男女の恋愛観の違いを知って不安を解消!恋愛格差の実例7選
恋愛格差という言葉が広まって久しいですが、どうしてこんな偏りが生じるんでしょう?その傾向は、男女の恋愛観の隔たりや年齢によっても変わってくるようです。
恋愛格差という現実に不安を感じている女性も多いことでしょうね。そこで、恋愛格差とは何か、その原因や実例、男女の考え方のすれ違いについて検証していきましょう。
そもそも恋愛格差って何?
まずは、「恋愛格差」という言葉が聞き慣れないという方のために説明させていただきますね。これは、格差社会と言われる日本の現状に関連して生まれた考え方なんです。
つまり、男女の恋愛についても格差、偏りがあるという現実を言い表しているわけです。簡単な例としては、次のような状況が挙げられます。
優れた容姿やコミュニケーション能力を持っている人には、往々にして恋愛のチャンスが多くめぐって来るのに、そうでない人はなかなかチャンスをつかめないという状況です。
これはあくまでも一例で、恋愛格差が生じるほかの原因としては、性格、経験、趣味趣向、年齢、そして考え方などが影響してくると思われます。
この中の「考え方」については、個人一人ひとりの考え方とは別に、男性と女性による本能的な違いというのも関係してくるようです。
つまり、男女間の恋愛観の相違が、恋愛格差をいっそう複雑なものにしているわけです。
恋愛格差の移り変わり
幼少の頃には、それほど恋愛を意識して過ごすことはありませんよね。男子も女子も友達として楽しく遊べればそれでいい、そんな感じだと思います。
これが思春期を迎える小学校高学年から中学生くらいになると、カッコよくてスポーツができる男子、かわいくて輝いて見える女子に人気が集中するようになります。
モテる子はとことんモテて、モテない子はまったくモテないという偏り、つまり恋愛格差の始まりです。さらに高校生になると、偏りの傾向は徐々に複雑になっていきます。
ただ見た目だけでモテていたころと違い、個々に得意分野ができてきて、人目を集めることも可能になります。それらを見ている周囲の人にとっては、判断基準、選択肢が増えるんです。
例えば、バンド活動をしている男子がライブハウスで女子の注目を集め、いつしか校内でもモテモテになってしまうような現象が挙げられます。
やがて大学生になり、社会人になっていけば、さらに異性からの判断基準、選択肢が増えていきます。有名大学、有名企業、資格や地位、収入の大小などがそれですね。
個性が尊重されると言われる現代ですから、ここにそれぞれの好みや趣味、考え方が加わり、恋愛対象となる異性は人それぞれ異なってきて、分散されていくはずなんです。
ところが、それでも恋愛対象からもれてしまう人がいるという現実。そんな人たちが恋愛格差という概念を生み出したのかもしれません。
恋愛格差を実感する実例7選
それでは、恋愛格差と言われる現象を実感するために、実際に世間でささやかれている内容をご紹介していきましょう。
男女の恋愛に対する考え方の違いと、恋愛や結婚が機能しなくなってきた理由が見えてくると思いますよ。
1.男性に求めるものが多すぎる?
近ごろよく耳にする女性の恋愛観の中に「アウトな男性が多すぎる」といった意見が増えています。これはいったいどういう現象なんでしょうか?
かつて、「三高(さんこう)」なんて言葉が流行ったことがあります。これは、高学歴、高身長、高収入を表すもので、女性が男性に求める理想だと言われていました。
当時、この条件に当てはまらない男性からはブーイングが続出したものですが、どうやらこれらの条件が、今ではもっともっと増えていると言うんです。
「三高」ならぬ「百高」くらいにはなるのではないかと。どういうことかと言うと、女性が男性に求めるレベルは低くなったように思われる反面、求めるジャンルが増えたということなんです。
女性が理想とする好みの細分化が進んでいると言うんですね。それも女性によって様々な条件を並べ立て、とことんそれらに固執するんです。
結果として、会う男性がことごとくアウトの対象になるという現象です。あなたは男性に対してケタ違いの理想を求めてたりしませんか?
また、それに見合うだけの努力をしているでしょうか?
2.社会の風潮が男を足踏みさせる?
マスコミの報道などに影響された社会の風潮が、女性に対する男性の積極性を妨げているという意見があります。
若い女性の間では、何かといえば「ウザい」「キモい」とささやかれ、男性からすれば好きな女性にアプローチすらできなくなってきたというんです。
ちょっと言い寄っただけで邪険な扱いをされたら耐えられないし、粘り強く押してみたらストーカー扱い。こんな話を耳にする機会が増えたことが影響しているようです。
結果として消極的になり、女性にアタックするのが面倒くさく思え、何もアクションを起こさないまま諦めてしまうという男性が増えているんです。
多少好みの男性からはずれていたとしても、それぞれに良いところだってあるんです。あからさまに邪険な扱いをしていては、当然ながら恋愛のチャンスも減りますよね。
3.理想の彼氏像は矛盾だらけ?
