眠れないほど辛い…失恋をして立ち直れない貴女のための処方箋
人を好きになるって素敵な事ですよね?でも、楽しい事や嬉しい事ばかりだったらいいのに、残念ながらそうはいかないのが現実です。人を好きになったと同時に、時には失恋という経験もする事になります。
ですが、これはほとんどの人たちが通る道ではないでしょうか?
失恋の痛みは誰でもあるもの
好きになった相手に自分の想いを受け止めてもらえなかったり、相手には別の好きな人や彼女が居たりで、自分の想いが好きな人に届かない経験は多くの女性が経験していらっしゃると思います。
また、お互い愛し合って付き合っていた彼と喧嘩したり冷められてしまったり、彼に他に好きな 人ができて振られてしまったりなど、自分はまだ彼の事が好きなのに何らかの理由で別れなくてはいけなくなった女性もいらっしゃるでしょう。
相手を好きになった、その分だけ失恋した時の悲しみや苦しみは大きいです。彼の事を好きになって、色々と楽しい事や嬉しい事を考えて幸せに浸っていた時間が、皮肉な事に悲しさ苦しさを抱える時間になってしまうのです。
時には眠れないほど、辛い想いを抱えてしまっている女性もいる事でしょう。そこまで、人を好きになれる事って素敵な事ですし、幸せな事ですよね?
ですから、それだけ泣いたり悲しんだりしてしまうのは、ある程度は仕方がない事だと思います。失恋から立ち直るには個人差 がありますし、短期間で立ち直らなくてはいけないものでもありません。
また、そういった経験も人を成長させる事ができる一つです。たくさん泣いて悲しんだ貴女は、また一つ成長できたといえるでしょう。
しかし、いつまで経ってもそのまま苦しみからずっと解放されないままでいる事は、他でもない自分自身のために良くありませんよね?せっかく素敵な恋をしたのに、その自分まで否定し続けてしまう事になります。
ゆっくりでいいので、少しずつ前を向くようにしていきましょう。
彼の事を考える事を我慢しない
彼の事を考えたり、彼との思い出を思い出す事を我慢しなくていいんです よ。
自分を抑圧しているのは自分
まずは、思いのまま彼との思い出に浸って下さい。失恋すると、彼の事や思い出を忘れてしまいたいのに、思い出してしまって苦しいと感じる事も多いでしょう。
もう自分の想いが届かない相手なのに、自分だけ彼の事を考えるのは虚しい寂しい気がして、自分の彼への想いだけが取り残されて、惨めなように感じてしまうのだと思います。
ですが、更にそれに拍車をかけるように苦しみを助長させているのは、自分が自分を抑圧しているからです。彼の事を考えてはいけない、思い出してはいけないと自分にブレーキをかけているのは自分です。 でも本当は、貴女は彼の事を考えていたいのです。
貴女は彼の事を考える事で、これ以上苦しみたくないと思っているのではないでしょうか。ですが、考えたくないと思えば思う程、彼の事を本当は考えたいという貴女の気持ちを押さえつけている事に気が付いて欲しいのです。
知らない間に、自分で自分を傷つけてしまっていては、失恋の傷も中々癒えてくれないのではないでしょうか。
考えてはいけない思い出してはいけないと考えると、胸がつっかえたように重くなったり、思い出したくないのに頭の片隅にちらついて、かえって変な風にモヤモヤした気持ちを抱えたままになります。
失恋したって相手の事を好きなだけ考えたり、思い出に浸っていたっていいのです。一度は好き になった相手ですから、辛い事や悲しい思い出ばかりじゃありませんよね?
