腐女子の皆さんへ…リアル恋愛とオタク活動を両立させる方法
自分って腐女子だな…と実感している女性の皆様。相手はアニメであれ、ゲームであれ、アイドルであれ、手を伸ばしても届きそうで届かない人に恋しているのはとても楽しいものです。
完全に自分の手に入らない、という前提がある為、安定して恋していられますし、裏切られることがないので安心して恋できます。こちらの都合で片思いできるので、煩わしくないのも事実です。
また共通の話題で友人と盛り上がることができ、趣味を通じてたくさんの人と繋がりを持つことができる。
並べてみると、一般的に「オタクだ」と言われているイメージからかけ離れて、とても良い趣味と言えるかと思います。
しかし、なぜ「オタクが嫌われる」のでしょうか。それは、一部の非常識な人が行った行動が目立っている為であって、オタク全員が悪いわけではありません。
つまり、「オタク=嫌われる」のではなく「一部の非常識なオタク=嫌われる」のであって、オタクだからと自分を卑下する必要はないのです。
オタク趣味はやめられない…けど、現実の恋もしたい…そんな女性の為に、リアル恋愛とオタク活動を両立させる方法をご紹介したいと思います。
妄想だけじゃないよ!腐女子だって三次元で恋愛します!
「腐女子だからリアルな恋愛はできない」「二股しちゃいけないのと同じだ」そんなこと、誰が言ったのでしょうか。
キャラクターやアイドルに恋する脳と、目の前の男性と恋する脳は、別の部分です。欲張りだ!と思われるかもしれませんが、食事の後にデザートを食べる感覚と同じ、別腹です。
好きな男性キャラクターに対する恋心で得られる素晴らしい感覚もありますし、リアル恋愛で得られる経験もまた人間として成長させてくれるものです。
女子時間と腐女子時間
一つの脳みその中で、違う部分を使って二次元と現実、それぞれ恋しているのに、なぜか「一次元的に考えてしまう」のが女性の脳です。
できないわけではないのですが、男性と比べると切り替えが難しいと言われています。一つの部屋に二人の男性と暮らすのか、別々の部屋に男性を住まわせるのか、という違いです。
これは意識しなければできないことかもしれません。そこで、時間で分けることをおすすめします。日中、外にいる時間は女子、帰宅したら腐女子、というように、スイッチを切り替えましょう。
腐女子は気持ち悪いなんて言うのは誰だ!
よく男性で知識もなしに「オタク女子って引くよな」とか「キモいよな」みたいなことを言う人がいますが、それは何をもって発言しているのでしょうか。
以前、筆者が飲み会で遭遇した男性は、「オタク女子はキモいから嫌いなんだ」と発言していながら、隣に座っていた美人の女性を誘っていて、私は心の中で「その女性もオタクですよ」と呟いたものです。
恐らく多くの男性は、見た目やイメージでオタクを毛嫌いしているだけで、実態をよく理解していないのかもしれません。
やはり類は友を呼ぶ?!オタ趣味を持った男子との交流
同じ趣味、似たような趣味を持つ男性となら、会話も弾みますし、仲良くなるのも早いでしょう。また、それぞれに趣味を持っていれば、適度な距離を保つことができますし、同じ趣味で楽しめるならお互い強力な理解者になれます。
同じ趣味の男子の場合
もし、同じ趣味を持つ男子と付き合ったのなら、一緒に行動してもとても楽しいものとなるでしょう。同じイベントに参加しても気兼ねなく楽しめますし、感覚も似ているので気を使わなくて済みます。
ただし、注意点があります。感覚が似ているからと言って、同じ感覚を持っているわけではありません。小さな違いが目立ちやすくなり、その差を埋めようと相手を責めるようなことにならないようにしましょう。
また、同じ趣味を持ち、同じものに対して応援している中でも、そこに対する情熱は一定ではありません。少し疲れたから休んだり、他のものに気を取られることもあるかと思います。
違う趣味の男子の場合
もし、自分とは違う趣味を持つオタク男子と付き合ったのなら、それぞれの趣味を尊重することができるでしょう。違う世界を持っている彼と一緒にいることで、新しい世界を発見することにもなります。
彼も自分の趣味の時間を必要としますし、自分も趣味に没頭する時間を欲しているので、それぞれの時間を一人で楽しめるというのは、素敵なことです。
また、違う趣味であるが故、お互いに干渉されない、できないということがあり、自分の世界観を守ることができます。長続きするカップルとなるでしょう。
無理をしなくていい関係
お互いが趣味を持っている、ということは、最初からある程度相手を理解できている状態かもしれません。無理をして相手に合わせたり、自分の趣味を隠すなど、気を使わないでありのままの自分を見せることができるでしょう。
それぞれが相手に依存しなくても生きていけるので、理想的なカップルと言えます。ただし、自分の世界に没頭するあまり彼の存在を蔑ろにしたり、自分の価値観を押し付けるようなことがあってはいけません。
趣味を適度に楽しみ、相手との時間も楽しむ、という心構えを忘れずに、恋愛も趣味も楽しむようにしましょう。
好きな男性は非オタ!アクティブ系男子とどう絡んだらいい?
