ナルシストは恋愛体質、辛い恋にどっぷりはまる!
ドラマティックな人生を好むナルシストたち
人は絶えず頭の中でドラマを描きます。特にナルシストであればあるほど自分に酔いしれることができるドラマを好みます。
そのドラマは、喜怒哀楽に満ちたものでなければならないのです。時には泣き崩れ、時には怒りに胸を震わせる、そんなことがナルシストには満足感を与えます。
つまり、ありふれた平穏を好まないということです。それは、ありふれたテレビドラマが退屈であるのと似ています。
ナルシストは恋愛系ドラマがお好き
どうして恋愛ドラマでなければいけないのか、もちろん恋愛ドラマ以外にも刺激的なドラマはたくさんあります。
しかし、一番お手頃で簡単に描くことができるのが恋愛ドラマなのです。自分に恋するナルシストは恋愛も大好きです。
自ら難しい恋にのめり込んでいきます。それに傷つき悲劇のヒロインになっている自分をひそかに楽しんでいるのです。
やさしい恋人、楽しいデート、そんな毎日が続くとふと物足りない気持ちが芽生えてきます。
そんな時、魔の手が差し掛かってこようものなら、待ってました!とばかりに、くらいついてしまう可能性が高いのです。
傷ついた自分に酔いしれる
例えば、独身の相手と平穏にお付き合いが進んでいたとします。
そこで既婚者の誘惑があったならナルシストは様子を見ながらもゆっくりと危険な恋の準備に取り掛かるかもしれません。
なぜなら、それが初めから苦悩に満ちた関係になることを予測できるからです。無意識のうちに危ない恋の道に迷い込んでいくことも少なくありません。
恋愛は自分を映す鏡
自分が大好きなナルシストは、自分を好きになってくれる人も大好きです。だって、大好きな自分を認めてくれた人なのですから。
もちろん、ナルシストに限らず、自分を好いてくれる人には誰でも好印象を少なからず持つのが普通です。
しかし、ナルシストの場合、自分を好きになった人物はある意味、同志なのです。
思い込みの愛が深まれば深まるほど、ナルシストは相手を絶えず心に留め、分身のごとく扱っていくのです。
そして、劇的なドラマを思い描きながら愛情をはき違えていることに気が付かず、危ない恋にはまっていくのです。
もし、あなたにも何か思い当たることがあるのなら、もう一度思い直してみませんか。ナルシストは悪いことではありません。
自分が好きなのは幸せなことですから。ただ、自分を苦しめる行為はやめましょう。
自分を大切にできるナルシストこそ、理想の幸せをつかむことができるのではないでしょうか。