悲しい事ばかり焦点をあてない
自分の想いが届かなかった事や彼と上手くいかなかった事にばかり焦点をあてないで、彼との楽しかった思い出や、彼の事を考えるだけで幸せだった気持ちを思い出してください。
「彼はこういう人だったなあ」
「彼のこういうところが素敵だった」
「そういえば、彼はこういう事を私にしてくれたなあ」
「そうだね、私ってこんなに彼の事好きだったんだ」
「こんなに人を好きになれる自分って、素敵だよね」
「彼とあんな事で喧嘩しちゃったけれど、今思えば彼はこう思っていたのかな あ」
そんな風に、彼の事を考えるのと同時に、彼を好きでいた自分の事も自分で肯定してあげてください。
無理に忘れようとせずに、心に彼との事が浮かんでしまったときは、その時の思い出や気持ちを一つ一つ自分で掘り下げて、考察していくようにしてみてください。
そうやっていくうちに、だんだん彼との事を思い出すのも辛くならなくなっていくと思います。自分の気持ちや考えを整理できてくるので、大分落ち着くようになるのではないでしょうか。
周囲の反応への対応の仕方
貴女の周りの人たちは、失恋して辛い思いをしている貴女を心配しているでしょう。
時には、貴女の家族や友人等、周りの人たちが貴女に彼の事で色々言ってくるかもしれません。
「あんな奴、別れて正解」
「男は彼ばかりじゃないよ、次に行こう」
「彼の事なんて、さっさと忘れなよ」
「貴女にはもっと素敵な人がいるよ」
これもすべて、貴女の事を思い遣っての言葉ですよね。その人はその人の思い遣りの形で、貴女を励まそうとしてくれているのです。ですが、その人達の期待に応えようと、無理やり彼を忘れたり否定しなくてもいいのです。
その人たちの思い遣りに感謝しつつ、貴女は自分が納得するまで彼の事を考えていきましょう。
失恋して辛い気持ちを紛らわせるために、周りに話を聞いて貰う事は良いと思います。人に話を聞いて貰う事で、ため込んでいた気持ちが緩和される事もあります。
しかし、時には話を聞いて貰った相手に自分の考えが否定される事や、納得のいく反応をして貰えない事もあるでしょう。女性は特に、人に自分の話を聞いて貰いたい時は、相手に対して共感して欲しいという気持ちが強いです。
ですから、友人に話してかえって、モヤモヤした気持ちが大きくなったという人も少なくないのではないでしょうか。
失恋に何が正しくて、何が間違っているかなんてありません。人はそれを、自分の生き方や価値観からできる物差しで判断 しています。
ですから、誰かに話を聞いて貰って、あまり気分が晴れないような結果になったとしても、相手の言動に囚われないようにしてください。相手の言動はあくまでも、貴女を想って自分の物差しで判断したものです。
それに貴女の考えや気持ちが反するからと言って、振り回されたり、悩んだり落ち込んだりしないでくださいね。話を聞いて貰った事を相手に感謝だけして、あとはあまり気にしない事です。
理解してくれている一番の存在
そして、話を聞いて貰った相手に自分の気持ちをイマイチ理解して貰えなかった、あるいはそうなる可能性もあるから、あまり誰かに話すのはやめようと思う人もいるでしょ う。
そうなると、結局は誰にも理解されず、この失恋の痛みは一人で抱え込まなくてはいけないんだと、悲観的に捉えてしまいがちになる事があります。自分の失恋の苦しさを、誰にもわかって貰えないと感じると更に苦しみは増すばかりです。
しかし、これは大きな間違いです。貴女の気持ちを誰よりも理解して傍に居てくれている、自分自身というかえがえのない存在があります。 貴女の最大の味方は、自分自身であるという事を忘れないでください。
辛い失恋から立ち直るためには、自分自身の存在を肯定して、自分自身の力を信じてあげてくださいね。
自分の気持ちを優先して良い
友人や周りの人たちが貴女を元気づけようと飲み会や遊びなどに誘って来ても、とてもじゃないけれどそんな気分になれないし、むしろそっとしておいて欲しいと感じる人もいるのではないでしょうか。
それはそれで悪い事ではないと思います。気持ちに余裕のない時に人に会いたくないという気持ちは、周りも理解してくれるのではないでしょうか。
ただ、そこで貴女が、「せっかく私 のために誘ってくれたのに、私って駄目な奴だなあ」などと、罪悪感を持って自分を責めないでください。今は誰かにできるだけ会いたくないという気持ちは、貴女の正直で素直な気持ちです。
自分自身の率直な気持ちを優先させるのは、貴女を癒す事にも繋がりますし、自分の気持ちを認めてあげる事も大切な事です。
そして、周りの誘いを断っても決して一人で悩んでいるとは思わないでください。誘ってくれた人たちは勿論の事、貴女の辛さを知っている人たちは貴女の事を自分たちの思い遣りの形で、想ってくれています。
例え、貴女の失恋の事は知らなくても日頃から貴女を想ってくれている人たちもいるのではないでしょうか。
貴女は常に、たくさんの愛情に包まれている事を感じて欲しいと思います。そうすれば、貴女の傷ついた心を少しでも癒す手助けになるはずです。
音楽やDVD、映画鑑賞で癒す
そして、そんな自分自身を癒すためにも音楽やDVDや映画などを観るのも効果的です。
