オタクな女子は意外とモテる!男性目線で見たナルホドの理由
”オタク”という言葉の響きはなんとも言えず、近寄りがたいのに興味をそそられるものです。多くの女性は、恋人にするのはちょっと抵抗があるけど、友だちとしてなら面白いかも、と思っているのではないでしょうか?
しかし、男性がオタク女子に抱く感想は、女性がオタク男子に抱くものとはちょっと異なるようです。友だちにいても面白いけど、恋人としても悪くないという考え方が主流になってきているというから、あら不思議。
ともすれば、ちょっと暗くて閉鎖的な印象さえ与えがちな”オタク”という肩書きを、堂々と背負った女子たち。なぜ非モテではなく、モテ系統に分類されるんでしょうか?
男のこだわりを理解してくれる
第一にして最大の理由がコレ。男性は女性のように幅広い情報収集を好まない代わりに、一点集中型のこだわりを見せたり、特定のものを収集したがる生き物です。
某鑑定番組を観ていれば一目瞭然。「そんなものにお金と時間を全力で注ぎ込むの?!」と思わず余計なお節介を口にしてしまいそうな、壺やらお皿やら切手やら、鉄道グッズやらブリキのおもちゃやらに魅入られているのは、大抵男性ですよね。
その点、オタク女子は、自分でも夢中になれるものを持っているので、そういった男性の深いこだわりを「くだらない」と切って捨てることなく、「まったくしょうがないわね」と苦笑しながらも理解を示してくれがち。
これは男性にとって非常に大きな利点です。しかも上手く趣味が合えば、二人ならではのスペシャルな休日を過ごすことだって可能。
たとえば彼女が傾倒するビジュアル系ロックバンドのライブ会場まで、彼のこだわりのハーレーに乗せて連れて行ってくれたり、一緒に秋葉原に遊びに行って、彼がゲームソフトの中古品を漁るショップの隣の本屋で、彼女がお目当ての同人誌を探したり。
恋人同士が長く付き合っていく上で、お互いがそれぞれの趣味を尊重し、二人でいながらも一人の時間を楽しめる環境があることは、大事なことですからね。その点において、オタク女子はポテンシャルが高いのです。
他の娘とちょっと違って興味深い
日本人は、他の人と比べてちょっと違うことや、周りから浮いてしまうことを良くないことだと捉える傾向にありますが、とんでもない。人と違うということは、興味をかき立たせる何よりのスパイスなんですよ。
昨今のお笑いブームの影響で、どの番組にも必ず芸人さんが出演するのが当たり前になりました。しかしバラエティ番組に限らず、健康特集やドキュメンタリー番組にまで彼らがゲストとして招かれるのは、ブームだからだけではなくて、”おもしろい”からです。
普通の人がやらないことをしたり、一風変わったコメントを返すことに長けているため、その場の雰囲気をおもしろくしてくれるだろう、視聴者の興味を惹きつけてくれるだろう、という期待が、芸人さんたちにはかかっているんですね。
オタク女子は、一般的な女子とはちょっと違います。有名なアニメの声優さんたちの経歴や裏話をたくさん知っている子もいれば、太宰治の小説の一節を暗唱して、文学の考察を繰り広げられる子もいます。
そういう、今まで会ったことなかったな、こんな子、という新鮮さが男性たちの興味をそそって、もっと知りたいという好奇心に繋がったりするんです。
オタク性はギャップを生む最高の要素
男性はかわいい女性が好きです。なにを当たり前なことを、と思われたかもしれませんが、「俺って可愛い子よりクールな美人が好きなんだよ」という男性も、「年下は完全NG。甘えさせてくれる年上の熟女がドストライク」という男性も。
全員、実はかわいい女性が好きなんです。
可愛さではなく”可愛らしさ”
いくらクールビューティーが好き、姉さん女房タイプじゃなきゃ萌えない、と言ったって、彼女たちが一貫して可愛さを覗かせない女性だったら、いずれ窮屈になるのが男性の常。
むしろ、普段はクールだからこそ、たまにやらかすドジがたまらなく可愛かったり、いつも甘えさせてくれる女性が弱ったときに自分を頼ってきたりすることが、男性たちの真の萌えポイントとも言えるはず。
「ああ見えて、意外と可愛いところあるんだよ」という台詞、よく耳にしません?そしてそう言うときの男性のまんざらでもなさそうな顔、覚えがありません?