では、オタクでない彼と付き合った場合はどうなるでしょうか。無趣味な男性というのも案外多いもので、特にスポーツが好きな男性は多いようです。
自分にはあまり関係ない世界だと思う反面、オタクじゃない人の世界にも憧れを持つこともあるでしょう。
オタクを隠して付き合う?
自分がオタクであることをひた隠しにして付き合うこともあるでしょう。それも一つの選択です。というのも、趣味をいちいち相手に説明する義務はなく、趣味嗜好はあくまで個人のものだからです。
それを相手に知らせようと、知らせまいと自由なのです。付き合っているからと言って、全てを告知する必要はないのです。
彼がオタクでないのなら、特に自分の趣味の話には触れず付き合うことだって構わないでしょう。ただ、嘘をついて付き合うとなると長く付き合うのは辛いかもしれません。
オタクを理解してもらう
逆に、あえて最初からオタクであることを告白し、理解を求めるという方法もあります。自分はオタクなので、イベントに出かけたり、自分の時間も大切にしたいので、思うように一緒にいることができないかもしれないと予め告白します。
もし彼がそれでも構わない、と許してくれるのなら、気兼ねなく趣味を楽しむことができるでしょう。ただ、彼がいなかった頃と比べると自分の趣味ばかり優先していられないというのも事実。
ノーマル世界=眩しい?
オタク世界に長くいる腐女子にしてみると、そうでない彼氏が生きてきた世界は別世界です。オタク世界がアブノーマルだとすると、非オタク世界はノーマル世界。
アニメもゲームも無関係な世界で生きている人たちは眩しく思えるかもしれません。また、そういう世界の人たちに対して劣等感を抱く腐女子も少なくないでしょう。
ですが、彼の世界を否定してはいけません。あくまで「そういう世界も存在するんだ」と、彼ごと肯定するのがいいでしょう。ノーマル世界の人がオタク文化を否定しても、それは認識の違いから来る誤解です。
ムリは禁物!趣味と恋愛の優先順位を考えてみよう!
オタクは忙しいものです。ただでさえ忙しい日常に、趣味の活動もこなさなければなりません。その上、男性とお付き合いすることになるのですから並の忙しさではないでしょう。
全て完璧にこなす必要はないのですが、自分の為にも計画を立てて、無理のない活動をすることが求められます。
月単位ではなく、年間計画を
その為には、計画を管理することになるのですが、月単位で計画を立てているとどこかで苦しくなります。というのも、アニメやゲーム好きの人には、年数回のビックイベントがありますし、アイドル好きにはコンサートがあります。
これは、毎年そのイベントに向けて照準を合わせ、貯金し、準備するものとなり、いわば「この時の為に力を温存する」とも言えるでしょう。
その他にも小さなイベントや、テレビ番組の録画、オタク仲間との親交を深める親睦会などもあるかと思います。
彼との関係に支障が出ない計画を立て、彼には予告しておくことも大事でしょう。そして、予定を詰めすぎて彼との時間がなくなることも防ぎましょう。
優先順位をつける
あまりに忙しいと、どれか我慢しなければならないこともあります。泣く泣くイベントを諦めなければならないこともあるでしょうし、数ヶ月は彼と会えないということもあるでしょう。
オタクにとって、趣味は命の次に大事、という面もあるかと思います。何においても趣味が一番、もしくは彼が一番、と決めるのではなく、その時その時での優先順位をつけましょう。
仕事が忙しければ、その時は仕事を優先する時期かもしれませんし、彼としばらく会えなかったのであれば彼との時間を優先する時期かもしれません。
バランスが大事なので、今まで趣味が一番の優先順位だったかもしれませんが、柔軟に対応できるように心がけましょう。
オタクは趣味!趣味に没頭する金銭感覚の違いに注意!
