幼馴染への告白ちょっと待った!その「好き」は美化した記憶かも
あなたには異性の幼馴染はいますか?もしいるとしたらその幼馴染に恋愛感情を抱いたことはありますか?
ドラマなどの影響によって「幼馴染との恋」に憧れを抱いている女性、少なくないみたいです。
中には「こいつとはくされ縁!」と何でも言い合える関係にときめきを感じるなんていう女性もいるみたいです。
ですが、幼馴染にもし今後告白しようと考えている人がいるとしたら…ちょっとだけ冷静になってください。
「幼馴染」…こう言えば聞こえはいいかもしれませんが、その幼馴染に対する恋心、そして恋愛感情って、実は美化されたものだったりしませんか?
幼い頃からの純粋な記憶の部分が、妄想とともに暴走してしまっている…ということはありませんか?
幼馴染との恋、決して悪いことではありません。でもここではちょっと立ち止まってその「素敵なくされ縁」を冷静に分析してみましょう。
「お互いのことは何でも知っている仲!」と言えることに憧れがありませんか?
幼馴染との恋。両想いだった場合には微笑ましい限りです。ですが、それが片思いだった場合、それも女性からの一方的な片思いだった場合にはちょっと話が変わってきます
幼馴染である彼に恋をしているあなた…。もしかしたら、心のどこかで「お互いのことは何でも知っている」と思っていたりしませんか?
そう思いたい気持ちも十分よく分かります。今の20代、30代の女性がちょうど小学生、中学生だった頃、流行っていた漫画やアニメには幼馴染との恋という設定がとても多かったです。
「恋愛もの」のアニメじゃなくても主人公とそれを支える女性キャラクターが幼馴染という関係性だったり。そういうものに少なからず影響を受けている可能性はありませんか?
少なくとも幼馴染という要素に悪い印象は受けてはいないと思います。
でも漫画やアニメだと「お互いのことは何でも知っている、だからこそ言い合えちゃうし、いざという時には助けてあげられる」という設定が多いですが、現実世界では違いますよね。
幼馴染とはいえ、なかなかお互いのことなんか分かり合えない。これが現実です。
幼馴染への告白を考えている女性は、その憧れの感情がどこから湧いているのか、一度冷静になって確かめてみるのもいいかもしれませんね。
「昔から知っているから他の女性よりもあの人のことを知っている」という勘違い
女性は常に自分の存在に順位をつけたがります。「他の女性と比べて私は何番」という具合に。
幼馴染を一度でも好きになったことがある女性は、その相手の男性が新しい女性と出会ったり新しい世界に踏み込んだりした時に「あの人のことは私が一番よく知っている」と強く思ったことはありませんか?
これも女性独特の感情で、「あの人の中で一番の親友は私」、「何か困ったことがあったら彼はなんだかんだ言って私を頼ってくれるはず」と考えているふしがあるのです。
これって、少し厄介ですよね。とくに相手の男性からしたら…。とくに、幼馴染の男性が自分のことを女性として見てくれない場合に「あの人の一番の理解者は私」と思い込む場合が多いようです。
「恋人として無理ならせめて親友として」というはかない願いゆえの思考です。でもそれが恋に発展することは難しいでしょう。もし男性側の恋愛圏内であればすでに声がかかっているはずです。
幼いときの記憶は美化されやすい
大人になればなるほど現実が見えてくるものですが、幼馴染との記憶はいつだって美しい。
それはそのはずです。子供だった頃のイメージであなたは彼を見ているわけですから。
小学校のとき同じクラスでキャンプで一緒だったこと、中学のとき緊張しながら廊下でチョコを渡したバレンタイン…などなど、幼馴染とはたくさんのピュアな思い出があります。
大人になるとなかなかそういった思い出は作れません。
もしかしてあなたはそんな子供の頃のお互いの記憶を美化していたりしませんか?そしてそのきれいな思い出にすがっていたりしませんか?
それは恋ではなくて現実逃避である場合がほとんどです。何か日常生活で辛いことがある場合、そこから逃れようとして幼馴染に頼っている可能性もあります。
友人関係に見せる顔と恋愛で見せる顔は、基本的には別物と考える
さて、それでもやはり「幼馴染がいい!でも関係が崩れるのが怖くて告白できない!」と悩んでいる女性。
冷静になるには、こう考えてみるといいでしょう。「どんなに素敵な幼馴染でも、友人に見せる顔と恋人に見せる顔は絶対に違う」と。
あなたは彼の「友人に見せる顔」だけを見て素敵と思っている可能性があります。付き合ったら付き合ったで苦労することがあるかもしれませんし、こんな人だったんだ…と思う場合だってありません。
いずれにせよ、そういった本当の顔を受け止められるだけの覚悟を定めてから告白に踏み切ったほうがいいかもしれませんね。冷静に、頑張りましょう!