前向きになれる曲を聴く
音楽には人の心を癒す不思議な力があります。彼との思い出に浸りたいならば、せつない歌詞のバラードなども良いと思います。ただ、せつなさが増して悲しくなったり苦しくなったりするようならば、あまり避けた方が良いかもしれません。
彼との思い出に浸るのは曲がなくてもできる事です から、敢えてそういう曲を聴いて自分のせつない以上の感情の部分を助長させなくてもいいのではないでしょうか。
一番オススメなのは、明るい感じの前向きになれる曲が、失恋に立ち直るには向いていると思います。そういう前向きな歌詞を耳にする事によって、心もそれに影響されるようになるので、自然に気分が前向きな感じになっていきます。
悲しい時にそういう感じの曲を聴く気になれず、抵抗を感じる人もいるでしょう。ですが、例え多少無理をしてでも繰り返し聴いていると、少なくとも悲しみに浸ってしまう事は徐々になくなっていくのではないでしょうか。
あまりオススメしないのが、歌詞も曲調も暗い感じで後ろ向きな歌詞ばかり入って いる曲です。「恨みます」「堕ちていく」など、ドロドロとした男女の愛憎劇を描いたような歌は、失恋の時には繰り返し聴くのは避けたほうがいいでしょう。
貴女が敢えて、悲しい気分に浸りたいのならば、そういう曲や悲しいせつない感じの曲を聴くのも良いと思います。苦しい悲しい感情を感じきって出し切るような、いわばデトックスのような効果になるからです。
しかし、いつまで経ってもその苦しみ悲しみに浸ったままで、抜け出せない人は、貴女自身が苦しい悲しい感情を感じていたいという事になります。
そんなはずはないと思うでしょうが、現に苦しい悲しいと感じているのは自分自身です。他人から「貴女は苦しいんですよ、悲しいんで すよ」と押し付けられて、そうなっているわけではありませんよね?
苦しみや悲しみは嫌だけれども、どうしてもそういう感情になってしまうという人は、結局は多少無理やりでもそこから脱却する選択を自分自身でするしかないのです。
例えその時は、無理やり感に抵抗を感じたとしても、その悲しい苦しいと感じていたいという自分に抗わなくてはいけません。後々、それが自分を苦しい悲しい気持ちから変えてくれたきっかけだったと気づくのではないでしょうか。
ですから、最初は苦しみや悲しみに浸るような曲を聴いていたとしても、そのうち明るい前向きな曲に変えていくようにオススメしたいと思います。
いっぱい泣 いてデトックス
DVDや映画を鑑賞する事も、失恋から立ち直る手助けになってくれるでしょう。
先ほどの音楽のお話と同じように、やはりコメディーやロマンス、ファミリー映画などの比較的心が穏やかになれるようなものや、アクション、ファンタジーやSF映画などの非日常的なもので気を紛らわせるのも良いのではないでしょうか。
DVDや映画鑑賞などでは、悲しいと感じて涙を流すよりも、心が温まったり感動して涙を流して思いっきり泣いて欲しいと思います。日頃から泣くのを我慢するような人には、特にオススメしたいと思います。
思いっきり泣く事も、心のデトックスになるのでぜひいっぱい泣いてくださいね。
やりたい事を始める前に
気を紛らわせるために自分のやりたい事をやると言っても、普段なら積極的に楽しい気分でできるかもしれませんが、失恋した後の気分では中々難しいかもしれませんよね。
いきなり楽しい気分になるためにショッピングをしたり、食欲が出ないのに美味しいものを食べようとするなど、とてもじゃないけれどそんな気分になれないと、感じてしまうかもしれません。
そういう時は、とりあえず何でもいいので体を動かす事から始めるのがオススメです。人間は止まったままですと、色々な事を考えてしまう癖がありますが、動いていると止まっている時ほど思考が定まりません。
ですから 、止まっている時よりも動いている時の方が、苦しいや悲しいなどの嫌な感情に悩まされる事が少なくなります。
例えば、部屋の簡単な掃除をしてみたり、その場でテレビを観ながらストレッチや足踏みをしてみたり、ただ目的もなく外へ出てブラブラ散歩するのも良いと思います。
体をひたすら動かしていると、そのうちお腹が減って来たり、何かをしようという気力が出やすくなります。
掃除をしていたら、部屋が少しすっきりしたように見えて、気分的にも少しすっきりしたように感じたり、ブラブラ散歩していたらショッピングなど、どこかに行こうという気分になるかもしれません。
ですから、最初は楽しまなくては などと思わなくていいので、何でもいいのでまずは体を動かす事からやってみてください。
失恋を癒すのは結局は自分
失恋の痛みから立ち直るために、どう癒していくかは結局は自分にかかっています。
悲しい苦しいままの状態を維持しているのは他ならぬ自分自身で、そしてそれに抗って、そんな自分から脱却するのも自分自身だという事を、心でしっかりと感じて欲しいと思います。
大丈夫、自分で自分を癒す事、失恋から立ち直れる強さを身に付ける事はみんな必ずできるんですよ。自分にそういう力がある事を、確信してください。
貴女の失恋の痛みが少しでも癒される事を願っています。