持論ですけど、世の中の男性の95%は、かわいい女性が好きです。普段のキャラがどうであっても、自分だけに見せてくれる可愛さってものに、すごく弱いです。
その点でも、オタク女子は有利です。常日頃から可愛い服を着て可愛い仕草を心がけている、普通に可愛い女の子がかわいいのは当たり前で、もちろんそういう子も男性ウケはいいに決まっているんですが、オタク女子の強みは、ギャップ。
ギャップの大きさはドキドキの大きさ
ホラー映画オタクで、R指定のつく激グロなスプラッターも食事時に観れるほどタフなのに、小さな虫一匹を涙ぐむほど怖がっていたら。
または、ジャニーズを追いかけまわして、一般男子なんて相手にしない!と公言してはばからないくせに、風邪を引いて寝込んでいるという噂を聞きつけて、消化にいいお粥をわざわざ作って持ってきてくれたら。
「こんなかわいい一面もあるんだ…」というギャップが大きければ大きいほど、意外な発見に高なる胸の鼓動も大きくなりますし、それがそのまま恋心の火種になってくれれば、恋のスタートダッシュは大成功です。
オタク女子が気をつけなければいけないポイント
さて、これまでオタク女子の魅力と利点について語ってきましたが、一点だけ、オタク性の強い人が陥りがちな大きな落とし穴があります。
オタクとはつまり、マニアです。そしてマニアはえてして、こだわりの強い人が多いです。そしてそして、こだわりの強い人はえてして、ひとつのことを専門的に掘り下げている分、排他的で閉鎖的な思考を持ちやすいのです。
こだわりは武器でもヨロイでもない
合コンや飲み会などで、自分がものすごい数の映画を観てきて詳しいからと、他の人が気軽に述べた映画の感想を、片っ端から批判したり意見したりする人、たまにいますよね。
また逆に、車のカスタマイズだったりアメフト観戦だったり、女性には共感されにくい趣味に夢中になりすぎているせいで、その話題への反応が薄い相手とは関わりを持とうとすらしない人も、見かけたことはないでしょうか。
こだわりが強いのは、決して悪いことではないですし、没頭できる関心事があるのも、個性の表れ。あえて隠す必要はありません。
ただ、こだわりを大事にするのは、周りの人まで巻き込まなくても出来ること。
「これのこういうところがサイコーなのに、なんで解からないの?」と押しつけたり、反対に、「どうせ解かってはもらえないし、それならそれで構わないんだから」と頑なになる必要もないんです。
開放的なオタクが最強のモテオタク
もし今これをお読みのあなたにオタク女子のケがあるなら、そのオタクの部分は間違いなく、あなたの魅力のひとつだと思います。
あなたがあなたであることの証明でもありますし、一般的な女性とちょっと違う部分に興味を寄せる男性は、きっとあなたが思う以上にいるでしょう。
かくいう私も毎年高校球児のデータをかき集めて、甲子園の全試合の記録を個人的に残す甲子園オタクだったり、海外サイトからもめぼしいものをダウンロードして徹夜で明け暮れることもある、パズルゲームオタクだったりします。
でも、これまでの恋愛の弊害になるどころか、「ちょっと変わってておもしろい」とプラスの評価を得ることのほうが多かったです。
これがもし、サッカーをこよなく愛する人に、野球のほうが絶対に面白いから野球を観ろと強要したり、恋人と流行りの映画を観るより、一人でパズルゲームに没頭したいなんて、素直に口に出してしまう私だったら。
迷惑がられたり傷つけたりして、きっとうまくはいかなかったと思います。
こだわりはこだわりのまま、自分のオタクな一面を大事にしつつ、他のいろんなことにも興味を示したり、ちょっと理解されなかったからといって反発したり拒絶したりせず、排他的でも閉鎖的でもない、開放的なオタク女子になって、恋愛を楽しんでくださいね。