女性が思い描く理想の彼氏。実はここにも女性の恋愛観の特徴があるんです。それは、ひとことで言えば「矛盾」ということです。
例えば、イケメンで素敵な彼氏と付き合いたいけど、あんまりモテる彼氏では誘惑が多そうで心配です。かと言って、女性にまったくモテない男性と付き合うのも違う気がする。
このような心情のことですね。モテる彼氏とモテない彼氏ではどちらがいいか、というアンケートでは、4:6でややモテない彼氏が良いとする女性が多かったそうです。
周囲の女性から羨ましがられたいという見栄と、ほかの女性に奪われたくないという不安が入り混じった心理状態がはっきり見て取れますね。
また、女性が喜ぶことをたくさん知っている彼氏は誇らしいけど、過去に何人もの彼女と付き合ってたと聞くと嫌がるパターンもあります。
女性が喜ぶことをたくさん知っているということは、女性経験も豊富だということは察しがつきそうなものなんですが。
このように、実際には両立できないことを理想に掲げる傾向が、多くの女性に見られるようです。もっと現実的に考えないと、素直に恋愛を楽しめないと思いますよ。
4.ゆとり世代は恋愛意欲が弱い?
1960年代生まれの両親に育てられた現在20代後半の男女は、ゆとり世代と言われる人たちですね。そんな人たちの両親は、社会人数年目でバブル崩壊を体験しています。
突然として不況のまっただ中に陥った経験からか、なにごとも無駄なく効率良く行って、リスクを避けて用心深く対応する気質が広まっていきました。
そんな両親に育てられたゆとり世代の人たちは、潜在的な意識として、確実性が高いとは言えない恋愛というものに、時間やお金をかけたがらない傾向があるようです。
いわゆる「コスパが悪い」という考え方ですね。そのため恋愛には貪欲になれず、結婚への意識も薄くなるということのようです。
5.草食系男子は女性の社会進出の副産物?
女性が活躍する社会的な環境が整ってくると、学歴、地位、収入といった面で男性を上回る女性が増えていきます。それとともに自己主張して張り切る女性も多くなります。
元来相手より優位な立場にいたいという本能を持つ男性は、自分を上回る条件を身に付けた女性に負い目を感じることで、深く関わることを避けるようになると言われます。
すると次第に女性との関わり自体に面倒を感じるようになり、恋愛や結婚に至るまでの時間やお金、労力などを惜しむようになるんです。これが草食系男子が増える大きな要因です。
これからは女性が肉食系になって積極的に攻めることが、恋愛への近道なのかもしれませんよ。
6.男と女は記憶の残し方が違う?
よく耳にする話しですが、恋愛経験の記憶の仕方をパソコンのデータ保存に例えることがあります。それによると、男性は「名前をつけて保存」し、女性は「上書き保存」するというんですね。
男性は過去の恋愛を思い出として大切に記憶し、ときには引きずったりもするんです。それに対して女性の多くはきれいサッパリ忘れ去って目の前の恋愛に集中するようです。
また、男性は付き合っている女性がいても、愛している女性がいても、別の女性に目が行ってしまう本能があります。これに対し女性は、1人の男性に愛されたいという本能を持っています。
これらは男女の恋愛観にすれ違いを生む要因です。自分以外の女性に目を向ける彼氏に腹を立てる女性が多いのは当然なわけです。
しかし、言い訳でなしに、これらは本能なんで仕方ありません。お互いに理解し合って無理にでも納得するしかないんです。
いちいち気にしてイライラしていたら、きっと男性の方から逃げ出してしまうことでしょう。
7.恋愛観の違いは男女の脳の違い?
脳科学に関するあるレポートによれば、男性と女性とでは根本的に脳の作りが異なるのだそうです。これらの特性が価値観や意見、考え方の不一致にもつながるようです。
男性脳の特徴には次のようなものがあります。
- 一点集中型で同時進行は不可
- 仕事中、作業中に話しかけられるとイラッとする
- 無駄なことを嫌い、一度で完了させようとする
- 自分や相手の感情に鈍感で、女性の気持ちの変化についていけない
- 過去の出来事を忘れやすい
女性脳の特徴には次のようなものがあります。
- 複数のことを同時進行できる
- 作業中に次の作業の段取りを常に考えられる
- 感情的で、他人に話すことで気持ちを整理しようとする
- 自分や相手の感情に敏感で、状況によって気持ちを変化させる
- 過去の出来事から失敗をなくそうとする
これらはあくまでも傾向であって、誰にでもドンピシャリと当てはまるものではありません。でもどうでしょう?くらべてみるとわかりますが、ほぼ真逆ですよね。
これでは男女の意識が噛み合うはずもありません。このような特徴を知らなければ、お互いに理解するなんて無理ですね。
恋愛観の認識が恋愛格差を減らす
いかがだったでしょうか。これまでの話をちょっとまとめてみましょう。
- 恋愛格差とはモテる人とモテない人の偏りが大きい状況
- 成長とともに異性に対する判断基準が多くなり格差は減るはず
- 男性にケタ違いの理想を求めるわりに努力しない女性が多い
- あからさまな「ウザい」「キモい」が男性を尻ごみさせる
- 女性は両立できない二通りの理想を掲げたがる
- ゆとり世代は確実性のない恋愛というものに貪欲でない傾向
- 男性は自分より優位に立つ女性には関わりたくない
- 過去の恋愛を温存する男性と、きれいサッパリ吹っ切る女性
- 男性脳と女性脳は基本的にタイプが真逆
恋愛格差というのは確かに存在する問題です。でもそれらの多くは思い込みに起因する部分が大きいのも事実です。
いわゆる恋愛格差が間違いなく存在したのは、判断基準が少ない少年期から思春期にかけてであって、人それぞれに価値観が備わり判断基準が多岐にわたる成人以降には少なくなるはずです。
今の成人男女が恋愛格差と表現するものには、男女の恋愛観の違いが原因になっている内容が多いようです。
思い込みや被害妄想を捨てて、男女がお互いの考え方や本能などを理解し合えれば、恋愛に向けた動きも多少は積極的になれると思いますよ。