失恋から立ち直る心理学って?5つのデトックスステップのすすめ
失恋は死と同じ。大きな喪失感が伴います。この喪失感を克服し現実を受け入れるために、女性精神科医のクブラー・ロスは5つのステップを提唱しています。この理論は失恋を克服するのにも役立ちます。筆者の取材を交えて、恋愛に置き換えた効果的なデトックス方法をご紹介します。
第1ステップ:拒絶(Denial)…好きな気持ちに正直になろう
「昔、彼は私を愛していると言っていたわ…」
と昔の言葉を思い出しては、まだ愛されている可能性を探っているとすれば、この段階と言えます。
頭で聞きわけ良くしようなどと思わず、心の赴くまま、自分に甘く、優しくしてあげるゆとりを持つことです。
第2ステップ:怒り(Anger)…溜めないで発散しよう
ささいなことで機嫌が悪くなったり、「あなたがこう言ったから」と、元彼だけではなく、身近な親や友人にまで火の粉が散る場合もあります。これに対して効果的な方法は、とにかく発散です。
そこまで激しくなくても、部屋の片づけをして体を動かすだけでも、意外と気分をリセットできるものです。
友人Bさんは、悲しい映画を借りてきて、とにかく泣くそうです。
人の迷惑のかからないやり方で、自分に合った発散法を見つけましょう。
第3ステップ:取引(Bargaining)…客観的に話を聞いてくれる友人を見つけよう
こういう時は、気心の知れた友人が審判役になってくれます。なるべく彼のことを知らない人が良いでしょう。友人は客観的な立場から話を聞いてくれます。また一から話すことで、自分の頭も整理されます。友人の感想は素直に聞くことです。
納得のいかない彼女は、他の友達に会って同じ話しをしましたが、同じような反応が返ってきました。何人か話したあとでCさんは、ようやく「この恋愛はもう終わっているのではないか」と考え始めました。
勿論、あまり友人に求めすぎるのも良くありません。解決策を求めるのではなく、あくまで二人の今の実態に気付く機会と捉えましょう。
第4ステップ:抑うつ(Depression)…一人の時間を大切にしよう
この時期はとてもセンシティブになりがちです。例えば、友人といても気を使ってもらっているのが嫌になったり、疲れたりすることも。
そういう時は、おとなしく心地よいゾーンで一人でいるのがおすすめです。この時期は、ヒーリングを体験してみるのも良いかもしれません。
また、美味しい食べ物を食べたり、熱いお風呂に入ってリラックスするなど、自分へ何かご褒美をあげましょう。
次第に活力が戻ってきます。ゆっくり自分に時間をかけてあげましょう。
第5ステップ:受容(Accept)…もう一度誘われても、断れるかが卒業試験
恋愛は魔法です。魔法が切れた彼は、ただの人。そう思えたら、あなたは一つの恋愛を卒業したと言えるでしょう。
失恋を乗り越えて、新しい恋愛を迎えよう
一皮むけて次の素晴らしい恋愛を迎えるためにも、過去の恋愛を感謝の気持ちとともに手放しましょう。