どこまでOK?人前でイチャイチャしたい心理と意外な利点
あなたはあなたの恋人と、みんなの前でどんな風に振る舞っていますか?一緒に歩くときにいつの間にか手を繋いでいたり、買い物の途中でじゃれあったり、はしゃいで抱き合ったりすることはありますか?
恋人と仲が良いのは幸せなことですし、幸せなのは良いことです。けれど、何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。ある一定のラインを超えたラブラブっぷりは、周囲の人の許容範囲をも超えてしまう恐れもありますよね。
イチャイチャはやめるべき?
『こんなところでイチャつくの?』、『二人きりのときにやればいいのに…』など、内心で思われているかもしれないと思うと、人前でも平気で甘えてくる彼氏をつい牽制したり、たしなめてしまう人もいるのではないでしょうか?
もちろん、そういった周囲への配慮は大事ですし、周りの人から冷めた目で見られるのも気まずいでしょうから、あまりにも過度なイチャつきは控えるべきかもしれません。でも”ある程度”までなら、私はオススメしちゃいます。
人前でもイチャイチャしたい人の心理と、イチャつくことのメリット、そして、程度の見極め方について、今日はお話ししましょう。
イチャつく人の3タイプ
いつでもどこでもイチャイチャしたがる人は、大別して、次の3つのタイプに分けられます。
2.自己顕示欲が強い人
3.自分の感情に素直な人
まずは、独占欲が強い人。”この女は俺の女だ”ということを周りに知らしめ、他の男性がつけいる隙を与えないようにしているケースです。
そして、自己顕示欲が強い人。いわゆる目立ちたがり屋というか、常に注目していてもらいたいタイプの人は、自分がどんな彼女とどんな恋愛をしているのかも、周りの人たちに見せたいと思っている可能性が高いです。
あなたの彼が、この2つのパターンのいずれかに該当すると思うのであれば、あなたが彼の不安や欲を満たしてあげることを最優先に考えるかどうかで、あなたの取るべき選択肢が変わってきます。
彼ときちんと話し合いの場を設けて、そんな風にアピールしなくても私はあなたのものよ、と言って落ち着かせてあげるとか、自慢げにとられてしまったらみんなに嫌われてしまって逆効果かも、と匂わせてなだめることも可能かもしれません。
ただ、第3のパターンの、自分の感情に素直だからこそ、あなたへの愛情を包み隠さず表現している人だとしたら、どんなに恥ずかしくても、どんなに人目が気になっても、そのまま受け入れることをお勧めします。
未来を明るくする利点
あなたのことが好き、という感情をそのまま表に出せる彼は、あなたを愛するという行為を自然なことだと思えている人です。そして、あなたと、あなたを愛する自分の両方を誇らしく感じてもいます。
「I love you.」と伝えることに慣れている外国出身の人ならまだしも、この日本でそういう人と巡り会って愛し合えることは稀有であり、とても貴重。
人間は誰だって愛されたい
あなたも、彼も、そしてこれを書いている私も、人間は誰しも誰かに深く愛されたいと願っているものです。愛されることは認められていること、そして、存在を丸ごと必要とされていることと同義ですからね。
しかし、日本人はえてして、愛情を相手にはっきりと伝えるのが苦手。日本の文化は”察する文化”と呼ばれるのは、「そんなこと言わなくても伝わるでしょ?」と背中で解かり合うことを美徳としてきたからです。
でも、実はそれが多くの日本人女性を苦しめてきたのではないか、と思うようになりました。というのも、大正や昭和の時代を生きてきた日本人女性と、同世代のアメリカ人女性とでは、老後のある瞬間に意外な違いが出るんだそうです。
年をとって脳の老化が進めば、様々なことを忘れて、過去のことを自由に思い出すことができなくなるのは世界共通。でも、ふとした瞬間に楽しかった頃、幸せだった頃の感覚が蘇ってきて、もうその場にはいない人の名前を呼んだりすることがありますよね。
そういうとき、アメリカ人女性がおよそ半々の割合で夫と子どものことを思い出すのに対し、同じ時代を生きた日本人女性のほとんどが、夫の名前を呼ぶことなく、子どもや母親、または兄弟姉妹の名前を繰り返すというのだから、驚きです。
この違いの原因はおそらく、”愛された記憶”。たくさんのことを忘れたあとでも、何度も何度も抱き締められたり、好きだと言われた思い出は残るということ。大事にされた、必要とされた、という幸福が根付くんですよ。
そう考えると、やはり愛情は抱いて想うだけじゃなく、ちゃんと言葉にして伝えたり、態度に表すことが、幸せな老後に繋がるんだと思うのです。
習慣化のメリット
付き合いたての頃は、彼といるときも、彼が傍にいないときも、何をしていたって彼のことを好きだという気持ちがこんこんと湧いてくるものです。
しかし、付き合いが長くなり、彼といることにも慣れ、そこから例えば同棲を始めたり、結婚をして家族になって子どもが出来て…、と環境が変化するにつれて、昔は自動的に感じていたはずの愛情が、自分の中で目立たなくなっていくことがあります。
多くの場合、目立たなくなるだけで、愛情そのものがなくなるわけじゃないんですけどね。よくよく探してみれば見付けることができる、ぐらいの存在感になってしまうと、なかなか以前のようには、具体的に感じたり表すことが難しくなる可能性も。
「愛してるなんて今更言えない」と苦笑いをするご夫婦、テレビなどでたまに見かけますよね。照れている様子が微笑ましくもありますが、”そんなことを言わずに、ちゃんと伝えればいいのに”と思いません?
でもそれは、交際中のときからずっと、誰の前でも臆することなく、愛情を表現できるカップルには縁のない話。お互いのことを大事に想っていると伝え合うことが習慣化されているため、”今更”という感覚が生まれないのです。
誰かになにかをしてもらったら「ありがとう」、誰かを不愉快にさせてしまったら「ごめんね」、とスッと口にできるかできないかも、今までどれだけその言葉を口にしてきたかで差が出ます。
「好きだよ」や「愛してる」も同じ。どんな状況でも、普段からずっと伝え合っているカップルは、これから先何年経っても、伝え合うことが自然だと感じられるようになります。
イチャイチャが許される”程度”とは?
それぞれの主観があるので、これは一概には答えを出せないことですが、以下のポイントは押さえておきましょう。
・ディープキスやボディタッチなどはやめる
・自分たちのノロケ話ばかりしない
・二人にしかわからない話で盛り上がらない
人前でのイチャイチャは、あくまでも爽やかかつ開放的であることが大事。幼児めいた行為や、性的なイメージを連想させる行為、そして、疎外感を与えるような行為はとにかく避けるのが吉です。
けれどそこさえ控えて、堂々と誇らしく、大人らしく、私の愛する人はこの人です、私を愛してくれている人はこの人です、と表現できることはいいことですし、あなたを本当に大切に想ってくれている友だちなら、きっと喜んでくれますから。
人の目を気にして、”愛し合うのは二人きりの時だけね”なんて秘め事チックにしてしまわず、明日からもお二人仲良く、毎日を思い切り楽しんでください。