失恋アラサー女に捧ぐ!映画で見る運命の人と出会うタイミング

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失恋をした時のあの心の痛みや悲しみは、もう二度と味わいたくないものです。それが結婚を意識するアラサー世代ともなれば、傷の痛みは20代のそれとは比べものにならないものとなります。

そんな失恋の傷を癒すために、映画を見て、悲しみに浸る、もしくは元気をもらうという方法もあるように、今回は失恋の処方箋としての映画を1本挙げてみたいと思います。

これを見れば、あなたが失った恋の意味も、そして運命の人という存在についても学べるはずです。

失恋映画の定番「スライディング・ドア」とは?

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今回おすすめする映画「スライディング・ドア」はグウィネス・パルトロウ演じる主人公ヘレンが、帰宅途中、ちょうどホームにはいってきた電車に乗れた場合と乗れなかった場合の二つの恋の運命が同時進行で描かれるラブストーリーです。

「もしも、あの時、ああしていたら・・・」という後悔は恋には付きものですが、まさにこの映画のでは電車に乗れたかどうかの明暗が2つの恋の運命を展開していくのです。

あらすじは・・・

ヘレンは、作家志望のヒモ男ジェリーと同棲しているが、ジェリーは昔の彼女リディアと浮気中。その日のヘレンは、会社からクビを言い渡され、最悪な気分のまま、電車に乗ろうとします。

乗り込む寸前、ドアが開いて乗れた場合の彼女は、彼氏の浮気現場に遭遇し、結果、二人は別れることとなります。しかし乗れなかった場合、彼女は彼氏の浮気を知ることもなく、そのまま彼との関係は続いていきます。そしてもちろん彼氏の浮気も継続されることとなります。

ここからはネタバレになってしまいますが、この2つの運命を辿ってみると、結局、彼氏との関係はどちらの道を選んでも、終止符を打つことになります。そしてヘレンにとってキーパーソンとなる男性とも出会いもまた同様にどちらの人生を歩んでも、訪れることになるのです。

人との別れが意味するものとは?

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失恋の痛みは辛いものですが、人と人との別れは避けられるものではなく、長い目で見れば、その別れには必ず意味があるものです。なぜならば、恋人の別れの後は、だいたいいつも何かの転機であるかのように、自分の周りの世界が一気に変化し、動き出すことが多いからです。

ここではそんな辛い別れから得られる人生のヒントについて考えてみたいと思います。

恋以外に大切にすべきものを見つけるサイン

恋人ができると、ついつい友人との関係をおろそかにしてしまったり、趣味などの自分の自由な時間を彼に捧げてしまったり、いつの間にか生活のペースが彼に合わせるようになってしまうこともあります。

自分のお守りは「彼氏との関係」となり、そこに依存してしまった場合、別れはより一層辛いものとなります。しかしながら、その関係から身を引いて、周りを見渡した時、いかに自分自身を見失い、さまざまなことをおろそかにしていたかを知ることになります。

仕事に集中すべき時!何かを身につける為の与えられた時間

彼氏との関係がうまくいかないと、女性はその影響が仕事にあらわれやすいと言われます。仕事にアップダウンがあれば、周りにも迷惑がかかりますし、評価も上がりません。

「どうせ彼がいるから・・・」と仕事にも甘えた気持ちが生じ、「いつか辞めて結婚するから、仕事も腰掛けでいい」という考えが染み付いていたとしたら、それはとっても危険です。

自分の人生をいかに生きるか、きちんと考えるべきであり、男性への依存は今後の人生においてあまりプラスになるものとは言えません。よって、別れはが与えてくれた時間は、仕事もしくは何か身になることを見つけ、腰を据えるよう、そのチャンスと時間を与えてくれたと考える方が、賢明です。

出会うべき誰かとの新しい出会いが待っている

別れとは、出会うべき人と出会う為のステップであると言えます。失恋の悲しみは、「もう次の恋なんてない」という気持ちにさせますが、それはあらたな出会いへの通過儀礼であり、いつまでもその別れにしがみついていては、プラスの流れは来てはくれません。

しがみつけばつくほど、チャンスをつかむタイミングを遅くし、幸せな時間を自らの手で減らしてしますのです。

運命の人との出会いとは?

