年の差婚を許してほしい!心配だから大反対するご両親への説得法
大好きな彼と結婚したい!ドキドキしながら親に挨拶をしたら、困惑するお父さんと激怒するお母さんが大反対!!彼はずっと下を向いてるし…原因は私と彼の年が一周り以上違うから…
何がダメなの?心配なのは分かるけど、お願いだから許してほしい!そんな年の差婚を大反対中のご両親への説得法をご紹介します!
近年増えている年の差婚
昔は結婚するなら男性が2~3年上が理想的!と言われてきましたが、徐々に同い年夫婦や、姉さん女房も珍しくなくなってきました。
そんな中でも最近は、芸能人を始め、一般の人でも10歳~20歳以上など、一周りも離れている恋人との年の差婚が増加している傾向があります。
しかし、まだまだ年の差婚に対する周囲の目は厳しく、時には誤解されたり中傷されることもしばしば…特に親の大反対も多く嘆いているカップルは多いようです。
年の差婚のメリット
他人から見ると、「え?一周りも年上なの?オジサンじゃん!!」って思うような年の差婚ですが、よくよく考えてみると、結構素敵なメリットがあるものです。
素直に頼ったり、甘えられる
1番のメリットは何といっても、これがダントツ!女性も責任ある仕事を任される現在、ストレスが多くプライベートでは甘えたいと思う女性も多いです。
しかし、同年代の男性は同じポジションで働いていることも多いですよね?同い年の彼氏に愚痴った時、「俺だって同じだよ!」と彼も余裕が無い状態でケンカする度、うんざりする女性も珍しくありません。
そんな時、相手が年上なら「自分もこういう時期があったから」と温かい目で理解を示し、「自分の時はこうしたよ」と経験談も含めてアドバイスをくれる ので、相手をとても信頼出来るようです。
また、年下男性と付き合っている場合、プライドが高く見栄っ張りの同年代よりも、素直で甘えん坊な彼が可愛く思う ようで、自分もついつい素直に甘えたり頼ったり出来る ことが居心地が良い理由のようです。
経済力に余裕がある
彼が年上の場合、一周り長く働いているのだから、自分よりも多く給料やボーナスをもらっていることがほとんどです。同年代なら買ったばかりの車のローンに追われていたり、生活費を除いたらほとんど手取りが残らないからデートや旅行は節約!ということもありますよね?
相手が年上だと、「特別な時は奮発」を実行 してくれて、自分の持ち物や、選ぶプレゼントも「質の良いもの」を重視します。
また、同年代との結婚なら出産後は兼業主婦も視野にいれなければならない事実が多い中、専業主婦を希望している女性からは特に、重要があるようです。
年上の恋人の価値観と、年下の自分の価値観をすり合わせることで、知らない世界を知り、視野が広がりお互い成長 していけます。また、相手の考えを聞くと仕事上で理解出来なかった上司や部下の思考回路が理解出来るようになったりと、意外にも職場の人間関係で役立つこともあるようです。
年の差婚のデメリット
年の差婚のメリットを見たら、そんなに悪い話じゃないかも…?そんな風に思った人、いるのではないでしょうか。では逆に、考えられるデメリットはどのようなことがあるのでしょう?
話し合いにならなくて、ケンカにすらしない
年の差婚は、どうしても人生経験の豊富さや、気持ちの伝え方に説得力のある、年上の方に主導権が出やすくなってしまいます。
最初は何でも率先してくれる相手に対して、「頼れるな」と思って尊敬していたのに、それに慣れてしまうと、次第に「任せとけばいいや。私分からないし」と頼りっぱなし、甘えっぱなしになってしまい、自分から成長に必要な経験を避けだす場合があります。
また、「どうせ意見を言っても、結局自分の思う通りに決めるんだから」と相手のワンマンさにうんざりする人も多いです。
では相手の気持ちは?というと、「あいつにはどうせ言っても分からないし」という見下す気持ちや、「自分が年上だし、一番いい方法を」と年下の恋人を子供扱いする傾向があります。
結果的に、大事なことも2人ではなく、どちらか1人が全て決めてしまうのが日常化してしまい、お互いの意見を尊重したりサポートし合うということをしなくなる関係 に陥る危険性があります。
ジェネレーションギャップにうんざり
最初は自分が知らないことばかりで楽しかった、ジェネレーションギャップも、新鮮さがなくなり慣れてしまうとイライラの元凶になる時があります。
遊び方や、食べたい場所は年齢でも大きく変わってきますから、焼肉が食べたいのに相手が和食を希望したり、遊園地に行きたいのに温泉に行こうと言われたり…なかなか思いっきり楽しめないデートが続く場合もあるかもしれません。
そんな中、同窓会で友人カップルの話しを聞くと、自分と同じ考えや、同等の立場や感覚で、したいと考えることが一致して楽しんでいる2人を見ると、「やっぱり同年代がノリが合って楽しそうだなぁ」と思う こともあるようです。
逆に、年上の方が同窓会に言った場合、色々な深い話しや意見を交換することで、「今日は実のある話が出来た。年下の恋人は甘えてきて可愛いけど…会話相手にはやっぱり同世代が良いなぁ」と思われることもあります。
・自分と同世代と浮気した→私じゃなくても若ければ誰でも良かったんだ。
・相手と同世代と浮気した→私じゃ子供すぎて、やっぱり魅力なかったんだ。
もし、自分が年上だった場合も同じです。年下の彼が同世代と浮気したら、「やっぱりオバサンは嫌なのね」と思うし、自分と同じ年上の女性と浮気したら「甘やかしてくれるなら誰でも良いのね」と感じてしまうでしょう。
年の差カップルで浮気をすると、「自分の何がいけなかったか」ではなく、「年が違うから」に固執しすぎて、本当の元凶に気付いけずに問題解決の焦点がぼやけてしまうのです。
年の差婚を決意!でも親が大反対…
色々なメリットデメリットを乗り越えて、やっぱりこの人がいい!と年の差婚を決めたカップル!でも、案の定親が大反対…という人、多いですよね?
