結婚するなら同棲生活は必要?一緒に暮らしてわかる生活感の違い

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今や恋人同士が一つ屋根の下で暮らすということは当たり前になってきました。昭和初期の時代には同棲というと「フシダラ」というイメージや結婚するまでは女性は清くなくてはいけないなどの考え方が強かったようですね。

しかし現在では社会の常識から同棲は咎められることは無くむしろ結婚前提の同棲は当たり前のような風潮でもあります。しかし全ての男女が結婚前提の同棲を望んでいる訳でもないようです。

婚前同棲に対しての男女の意識の違い

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同棲のキッカケはさまざまです。そろそろ結婚を考えようかなと同棲を考える男女もいれば、部屋の鍵を渡されていつでも彼の部屋(彼女の部屋)に入れる合鍵同棲のような通い婚のような付き合いもあります。

同棲とは 男性は結婚に向けての意志の決断であり女性は結婚に向けての下準備と言えるのではないでしょうか。

気楽さと自由がある同棲

同棲は結婚とは違い籍を移動させる必要がありません。一緒に住みながらも自分の時間を自分なりに使えるという自由があります。

同棲だから全てが楽だということは無く、経済的な部分ではお互い協力したり負担をしなくてはなりません。しかし基本的にお互いが干渉し合うことをしないので気が楽な部分が多いのです。

結婚前提の同棲は必要なのか?

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結婚したけど付き合っていた時はこんな部分は知らなかったということは男女共々必ず起こります。なので結婚前の同棲生活はお互いの生活感や価値観を知り、結婚を決断するには必要だという意見が重視されています。

しかし結婚前提の同棲はメリットがあると言いますが良いことがあれば悪いことも付き物と言われます。メリットがあればデメリットもあるのです。では同棲にはどんなメリット、デメリットがあるのでしょうか。

同棲のメリットとは

一つ屋根の下で一緒に暮らす、また合鍵をもつ合鍵婚、通い婚、週末婚などの経験がある女性達の意見をまとめてみました。

  • 家賃や光熱費を二人で支払うことによって貯蓄に回せる金額が増える。
  • 病気や体調を崩した時など相手が傍にいてくれると心強い。
  • お互いの生活感や価値観、また性格の長所、短所を知ることができる
  • 結婚までの目標を立てやすく一緒にいる時間が長いので会話の時間も充実する
  • 資金計算や将来の家庭設計が描きやすい
  • 喧嘩しても仲直りが早くできる

同棲のデメリットとは

  • 慣れあいでズルズルと付き合う関係になってしまい結婚適齢期を逃してしまう
  • 一人の部屋が持てない、一人の時間が持てないことでストレスが溜まる
  • 彼がいると部屋に友人を呼んで遊べない
  • 家事は女性の仕事とされ家事全般を任されてしまう
  • 頻繁に彼の両親と会う機会が多くなり気を使うことが多くなり疲れる

メリットもあればデメリットもあるのが同棲です。この人と結婚したいから同棲するのか、結婚相手に適しているか同棲してみて結婚を判断をするのか…どちらも正しいといえば正しい訳です。

しかしいかなる理由があったとしても同棲するのならきちんとした決め事は必要ですね。どちらがどれだけの支払いをするのかという金銭的な事や、何年の何月までにはいくら貯蓄しておこうなど結婚に向けての計画は必要でしょう。

またプライベートにおいての二人の約束事もきちんと決めておいた方がよいですね。それからお互いのご両親の承諾も必要です。

同棲中に赤ちゃんがができる可能性もある訳です。そういう時のことを考えて結婚を前提とした同棲をお互いのご両親に理解してもらいましょう。同棲を反対されても時間をかけて話し合うことが大事です。

結婚前提の同棲に反対の人もいる 

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全ての男女が結婚前の同棲をヨシとしている訳ではないようです。中には否定派もいるようです。同棲を否定する人たちはどんな考えをもっているのでしょうか。

