ、恥ずかしがらずに手を差し伸べました。

そしてなにより、C子を心から愛しました。C子が時おり見せる理不尽な苛立ちにも、腹をたてることなく落ち着くまで黙って傍にいてくれました。あの日までは。

彼は仕事帰りに事故にあい、帰らぬ人となったのです。

二度と会えない彼から得たもの

あの日はいつものように連絡を待っていました。何時間か経ってから事故のことを知りました。今でも立ち直れたとは言えません。

彼は本当に素晴らしい人でした。優しいけど男らしくて、けど涙もろいとこもあって。それに普通なら躊躇しちゃうのに「正しいことは正しい」と実行できる人でした。皆は「馬鹿まじめなヤツ」なんてからかっていたけど、本音では彼を尊敬してました。

私の仕事のストレスも、人間関係のいざこざも全て彼に受け止めてもらいました。私が声を荒らげると、少し悲しそうな顔でうつ向いてました。私は「よくない、いけない」と思いながらも、彼のその顔に癒されていたんです。

彼みたいな人、もう現れません。彼を忘れるなんて絶対にできません。だから私、決めたんです。また彼に会える日まで、彼の代わりになって人を大切にしようって。

そして現在。C子さんは二人の子をもつ母親として、また夫を支える妻として暮らしています。家族を愛し、慈しみ、見守ること。全て彼から教わったことです。あの辛い思い出は心の中の大切な箱にしまってあり、挫けそうになったときは取り出して向かい合うのだそうです。

糧になる恋をする機会は平等に与えられている

今はもう隣にいないあの人。恋愛は必ずしもハッピーエンドばかりではありませんよね。

けれど一人の男性との恋で経験したことを、自分の糧にできるかどうかで未来が変わることは確か。辛い思い出も忘れずに、あなた自身の糧にして進んでみませんか?

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