いつまでも平行線の親に疲れて、何だか恋人ともギクシャク…もう、子供作って無理やり結婚を認めてしまおうか…なんて思っていませんか?
でもその前にちょっと待って!ご両親の大反対する理由を考えてみましょう。ただ反対しているだけじゃなくて、大事な子供を心配しての行動だったりするのです。
世間知らずな娘が騙されていないか?
ご両親は、あなたが生まれた時からずっと成長を見守ってきました。あなたが何と言われれば信じやすいかを一番知っています。
そこを、人生経験豊富な、自分と同じ年代の男性が利用していないかを心配するのは当たり前です。若い娘を良いように利用していないか、騙されていないのか、ご両親も不安なのです。
あなたが年上の場合も心配は変わりません。親から見るとまだまだ子供の娘よりも一周り年下の男性なんて、安心して娘を任せられません。
経済的な自立はもちろん、娘の貯金を狙っているのではないか、いつか若い子と浮気をして娘が捨てられ辛い思いをするのではないか等、あなたが年上か年下かに関わらず、いくつになっても娘が心配なのです。
結婚後の生活環境の心配
あなたのご両親と恋人の年齢が近い場合、心配されるのは意外にも年の差がある2人の相性 ではありません。では何を心配するのか?それは、結婚後の生活環境 です。
結婚後すぐに、育児と義両親の介護を掛け持ちすることになるのではないか?子供が成人して育児が終わった後、娘は40~50代なのに対し、夫となる恋人は60~70代と高齢なので、次は夫の介護をすることになるのではないか?
育児は自分達もお手伝い出来るけれど、夫の介護をする頃には自分達親も高齢で手伝いが必要かもしれない。娘の一生が「誰かの介護」だけに埋もれてしまわないかが心配だ というご両親も少なくありません。
幸せな結婚生活を送って欲しいからこそ、娘が彼と愛し合っているかどうかよりも、長い目で見た時に、娘が苦労ばかりの人生を送ることにならないかを重視するご両親はたくさんいます。
相手になにか問題があるはず…という先入観
娘がいう通りとても素敵な人なら、なぜ適齢期に結婚していないのか?親なら気になるところです。
もしかして、隠している借金があったり母親が厳しかったり、酒癖が悪い等…何か問題があるから今まで結婚が出来なかったのではないか?と疑ってしまいます。
もし、バツイチだった場合は更にその疑惑が高まります。いくら奥さんの方に非があったとしても、娘には自分の良いように弁解しているのかもしれない、実は原因はこの人にあるのかもしれない等、厳しくチェックする目で見てしまいます。
もちろん、仕事が忙しく結婚する暇が無かったり、良いご縁に恵まれなかっただけの人もいるのですが、第一印象で疑われるのは仕方がないことだと覚悟した方がいいでしょう。
あなたが年上の場合、どうしても「息子がたぶらかされた。騙されている」と思われる可能性は高くなります。
結婚の挨拶をした時に、どんなに礼儀やマナーが合っていても「年上なんだから出来て当たり前でしょ」と思われてしまいがちです。特に女性が年上の場合は「子供が産めるのか」も重要視される場合が多いです。
また、あなたが年下の場合は、知らないことがあるのが当然ですが、「ほら、まだ子供で何も知らない」と思われてしまいがちです。
「私、好かれていないみたい」と避けるのではなく、交流を続けてみましょう。 頑張り続けるあなたに、ひょっとすると態度が軟化してくるかもしれません。
大反対のご両親を説得するには?