自分の趣味がある場合、付き合う男性とは金銭感覚に大きな違いがあると思います。推しているキャラクター・アイドルのCDが出たとします。
観賞用、保管用、実用用・・・などと、一つだけ買って満足とはならない場合があります。
彼がオタク男子ならば理解できる行動ですが、オタク未経験者の彼にしてみれば、どういう意味があるのか、頭がおかしいんじゃないか、と理解できないこともあります。
大なり小なり感覚は違う
しかし、それはオタクの有無に関わらず、大なり小なり金銭感覚は違います。タバコを吸わない人にしてみれば喫煙者がタバコを買うのが勿体無いと思います。
甘いケーキを食べる女性を理解できない男性もいますし、また高い車を買って満足している男性を理解できない女性もいます。
そこで摩擦を起こすことなく「この人はこういう人なんだ」と理解し、理解されることが重要です。もし彼と金銭感覚が大きく違うことに気がついた時は、今気強く説明したほうがいいでしょう。
そして同じく、彼の持っている感覚も否定することなく「そういうものだ」と理解を示すことが大切です。ここでも、お互いを尊重することが重要です。
あくまでも常識的なオタ活をしているかどうか
オタクではない人が、オタクの人に危惧していることは、「常識を外れた行動をすること」だと言います。借金をしてまでグッズを買ったり、仕事もせず実家暮らしなのに趣味を優先したり。
公衆の面前で大声を出したり踊りだすことも常識的ではありませんし、人の話を聞かず自分の話だけすることも非常識かもしれません。
ただ、全てのオタクがそのような非常識な人間ではありません。社会人としてしっかり生きている上で節度を持って趣味を楽しんでいるオタクが大半です。
彼に恥をかかせない
オタクであるから、というのではありませんが、日頃から彼の隣にいる以上、彼に恥をかかせる行動は慎むべきです。
オタクでなくても非常識な人はたくさんいると思いますが、より一層常識的に見えるように振舞いましょう。オタクである前に一人の社会人です。とかく、オタク=非常識と思われがちなのも事実です。
彼にも、自分といることで恥をかくことがない、安心して一緒にいることができる、と思ってもらえるように、人一倍気をつけましょう。
無理やりオタ趣味を押し付けない!
