同じ彼氏を好きになってしまった…女同士の親友関係は脆い!
何でも合理的に物事を進めていく男性友達に対し、女性友達は細部をくみ取りながら同調して悩みや相談を聞いてくれます。きっと女子会が盛り上がるというのはこのような女性の特性があるからでしょう。
落ち込んだ時に励ましてくれたりアドバイスをくれたりで心が軽くなると「男じゃわかってもらえない、やっぱり女の友達っていいな」って思うことはあるはずです。しかし女同士の友情も男性が絡んでくるとトラブルになることも。
同じ男性を好きになったという時などは大変です。こういう時はどちらかが引かないとややこしくなってしまいます。友人が恋のライバルの相手となった時、性女同士の友情は崩れてしまうというのは本当なのでしょうか。
彼を好きになっちゃった!それって言ったもの勝ち?
まず同時に二人の女性が同じ男性を好きになるというパターンは合コンなどの場合くらいでしょう。そういう集まりなら「あの人いいよね」「そうね、私もタイプかも」などとお互いの気持ちを隠さず言えてお互いの気持ちをわかり合えます。
同じ彼氏を好きになるというのは、お互いが彼を好きになるまで時間の経過の違いがあり、どちらかが先に彼氏の存在を口にしていることがほとんどです。先に「彼が好き!」と言ったもの勝ちということでしょう。
先をこされた方が同じ彼を好きになったことを悩むことになるんですね。
恋?友情?先をこされた側の女性がまず考えることとは
好きな彼が友達と被った場合、ほとんどの女性が彼を諦め友情を取ると言います。好きな彼を諦めてまで友達との関係を続けたい理由は友達と揉めたくないということのようです。
- 泥沼の修羅場を経験するのが嫌だから
- 自分が身を引いた方が楽
- 彼が自分を選んだら恨まれそう
- 友情を無視してまで自分の思いを優先する勇気がない
- 何でも相談してきた友人を敵に回すのは自分にとって不利
このような理由なのですが友情と言いながら「修羅場」「敵」「恨む」「不利」などのちょっと重い言葉が出てくるというのが不思議なところです。恋のライバルとして彼をゲットしようとすると、とんでもないことになってしまうということなのですね。
今までの友情も男性が絡むと一気に崩れてしまうということなのでしょう。また友情を取るという女性でこんな意見もありました。
- 恋は破局もある。でも友人は一生ものだから
- 恋はいつでもできるけど友達はなかなかできない
- 恋は壊さなくても続かない場合があるが友情は壊さなければ続く
恋愛はいつかは終わるけれど親友の付き合いは一生ものだということですね。心から信頼のおける友達は宝物ということで恋愛よりも宝物を守っていきたい女性は多いのですね。
友達も大切だけど好きになったんだから仕方がない
友達が思いを寄せている彼を好きになってしまった。身を引くべきかそれとも自分の心に正直にいくべきか・・・。大切な友達ゆえに悩むところです。
しかし思いは止められない。それなら友達に言ってお互いにスッキリさせた上で彼にアタックしたいという女性もいます。しかし圧倒的に身を引く女性の方多く、自分に正直に突き進む女性は少ないのです。
- 自分も好きなんだからチャンスはあると思う
- 身を引くことで後悔はしたくない
- 信頼している友達なら自分も彼が好きだと言える
- そもそも相手に遠慮するということが恋愛にはあり得ない
- 同じ彼を好きになったらお互いフィフティ・フィフティであるはず
- 嫉妬や諍いもあるかもしれないが、結果友情が壊れたらそれはその程度のもの
このように好きな気持ちは抑えられないという女性たちの気持ちは純粋で、彼を真剣に好きなんだなと思うのですが、あまりにも自分勝手に事を進めると相手の男性に迷惑をかけてしまうことになります。
要は全ては男性の気持ちですので好きだからといって暴走はしないように。まず友達との関係を重視するべきです。友達との関係がグチャグチャになってしまうと彼にも迷惑がかかるのです。
友達がフラれた!今の彼はフリー、どうする?