  • 同棲することでお互いに悪い部分を見てしまい結婚に踏み切れない
  • 同棲と結婚が同じ感覚なりあえて結婚することが無意味になった
  • 同棲歴は婚姻歴と同じ。役所に書類を出すかどうかの違いで行動は同じ
  • 合わなところは絶対出てくる。それを乗り越える覚悟がないと一緒に住まない
  • 同棲の環境になじんでしまい、うやむやのまま時間を浪費してしまう
  • 同棲を気軽に試すことは抵抗あり「この人」と思うなら家族になろうと思う覚悟が必要。
  • 楽しい時はいいがトラブルになったら別れる。責任が伴わない関係は脆い

同棲に賛成、反対とそれぞれ意見はあるようです。ちなみに男性にも女性と同じく賛成派と否定派があり賛成内容、否定内容は女性の言い分に近いものがあります。

また同棲したことが無いという男女においては一度は同棲してみたいという意見も少なくはありません。世間的には同棲に賛成派の方が多いのですね。

同棲するなら結婚前提で

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先にも述べたように馴れ合いの期間が続くと婚期を逃す恐れがあります。女性は出産があるので、年齢を重ねすぎると高齢出産の可能性もでてきます。年齢が高ければ高いほど出産時のリスクが高くなるのです。

結婚して家庭を持って子供を産んでという希望があるのなら、彼と相談して同棲の期限を決めたほうが良いでしょう。

お互いのご両親に同棲生活を理解をしてもらう

お互いが結婚をふまえた上で同棲を決めたならお互いのご両親には理解をしてもらいましょう。自分たちのことだからから自分たちが納得していれば良いという考えはしないでください。

結婚というのはある意味では自分たちだけの問題ですが、自分たちの周りには色々な人間関係があるのです。そしてその人間関係の中で育てられてきたのです。

結婚をして家庭を持つということは両家の人間関係の中に自分たちも入っていくことなのです。結婚することで両家の親族のお付き合いも大切になってくるのです。

同棲をするなら結婚でもいいのではないかと同棲をあまり歓迎しない年配の方々もいるのです。同棲の必要性をしっかり説明して理解してもらいましょう。

同棲せずに結婚してしまってもいいのでは?

本当に自分にとって必要な人、本当に愛し合っているのなら同棲せずに結婚ということでもいいのではないでしょうか。

同棲を否定している中で、 “同棲を気軽に試すことは抵抗あり「この人」と思うなら家族になろうと思う覚悟が必要”とありましたが、覚悟のある人は同棲を飛び越えて結婚に突き進むくらいの気持ちがあってもいいと思うのです。

結婚もキッカケと言います。このキッカケを同棲という時間の中で逃がしてしまうということもあるのですから思い切って結婚というのもいいのでは?覚悟し決断すれば結婚という道は開けるものです。

同棲生活は苦難を乗り越える場であって欲しい

同棲をするまでは楽しいものでも実際に生活をしてみると、お互い悪い部分が見えてきます。良いことは当たり前なんですが悪い部分は流していくことができません。

相手のイヤな部分が度重なると一緒に居ることが苦痛になってきます。結婚と同棲は違います。嫌になったら同棲生活を解消することも簡単です。結婚相手にと思った相手と簡単に別れるのはどうでしょうか。

同棲生活は相手を選別するものではなく、一生連れ添う相手と乗り越える場であって欲しいものですね。相手のマイナス面も受け入れることができるような同棲生活であってください。

今、同棲中の人たちへ

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婚前同棲について賛否両論はありますが、この不景気な世の中、結婚して家庭を持ち子育てをしていく上で経済的なことは避けては通れません。

結婚資金を貯めるために節約しながら同棲生活している人たち、結婚したくても今は結婚できない人たち、こういう生活をしている人たちはある意味、同棲生活も結婚も一緒なようなものかもしれません。

一生連れ添える相手がいるということは素晴らしいことだと思います。どうぞ有意義な同棲生活を送って自分たちの望む結婚生活を目指してください。応援しています。

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