経済力を決め手にしてホントに大丈夫?後悔しない結婚のために

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「恋愛は結婚とは違う」よく聞く言葉ですよね。確かに、恋愛と結婚で必要な要素は違います。それなら、結婚する相手は冷静に条件を見て見極めるべきだと、みんな思いますね。

そこで重視するのが相手の年収、というのも一般的な意見。実際、一番わかりやすくインパクトのある条件ですし、生きていくのにお金はあるほどいいですよね。だけどそれにあまりとらわれすぎると、長い年月のなかで落とし穴にはまることも…。

家にいる夫を見るのもイヤ!

Aさんは、年収が2000万ほどある一回りほど年上の男性と結婚しました。裕福な生活をさせてくれるし、性格もおだやかで良い夫。外見はどうしても好みではなかったのですが、見た目なんて慣れればどうにかなると、そこは妥協して結婚。

だけど年を重ねるにつれ、夫はどんどん太り、もともと好きではなかった見た目が生理的に受け付けなくなってしまいました。一緒に歩くのも恥ずかしいと思ってしまい、家にいる夫を見るだけで嫌悪感を感じてしまう。

「まだ自分は30歳になったばかりで、綺麗な時期なのにこのまま一生この人と一緒にいて時間を浪費している気がする」

と不満がたまり、日々別れたいという気持ちが募ってしまいます。

夫の年収が半分に…

Bさんの夫は大きな会社に勤めていて、年収も高く安定していると安心して結婚しました。ところが、リーマンショック以来、会社の経営が悪化してボーナスはカット、給料は半分に。

子供も2人いて、家のローンを払うのも苦しい状況になってしまい、主婦だったBさんも仕事を始めました。だけど、年収は半分になっても夫の仕事の忙しさは変らない。

自分も働きだしたので、家事の負担が大きくなるのに夫は分担しようとしない。疲れて不満がたまり、喧嘩がふえて離婚の二文字が頭をよぎります。

お金があるのにケチだった

Cさんの夫は自営業で、年収も1000万を越えていました。ところが、Cさんに渡す毎月の生活費は少なく、ほとんどを自分のために使ってしまいます。

それでいて、自営の仕事を「嫁だから当然」とCさんに無償で手伝わせ、家事への要求も高い。Cさんはほどんど休む暇もなく動くことになり、疲れ果ててしまっています。

「…でも、年収が高いから!」は危険かも

いかがでしょうか?上の三つの例は、いささか極端なケースかもしれませんが、結婚相手を決める時の理由の割合に年収が占める割合が大きいほど、それがなくなってしまったり、他に欠陥が出てきてしまった時に後悔する確率は高いもの。

もちろん、今結婚を考えている相手が「見た目も中身も大好きで、趣味も価値観も合って、尊敬できて、私を心から大事にしてくれて、ライフプランや結婚後の細かいことを話し合ってもピタっと合って、その上ラッキーなことに年収も高いの!」というなら何の問題もありません。

だけど、全てが完璧なことなんてそうそうないもの。結婚を決める上で今、何かひっかかっていることはありませんか?

「こことここがすごく気になる…でも、年収が高いからこの人と結婚したほうがいい」

という感じなら、注意が必要かもしれません。年収を重視するあまり、いざ一緒に生活してみたら大きな問題になってくることを見ないふりしている可能性もあります。

結婚はこの先ずっと続くものだし、解消するのは大変なもの。何かがひっかかっている、という違和感はけっこう大切です。

年収は一旦とっぱらって見て、それがなくてもその人と結婚したいか?ということを考えてみてください。もしそれで迷うようなら、「もったいない」なんて思わずにやめた方がいい場合もあります。

結婚相手は、会社の共同経営者

恋愛は感情だけでもできるけれど、結婚はある意味、会社を共同で経営するようなもの。だから、色んなケースを想定して「その人とならやっていけるか」ということを考える必要があるのです。

相手の経済力は、会社を経営する上での資本金や運転資金。もちろん、あればあるほど経営は楽でしょう。だけど、お互いの経営理念や事業計画が食い違っていたり、どちらかのマネジメント能力が大幅になかったりすると、いくら資金があっても事業は失敗してしまいます。

会社なら、経営がうまくいかない時もあるし、不測の出来事も次々起こるし、子供ができれば簡単に畳んで逃げるわけにもいきません。そんな時、その人とならどうにかできるか?ということが、資金よりも重要になってくるでしょう。

「この人となら」と思う相手がたまたま経済力があったなら、それは幸運なことです。あまりに経済力が不足していると、共同経営者としてはまずいかもしれません。だけど、そこだけを重視するあまり他の事に目をつぶっていないか、よーく考える必要があります。

大きな決断ですから、どうか後悔することのないように。経営がうまくいくようにお祈りしています!(何か違う話のようになってしまいましたが…)

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