友情を取ったあなたはフラれた友達を慰めるでしょう。そして励ますでしょう。その時あなたは何を思いますか?さあ次は私が告白する番だと思いますか?それとも彼を諦めたまま友情を暖め続けますか?女性の意見はさまざまなようです。
- 友達がフラれたのは気の毒だが少しフラれて良かったと安心する
- 彼と友達の間に入って仲を取り持ちながら彼に自分をアピールしてみる
- 彼に近づく努力をして彼から告白させるようにする
- 友達の失恋の傷が癒えるまで友達を支え後に自分も彼が好きだったことを伝える
- 友達には内緒で彼が自分のことを好きになるようなアクションをとる
実際にこのようなことをしたわけではなく想定としてどのような行動を取るかということですが、この意見を見て昔流行った歌が蘇ってきました。“いつか好きだった彼を振り向かせてみせる”というような内容の歌なのですが、やはり女性とは恋に貪欲なのですね。
同じ男性を好きになったなら…状況によってはルールがある
我慢して友情を取るにしても、好きな思いで突っ走るにしても、また彼女が彼にフラれたとしても人として守らなければならないルールがあります。 単純なことです。抜け駆けしたり騙したりしないということです。
友情を取るなら友情に徹し、恋を取るなら正々堂々と、友達がフラれたなら友情を取るか恋を取るかを自分で見極めてフラれた友達に接することです。
恋愛で友情が崩れるのではないのです。恋愛においての行動や考え方が友情にヒビを入れてしまうのです。脆い関係になるのは脆い付き合い方しかしていないからです。
年齢によっても友達への対応や考えは変わってくる
このようにギクシャクした関係になってしまうには人生経験の有無や年齢も関係してくるようです。
高校生や大学生のように10代後半から20代全般の女性は恋愛事で友情に亀裂が入ったりすることが多く、酸いも甘いも経験した大人の女性は極力トラブルを避けようとします。例えば
「へえ、あなた彼が好きなの?知らなかったわ・・・面白いこと教えてあげようか、実は私も彼のことが好きなのよ~。お互い気が合うわね。」
このように彼が好きという相手の告白に即答できる余裕があるのです。何も答えず黙ったまま日にちが経過すればするほどややこしくなることがわかっているからの返答なのです。
また大切な友達だから「譲ってあげるわよ」みたいな感覚にもなるようです。助けたり助けてもらったりの仲のいい友達で長年の付き合いの場合
「私達、性格よく似てるって言われるけど男の趣味まで似てるのかな・・・まあ彼女なら許せるか、今回は諦めよう」
という思いになるようです。このように多少の嫉妬や悔しさはあってもそれを上手く自分で消化させることができる大人の女性もいるのです。
同じ彼を好きになって悩んでいる女性はどうすればいいのか
友情に徹していたいのなら潔く身を引くことです。しかし「恋人を選ぶのは彼」と開き直ってみてもいいのではないでしょうか。
彼への気持ちを抑えたまま苦しむのか、友達との関係を気にして苦しむのか、要は全て「自分が嫌われたくない」からから起こるものです。友達と好きな人が同じというのは困難なことが多いですが恋愛には困難なことがつきものです。
嘘はつかず正直に自分も彼が好きなんだと宣言する
友情を壊さずになおかつ彼のことも諦めたくないのなら堂々と「私も○○さんが好き」と言いましょう。あなたの親友とも呼べる人なら攻撃的な態度はとらないと思います。
もし、きつい言葉を浴びせてきたとしても動じることはありません。相手にあなたの恋を遮ることはできないからです。嘘や抜け駆けなどしなければよいのです。スタートラインは明確に。
彼へのアプローチは彼の気持ちを第一に考えて
あなたと友達が喧嘩したり文句を言い合ったりしていては彼も気分はよくありません。彼の気持ちを考えずに女2人が行動していると「いい加減にしてくれ!迷惑だ!」ともなりかねません。
女同士の負担だけではなく男性の方にも負担がかかる恐れがあるので気をつけなくてはなりませんね。
上手くいかなくなって心が疲れた時は少し離れてみる
友達のことも好きな彼のことも日常から消してしまいましょう。少し時間をおいてみることです。もしかして気分が和らぐかもしれません。徐々に彼のことが薄らいでいくなら彼のことは諦めて。
離れても彼のことが忘れられないのなら、やはり彼が好きなのです。友達のことで色々あるかもしれませんが決して自分を責めないように。友達と同じようにあなたも彼を好きになっただけ。友達の彼を好きになった私が悪いと自分を責めるのは間違っています。
親友関係が希薄になるのは女性の状況が常に変化しているから