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劇中にも描かれていたように、誰かと出会った当初、その出会いが実は運命の相手となることなど、気付かないものです。しかし、その出会いが、さまざまな偶然を呼び、さらにお互いの想いや相性といった問題をクリアしてはじめて、それを運命の人を呼べるようになるのかもしれません。

ここでは運命の相手との出会いとは一体どういうものなのか、ひもといてみたいと思います。

遠回りしてもたどり着く出会い

ヘレンのように、電車に乗れても、乗れなくても、別れは訪れ、そして新しい出会いは必ず訪れるものであると思います。

多少は遠回りをしたとしても、そのあらかじめ書かれたシナリオを書き換えることはできませんし、私たちにはそれぞれたどり着くゴールみたいなものが決められているのかもしれません。

何かにうつつを抜かしている間に、恋のチャンスを逃したように思ったり、随分遠回りしているように感じたとしても、出会いやチャンスは平等に与えられ、そのプロセスが違うものになったとしても、終着点は同じということなのかもしれません。

別れられないダメな恋も必ず運命の恋には負ける

ダメ男との恋愛に限って、なかなか別れられず、ずるずるとその不幸な恋愛生活を続けてしまう傾向にあります。周りにもはやく別れるようにせっつかれる中、心が決まらず、いつまでも彼に振り回される日々が続くような気がします。

しかしながら、そんな生活はおそらく一生は続かないでしょう。たとえそのダメ男があなたの運命の人だったとしても、長い付き合いの中で、お互いのパワーバランスが逆転するなり、必ず変化が訪れます。

また他に出会うべき運命の相手がいれば、どんな状況であって、その時は必ずやってきます。いくら恋の沼にはまった今の状況に苦しんでいたとしても、そのダメな恋は運命の流れには抗うことはできません。

「好き」とか「嫌い」だけでは割り切れない深いつながり

目に見えないけれど、元々何か強いつながりを持っている相手というものはいます。特に強く意識しているわけでもないのに、彼との出会いから結婚まで、あっという間に進んでいくカップルもいますよね。

「好き」というあなたの気持ちだけで、結婚という流れに乗れるかと言えば、残念ながら答えはノーです。多くの人が言うように、やはり結婚はタイミングであり、その人に何かしらの転機が訪れた時に、永遠を約束する結婚という契約に身を捧げようと覚悟を決めるのでしょう。

それはある程度定められたシナリオでもあります。パズルのピースがカチっとはまるように、人の感情とは別次元での人と人との強いつながりがお互いを惹き付けるのです。

悲しみも受け入れてこその運命の出会い

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劇中のヘレンは、電車に乗れた場合も、乗れなかった場合も、結果として恋の痛みから逃れることはできませんでした。

電車に乗れなかったことで、浮気現場に遭遇せず、そのときは彼氏と別れずに済むのですが、ヘレンの知らないところで三角関係は泥沼化し、最終的には最悪な方向に発展し、表面化してしまいます。

浮気現場に遭遇し、住んでいた部屋を飛び出したヘレンは、彼からの裏切りに深く傷つき、トラウマを抱えてしまいます。なかなか立ち直れず、ふさぎ込む日々が続いたりもします。どちらもタフな選択となります。
しかしラストでは、その二つの世界は交差します。電車に乗れず、ダメ男の彼氏に尽くし続けていたヘレンでしたが、ある大きな出来事によって、別れを決断します。そして次のステップに進んだ彼女は、偶然にももう一つの世界で愛を育んだ運命の相手と遭遇することになるのです。

その後、二人がどうなったかは、劇中では描かれていませんが、運命の出会いとは、必ずしかるべき通過儀礼を行った後に、あちらからひょいとやってくるものなのでしょう。悲しみも苦しみも受け入れ、乗り越えたところに、今までなかった出会いが最大のギフトとしてあなたに与えられるのではないでしょうか。

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