腐女子であることは悪いことではありません。ただ、彼の前でも腐でいるのはいかがなものでしょうか。腐女子を彼に向かって発することで、彼はどのように思うのでしょうか。
例えばボーイズラブ。美男子たちが愛し合うコミックやノベル、ゲームがあるかと思います。これらは、そういう文化として一つのジャンルが確立しています。
ボーイズラブが好きなことはいいのですが、内容がソフトなもの、ハードなものがあると思います。見たり聞いたりすることで喜びが抑えられない場面もあると思いますが、男性はボーイズラブに嫌悪感を持つ人も少なくないのです。
彼との関係に趣味は相容れない
女性としても、男性の見るビデオに嫌悪感を持つ人も少なくないと思います。なぜかと言うと、ほとんどが男性のニーズに応える形で製作されているビデオなので、女性の人格や本質は無視する形で作られています。
ビデオに映し出された女性は、女性本来の姿というより、男性の「こういう女性がいたらいいな」という願望なのです。
それと同じく、ボーイズラブも女性から見て「こんな男性がいたらいいな」という願望で作られたものであり、男性から見れば「そんなの男じゃない!」と思うことも多々あるのです。
このように、男女の認識の違いはもちろんありますが、そこはあえて議論する必要はないように思います。お互いにはそれぞれの趣味嗜好があるので、お互い様です。
ただ、そういう趣味を好きなことはいいのですが、相手が嫌悪感を持つ可能性がある以上、彼との関係に持ち込むことは避けましょう。恋人と言えど、それぞれ一個人ですから、嫌がることはしないことです。
趣味を強要しない
また、自分の趣味がいくら楽しいものであっても、彼に同じ趣味を強要するのもやめましょう。彼が自発的に参加するのはまだしも、無理にすすめるのはいけません。
趣味は自分で楽しむものです。彼も自分の趣味は自分で見つけるでしょう。もし彼が自分と似ている、共通点があるとしても、別々の個人である以上、そこから先に立ち入ることはできません。
お互いが理解のある交際を続けるために・・・
リアル恋愛と、オタク活動を両立させるのは大変難しいです。しかし、実際に両立させている人がいるのも事実です。うまく両立させている人は、どのような点に気をつけているのでしょうか。
それは、オタクに限らないことですが、何にしても偏見を持っていてはお互いを理解するのに弊害があります。
イメージより本質
もし付き合うことになった彼の趣味がギャンブルだとしましょう。ギャンブルはあまりいいイメージがありません。借金をしたり、持っているお金を全部かけてしまうような、金銭感覚が狂うイメージがあります。
けれど、全ての人がそうだということはありません。限られたお金の中で、趣味として楽しんでいる人もたくさんいます。一概に、ギャンブル=悪い、というのは偏見です。
オタクも同じです。何のオタクでも、「のめり込みすぎる」と良くないのであって、趣味として楽しむ分には何も問題ないのです。
何かとイメージで決めつけがちですが、実際その人がどのように楽しんでいるか、という点をよく見てみれば本質が見えてくると思います。
自分の努力だけでは…
何より難しいのは、自分だけが努力してもうまくいかない、ということです。お互いの歩み寄りによって成立するものです。
例え、スポーツ好きな彼の前でオタク趣味を隠して付き合い、彼に好きになってもらおうと努力して好きでもないスポーツのことを一生懸命勉強しても、うまくいかなかったりすることもあります。
彼に合わせすぎてもいけないし、自分の趣味ばかり優先してもいけないようです。そういう面でも、彼との共通点や相性など、理想や条件だけで相手を選ばない姿勢も大切かもしれません。
趣味に打ち込むにも彼の強力なくしてはできませんし、また彼も自分の趣味を認めてもらえることで心の支えにもなるので、よく話し合い、理解しあう作業を重要視しましょう。
恋愛に腐女子かどうかは関係ありません
どうせ腐女子だし、恋愛するのは難しいから諦めちゃおう!と思っていませんか?面倒なことは避けたいところですが、本当にそれでいいのでしょうか?
本当はリアルな恋愛もしたいけど、難しいならしない方がいい、と思っているのではないでしょうか。もし少しでも願望があるのに、何かのせいにして諦めると、後で後悔することになりませんか?
もちろん、自分で選択するものです。誰かに言われたからする、というものでもないでしょう。ただ、腐女子だから諦めるというのは、諦める理由には薄いような気がします。
オタクだから嫌われるわけではない
オタクはモテない、出会いの場所がない。そう思われるのであれば、今はオタク同士で出会う為の婚活・恋活パーティーなどもあります。
男性も同じ趣味、似たような趣味を持つ女性と付き合いたいと思っている人も多いようです。それに、恋人が欲しいのであれば、モテる必要はないと思います。
気の合う男性が見つかればお付き合いに繋がる可能性がありますから、たくさんの男性の注目は集めなくていいのです。
お腹が減っているからと、クリームたっぷりのパンケーキばかり食べていても、実際に体が欲しているのは栄養バランスのとれた食事のはずです。肉も魚も野菜も食べた方が体の為にはいいはずです。
いかがでしたでしょうか。趣味も楽しみ、現実の恋愛も楽しみ、充実した人生を過ごせるよう、是非参考にしてみていただければ幸いです。”