男性の世界は仕事中心で物事を考えていくので例え彼女ができても結婚していても仕事や友人との付き合いは別と捉えます。なので自分に彼女がいても結婚して家庭を持っていても別枠で友人や仕事仲間などと付き合うことができます。
女性は男性とは違い、仲のよい女性同士のどちらかに彼氏ができたり結婚をした時点で徐々に友人・親友関係は遠のいていきます。なので同窓会などの集まりは男性の方が多く、女性の参加は徐々に少なくなっていくという事実があるのです。
女性の親友関係の脆さは女性同士の男性の取り合いのような恋愛事に限ったわけではありません。
女性はその時の価値観や状況が同じ人と友達になる
女性の状況は常に変化しています。恋愛→結婚→出産→育児など、特に出産後の女性の日常は独身の頃とは全く変わってくるのです。今まで仕事と女子会の付き合いのみの環境の変化が少ない日々に比べると全く違った世界を生きていくことになります。
当然独身女性と話すより育児中の女性と話す方が会話も弾むでしょう。昔の友達も大切な存在ではあるのですが価値観や状況は現在の自分と似たものを求めていくわけです。
環境が違うと親友である女性も話が合わなくなっていくことを実感するので関係が希薄になっても仕方がないと言えます。男性に比べ女性の親友関係が脆いというのはこういう部分にもあるのでしょう。
生まれたらすぐに私の赤ちゃんを見て欲しいと言っていたT子からそんな返事をもらうとは思いませんでしたが、色んな事情があるのだなと思い退院後に会いに行きました。
その後メールのやりとりをしていましたが、自分の生活の忙しさや育児のことばかりで以前のT子との面白おかしい会話はなくなり、一緒に買い物や外食や飲んで一緒にストレス発散するような付き合いも無くなりました。
別に喧嘩別れしたわけではないのですがだんだん疎遠になってきて今では年賀状の挨拶も無くなってしまいました。
32歳女性
将来、結婚しても家族ぐるみで付き合おうと約束もしていたほどです。そんなMが先に恋人ができたのは親友として喜ぶべきなのですが嫉妬も多少はありました。Mは会うと必ず自分の彼のことを話しました。
惚気や愚痴、彼の趣味、彼の家族、そんな話他人は興味ないでしょということまで話すのです。最初は恋する女はそんなものかなと思っていましたが、いつ会っても彼のことばかり、また彼のことで愚痴りたいから私と会うような付き合いもありました。
結果、私の方がMを遠ざけていきましたが女性って恋すると変わるんですね。でも私はMのようにならないように気をつけたいと思っています。
28歳女性
恋の縺れ以外にも生活環境の変化や心情変化で女性の付き合いは微妙に変わってきます。「あなたとは一生友達でいるわ」というのは無理なのかもしれません。
ただ離れていく過程や離れる原因は後々の関係にも関わってきますね。何か小さなことででもで繋がっていると歳を重ねた将来、また友達としてお付き合いが始まる可能性もあるかもしれません。
確かに女性同士の親友関係は脆い!しかし縁はつないでおこう
長年親友関係を繋げているという人たちもいるようです。そういう人達は決まって言います。あまり相手に深入りしない。何かあっても「あの人はああいう人だから仕方ない」と相手を批判しながらも認めていると言います。
そして大事なことは決して音信不通にしないこと。いくら喧嘩して距離が開いても「久しぶり元気?」とメールしたり電話したり手紙を出したりするとか。決して返答を期待せず返答が無くてもほっておくといいます。
ある日突然相手から返事をもらえることがあり、その返事にこちらから返すのみの付き合いもあれば、たまに会ってお茶をしたり。その繰り返しで友達関係を繋いでいくらしいのです。昔のような親密さは無くても繋がることが大切といいます。
歳を重ねると昔のことは思い出になる!当時の脆さを語れる関係に
結果的に「女性の親友関係は脆いのだ!」ということは否定はできません。しかし人はいつか孤独の世界に入っていくのです。そのときに価値観の合う友人はどこにいるの?と友達探しをするのは不可能に近いものがあります。
そのとき過去あなたが大切にしてきた友人や知人が傍にいてくれたら、傍にいなくても電話やメールで話し相手になってくれたらどんなに毎日の生活にハリが出るでしょう。確かに拗れた関係を元に戻すのは大変かもしれません。
でも人は明日を生きる動物です。こじれたままじっと居座っている鉱物ではありません。時が過ぎれば状況も変化します。人の心も変化します。なので関係が拗れたからと簡単に別れてはいけないのです。出会った人との縁は自分から切ってはいけないのです。
女性の親友関係や信頼関係は脆い!ですが脆さがわかっているから大事にしないといけないということを知っておくべきだと思います。あなたのかけがえのない友はあなたしか作ることができないのですから。