恋愛するのが怖い!トラウマを植え付けた男に私がハマった理由
愛される自信がない。どうせまた振り回される。もう男の人が信じられない!
過去につき合っていた彼氏の影響で、恋愛するのが怖くなってしまった女性。トラウマに悩まされる彼女たちに話を伺いました。
そこから見えてきたのは、彼女たちに共通する「ダメンズ依存」その詳細と、改善方法について掘り下げてみました。
私を恋愛恐怖症にした男
忘れられない元彼とのトラブル。世の中すべての男性がダメンズだとは言わないけれど、なぜだか私はまた同じ目に合うような気がする・・・
そんなトラウマから、恋愛恐怖症になりかけている女性の話を伺いました。
最後まで本心が見えなかった人
最初は楽しんでたんですが、だんだん合コンみたいになってきて。フリーの人同士を無理やりくっつけるような雰囲気になったんです。もちろん私もいい的でした。
そんな中でただひとり、退屈そうにしていたのが彼でした。つまらなそうな態度で女の子たちを寄せつけないオーラを出してました。男の友だちとばかり話してましたね。
あとになって聞いたら「好きでもない奴と仲良くしたくないし」って。フリーってだけで色めき立つ人達の中、そんなクールなところに惹かれたんです。
その後も何回か顔を合わせる機会があって、結果として私のほうから告白しました。そんなに嬉しそうじゃなかったけど、OKもらったので安心してたんです。
ところがいざつき合ってみたら、彼全く会いたがらないんです。デートも月に1、2回で連絡もとりたがらない。理由も聞いても「別にない」の一点張り。
しまいには私の気持ちが鬱陶しくなったみたいで、訳もわからないままふられました。なぜ私とつき合ったのか、私の何が気に食わなかったのかも分からずじまいです。
メンヘラ男に振り回された私
その中でも群を抜いて博識だったのが彼でした。情報量が半端じゃないのはもちろん、アウトプット能力も高くって。まさにインテリジェンスを感じるような人でしたね。
はじめは憧れから、そのうちにどんどん彼を好きになりました。彼は優しくて、何度か本選びや映画に付き合ってくれました。友人関係をしばらく続けたあと、彼から交際を申し込まれたんです。
でもそこから、それまで知らなかった彼の闇の部分を見ることになりました。まずは生活のスタイル。完全に昼夜逆転でした。仕事がフリーランスだったこともありますけど、夜通し起きている感じで。
私は普通に会社勤めでしたから夜はもちろん寝たいんですが、眠ろうとすると彼は不機嫌になりました。「どうせ俺なんかには合わせられないよな」そう言われると、無視して眠るわけにはいきませんでした。
一緒にいてわかることは他にもいろいろありましたね。ひとり言が多くて、とことんネガティブだったり。放っておくと何をするかわからない危うさみたいな所もありました。
私と一緒にいることで、少しでも彼の弱さを治せたら。そう思って、仕事以外の時間は全て彼に使いました。最後のほうは私の家での半同棲でしたね。
だけどある日突然、家から出ていったきり音信不通になって。それから一切、連絡がとれていません。これまでの苦労も時間も、無駄だったのかと思うと立ち直れません。
病的に女好きだった元彼
当時は太っていたし、顔が可愛いわけでもない。服もメイクも大学に入ってから頑張ったけど、本当に似合っているのかわからない感じでした。
そんな私がなんの縁か、ヘアサロンの受付のバイトをすることになったんです。そのとき新人スタイリストだったのが彼でした。
彼は事あるごとに「見てるだけで癒される」とか言って私を褒めてくれました。仲良くなってからはご飯にもよく誘ってくれました。私に自信をくれたんです。
彼とつき合い始めたのがいつなのか、正確にはわかりません。ある日のご飯のあと、なんとなくそんな雰囲気になったんです。
けれど彼女としての幸せは、はじめのひと月だけでしたね。問題は彼の女性関係です。もう数え切れないくらい、しまいにはサロンのお客さまやスタッフにまで手を出してたみたいです。
しかもなぜか全く悪びれない様子なんです。「ごめんごめん、許してくれる?」そう軽い調子で謝っては、すぐまた私に甘えてきました。
そんなことを繰り返すうち、いい加減このままじゃいけないと思って初めて彼に怒りをぶつけました。そうしたら彼の態度は豹変して、突然手を上げるようになったんです。
それからは少しでも機嫌を損ねるたびに殴られました。「誰がお前みたいな奴とつき合ってやってると思ってる?」その言葉は私をズタズタにしました。
最終的に、彼はほかに女の人を見つけて去っていきました。最後まで女好きな人でした。私は遊ばれただけなのか、そもそも好かれていたのか今でもわからなくて辛いです。
ダメンズにハマりやすいタイプって?
今度こそは男性選びを間違えない!そう固く誓ったはずなのに、気がつけばまた「ひとくせある」男性に惹かれる私っておかしいの?
続いては、ダメンズを引き寄せてしまう「二大タイプ」について解説します。
極度の恋愛体質タイプ
恋愛経験が豊富だから「恋愛体質」だとは限りません。むしろ経験が少なく、たとえば恋に恋をしていて本質が見えていない人なども、ある意味では恋愛体質に含まれるのです。
このタイプの厄介なところは、上手く行きすぎると逆に不安になってしまうこと。その結果辛いとは感じていても、困難な状況を無意識に受け入れている可能性が高いのです。
紆余曲折あってこそ恋愛、波風あってあたり前だと思っている。それは「愛し合う」とは程遠いこと。本来愛とは、静かで穏やかなものなのです。
母性が強い過信タイプ
一般的に「母性が強い」と言えば、相手に優しくて器の大きい女性が浮かぶでしょうか。けれどこの場合は少し意味合いが違います。
母性の強さに「過信」が加わると、一気にダメンズ依存の傾向が現れます。彼を愛しているから支えてあげたいと思う一方で、心のどこかで「自分の力でどうにかできる」そう思っているふしがあるのです。
そして相手が厄介な性格であればあるほど、実は燃えるタイプ。私にしか彼を理解できないし、許すこともできない。そんな考えはダメンズ達のいいカモです。
ダメンズに依存を治すには?
自分では気付かなかった、ダメンズを引き寄せる理由。それがわかった以上、もう過去とはきっぱり決別して新しいスタートを切りたい!
それなら「どうやって」ダメンズ依存を治していくか、その効果的な方法をご紹介しましょう。
周囲の力を借りて強制クールダウン
・気遣いのない率直な意見を言ってもらう
恋愛体質を治すには、周囲の人間にどう思われているのかを知ることが一番。極端に言えば批判を受けるのが目的です。
毎度毎度、同じような悩みや愚痴を聞かされてきた友人の本音を聞くのです。心配を通り越して呆れられ、ドン引きされていることを自覚しましょう。
自分の器を理解する
・人生の先輩たちと交流する
自分を過信する体質を治すには、物事の先読みをやめるのがオススメ。相手の出方を予測して話したり、場をコントロールしようと考えるのをやめて、あえてその時々「行き当たりばったり」で反応するのです。
そして自分がどうこうすることなどできない人生経験豊富な人たちの中に身を置き、自分の器を知るのです。そうすれば母性だの自信だのは、あっけなく崩れさることでしょう。
次は素敵な恋をしよう
ダメンズ達から受けた仕打ち。それらを乗り越えて同じ間違いを繰り返さないためには、ときに「自分に厳しくする」ことも必要。
落ち込んでいるとき、ついつい自分を甘やかしてしまいがちです。けれどドン底にいる時だからこそ、はい上がる気持ちで取り組んでほしいと願っています。