私を心配するのは分かった!でも大丈夫だから反対しないで!と言っているのに、なかなかYESと言ってくれないご両親…。
先程説明した、ご両親が心配する要素も含めて、どうしたら安心してくれるのか、どうするのが効果的な説得につながるのか考えてみましょう。
時間をかけて説得する
ご両親だって、自分の子供には幸せになって欲しいのです。でもいきなり、自分に近い年の人と結婚すると言われれば親とはいえ動揺してしまうものです。
「挨拶したし、早く認めて!」ではなく、ゆっくりとご両親の動揺が落ち着くのを待ちましょう。動揺している時に急かしても、相手も意地になり深く考えないまま「ダメ!」としか言わないでしょう。
2人で少しずつ愛を育ててきたように焦らずに、「びっくりしたかもしれないけれど、少しずつどんな人か理解して欲しい」と控えめに意見を伝えましょう。
お土産をもらったら恋人の人柄も伝える
ご両親が色々疑ったり、推測して心配するのは、あなたの恋人のことをあまり知らないからです。
何か些細なことでも良いので、話せることがあればご両親に伝え、彼のイメージを身近な良いものに刷りこんでいきましょう。
例えば出張のお土産をもらった時に、「これ、彼から」と渡すのはNGです。それでは「彼が買ってきた」という「事実」だけ伝わることになります。
お土産がないよりはマシですが、それでも「わざわざ良かったのに」くらいの印象しか持ってもらえません。
「これ、彼から出張のお土産!東京に●●の仕事をしに行ったんだって。リーダをしてるから、交渉をしに行ったみたいなの。お母さんがお菓子好きって言ってたから、羽田空港限定のこのお菓子を買ってきたんだって!」と言うように、
- 彼がどんなことをしている人なのか
- 彼がどのような人柄なのか
の2点が伝わることを重視して、彼とご両親が直接接点を持たない間も、具体的な好印象を持ってもらえるように話して みましょう。
・責任のある立場での仕事→会社で信頼されている人、仕事が出来る人である
・お菓子を好きと言っていたから→自分の趣向を覚えていて、合わせてくれた人
という印象から、少しだけ「悪い人じゃないのかも」と思うようになるかもしれません。
頼りになったエピソードを伝える
自分が仕事や人間関係でうまく行かなかったとき、彼が支えになってくれたのなら具体的にご両親に話してみましょう。
「こういう風に言ってくれて、すごく慰められたし頑張れた」と言うことを言われると、娘の支えになってくれているんだな と親としての信頼がUPします。
また、更に信頼度を上げるには、自分に優しかった話しだけではなく、
「彼は、私にすぐこういう風に考える癖があるから、それは良くないって注意された。でも考えてみたら、確かにその通りだなって思った。今後は、ついこんな考えになっていないか注意しようと思う」
「彼は、私の●●なところが良いところだって言ってくれるの」等、ただ娘を甘やかすだけではなく、導いて成長させてくれる人と印象づけるのも効果的です。
ただ、この場合は必ず彼のフォローの言動を盛り込むようにして下さい。恋人の言葉が正しいものだったとしても、娘の肩を持ちたくなるのが親の心情です。
注意されたことだけを話しても、「娘に偉そうに説教して」と思われかねません。「でもその後ずっと愚痴を聞いてくれたの」の様に、「娘を大切にしている」「娘には必要な人なんだ」という印象も持ってもらいましょう。
しかし、相手の人柄や、エピソードを継続して話すことによって、「ただの機嫌取りではなく、本当にこういう人なんだ」ということが徐々に分かってくる時が来ます。
「こういう人だから大丈夫なの!ねぇ、賛成してくれるでしょ?」と説得する為に無理強いするのではなく、何気ない日常の会話の中でアピールしていきましょう。
娘が付き合っている人がどういう人で、どういう付き合いをしているか把握することで、安心したご両親の、態度が軟化することもあるのです。
一番大事なのは、「彼と親」ではなく「私と親」の関係!
今までは「私が好きなんだから関係ないでしょ!」と言っていた娘が、彼の話しや自分の気持ちを頻繁に話してくることで、娘との距離が縮まったり、娘の考えが分かってきたりした結果、以前より娘を大人として信頼できるようになったというご両親も少なくありません。
「相手と年の差がある」と、ついそのことだけに焦点を置きがちですが、本当の原因は「実の親子の関係」が大きく左右しています。
実は結構コミュニケーションが少なかった親子だと、「親子の信頼感」がイマイチ不足しており、「あいつは何を考えているか分からない」という意識から「お前が考えているように結婚は楽じゃないんだ」等、つい色々反対する親も多いのです。
親子でのコミュニケーションが多い場合だと、基本的な信頼関係が成り立っていますので、「信頼出来る娘が選んだ人だから、ちょっと心配だけど反対は辞めたの」と言うご両親が多いです。
このことを考えると、案外自分と親の関係を見直すことが一番の説得の近道なのかもしれません。結婚を機会に、彼とご両親の関係だけではなく、「私」との関係も築き直してみて下さいね!